インスタグラムでイベントも、アーティストも注目を集める。NYの最新アートフェアレポート

ニューヨークトレンド

Pocket

インスタアンテナ公式ニューヨーク派遣員のReiです。
NYでは様々なアートショーがありますが、今回行って来たのは、”SPRING/BREAK ART SHOW”という最も大きなアートショーの一つです。 このショーは国際的に認められているアートショーで、毎年アーモリーアートウィーク(Armory Art Week)に開催される美術展の一つでもあります。
今回は、インスタグラムとの関係も深い”SPRING/BREAK ART SHOW”についてレポートをお届けします。

目次

1.NY最大のアートフェア「Armory Art Week」


このアーモリーアートウィークというのはニューヨーク最大のアートフェアの一つで毎年開催されています。このフェアは1944年から開始されギャラリーやアーティストの支援をするとともに、20世紀から21世紀の重要とされるアートを集めることを目的としています。 今年はSPRING/BREAK ART SHOWの他にもこの期間中に7つの美術展覧会がニューヨークで開催されました。参加チケットは無料のものから57ドルのものまで、事前予約もあればウォークインのものもあります。

1-1.風変わりな美術展として毎年話題

今年で8度目となるSPRING/BREAK ART SHOWは、ギャラリーが主軸では選ばれないような斬新で風変わりなものがキュレーターによって選ばれ展示されます。そのためギャラリーでは見ることのできない作品を見ることができ、またそのようなアーティストたちが脚光を浴びる場でもあります。

このフェアはブース式のため、一つの会場にたくさんのアーティストが出展でき、それぞれブースの中におもいおもいに作品を展示しています。この写真(上)の反対側にもブースがあり、参加者は歩きながら気になるブースに入って、アーティストの話を聞いたりじっくり作品を楽しむなどしていました。これらの作品は購入も可能で、SPRING/BREAK ART SHOWのホームページからも参加アーティストの作品を見ることができそこからの購入も可能としていました。

1-2.今年のテーマは「Fact and Fiction」


今回のフェアのテーマは”Fact and Fiction”です。 混乱だらけの社会情勢にある今だからこそアーティストたちがそれをどのように表現していくのかを探求するチャンスでもあるということのようです。作品の中にはまさに今の世界情勢を作品としているものや、自分の内面の世界をおとぎ話のようにブースいっぱいに表現しているものなど、まさに現実と物語が織り混ざったようなフェアでした。

1-3.インスタグラマーの存在は自作品の宣伝に不可欠

写真撮影を禁止していた美術館が多かった時代は終わり、写真撮影を解放することで、来場者増や作品の知名度向上の効果が現れている美術館が増えています。 このフェアも例外ではなく、写真映えを意識したブース設営であったり、体験型のインストレーションにすることで口コミをしやすくする仕組みがありました。 会場には、他の美術展ではみることのできない珍しい作風の作品と写真を撮るインスタグラマーたちが多く見受けられました。知名度の欲しいアーティストにとって自分の写真をSNSに上げてくれるインスタグラマーたちは作品を宣伝してくれるありがたい存在です。

作品の中にはまるでフォトブースのようなところもあり、写真を撮ろうとしているとアーティストの方からパネルの猫を渡され、「写真でみるとまるで本物を抱っこしているみたいだから」と嬉しそうに話してくれました。 これもSNS世界の今(Fact)を象徴している作品の一つと感じました。

1-4.ハッシュタグの投稿数は約19,000件

今回で8年目を迎える”SPRING/BREAK ART SHOW”のハッシュタグ#springbreakartshowでは約19,000件の写真が投稿されています。

#タグに投稿されている写真には、その作品のアーティストのインスタグラムアカウントがタグづけされており、アーティストのプロフィールへ飛ぶことでさらに他の作品を閲覧したり、作品づくりの工程を閲覧することができ、アーティストのことをより深く知るきっかけとなっています。
@phaanlove
例えば、こちらのインスタグラマーの投稿には、作者である@phaanloveさんがタグづけられており、すぐに誰の作品かを知ることができます。 また、イベント公式アカウントのタグ付けをしてくれるインスタグラマーも多いのも海外インスタグラマーの特徴です。 この投稿をみたフォロワーが一目で必要な情報を得られるように考慮してタグ付けしているそうです。マメですね。 インスタグラマーの投稿を通して公式アカウントへ誘導されるので、公式アカウントからの情報も届けやすくなっています。

写真へタグづけされていた作者のプロフィールへ遷移すると、彼女の他の作品を閲覧できたり、今回のアートフェアへ向けた準備の様子や、作品が完成するまでの工程を写真やストーリー(ハイライト)で知ることができ、より親近感が湧きます。

2.NYで感じる日本との「インスタグラマー」の違い

日本とアメリカのインスタグラマーを比較すると、まず見えてくるのが文化の違いです。もちろん日本人のすべてに当てはまるものではないのですが、私たち日本人の多くには昔ながらのわびさびの美意識が残っているように感じます。
静かなものや一歩引いた少し控えめなものに美しさを感じるということです。日本におけるインスタ映えというものが自己主張よりも控えめな可愛さにあることが多いのはその表れでもあるかと思います。
一方でアメリカのインスタグラマーはセルフブランディングのためにインスタグラムをフル活用し、男女関係なく自己アピールをSNS上で楽しんでいます。 日本ではインスタグラマーというと、女性を連想しますが、アメリカでは男性のインフルエンサーも多いです。
今回のアートフェアのように、日本人だとインスタグラムに投稿するのをためらうような表現の激しい作品もありますが、多くのインスタグラマーが自分なりの理解と解説を添えて写真をインスタグラムに投稿していました。
何のためにインスタグラムを利用しているのか。周囲との和に重きをおくのか、自己表現の場として利用するのか、その違いが「インスタ映え」の違いに影響しているのではないでしょうか。

Pocket

Instagramを上手に活用するための資料を無料公開!

国内月間アクティブアカウント数が3,300万を突破し、多くの企業が取り組み初めるインスタグラム。インスタグラムの「今」、魅力、活用事例までまとめた「2019年版 インスタグラム活用術」。 インスタグラムにご興味のあるご担当者様必見の資料です!


資料ダウンロードはこちら!

関連記事


mautic is open source marketing automation