色調にこだわったイラストと丁寧なキャプションでコスメ・ファッション情報を届け共感を集める!イラストレーターありめ蛍のInstagram運用法

インスタレポート

Pocket

目次

1. コスメ・ファッションを中心に活動中のイラストレーター、ありめ蛍さんとは?

インスタグラムアカウント:@arime_h

フォロワー数:約6.5万人(2020年1月現在)

ありめ蛍さんは、インスタグラムでコスメやメイクアップ方法、ファッションを中心に投稿しているイラストレーターです。柔らかい色調のイラストと、それぞれの投稿における丁寧なコスメ、またファッション情報で多くのユーザーから人気を集めています。

2. ○○の人と概念化しやすいアカウントづくり

ーーーまずInstagramを始めようと思ったきっかけを教えてください。

Instagramではプロフィール画面にフィード投稿がまとめて表示されるため、他のユーザーに自身のイラストを一覧で見てもらうことができ、これを機に活動の幅を広げることができるのではないかと思ったことがきっかけでした。

Twitterでは見返されることの少ないタイムラインですが、Instagramはフィード投稿全体で世界感を伝えられるため、私たちイラストレーターとも相性が良いと感じています。

ーーーフォロワー数はどのように推移していきましたか?

Instagramアカウントは2年ほど前に開設したのですが、開設後2週間ほどでフォロワー数が100人を超えました。現在は、6.5万人の方にフォローしていただいています。

フォロワーを増加させるには、Instagramではランダムな投稿より、「この人は○○の人」というイメージがパッと分かる投稿の方がフォロワー数が伸びるのではないかと考えました。そのため、投稿に統一感を与えるよう、コスメやファッションのイラスト投稿というコンセプトはぶらさずに、色味や世界観にこだわってきました。

ーーーアカウントにおける統一感や世界観の精緻性は、Instagramユーザーにとってフォローするか否かの判断基準になりますね!

3. イラストとキャプション双方で細やかに説明するコスメレビュー投稿

ーーーInstagramにおけるイラストの制作はどのように行なっていますか?また、作品のポイントを教えてください。

iPad ProとApple Pencilを使用して、フルデジタルで制作しています。使用しているソフトは、CLIP STUDIO PAINT EX for iPad です。

自身のイラストのポイントとしては、コスメの投稿を中心に行なっていますので、アイシャドウのキラキラ感やリップのツヤ感をいかに出すかを意識して描いているところです。また、リップの色味の違いなどは写真を複数投稿にして掲載をすることで、イラストで伝えたい部分を補強しています。

また、化粧品のレビュー投稿ではどうしてもイラストだけでは伝えきれない部分もありますので、そこはキャプションでポイントを表現するようにしています。例えば、「手に取った時のさらっとしている感じ」、「固いもしくは柔らかいテクスチャー」、「甘くバニラのような香り」などはイラストでは表現できないので、しっかり文章で伝えています。

ーーー細かい部分までイラストで表現するとともに、それでも表現しきれない香りやテクスチャーはキャプションで伝えているのですね。実際にフォロワーからのいいねやコメント数が伸びた投稿を教えてください。

実際に使用してみて色味が好みだったリップの投稿は、フォロワーからの反応が良かったですね。

また、ファッションの投稿では、シーズンごとに注目されている流行のアイテムを紹介したものが、リーチ数が伸びやすく多くの方に見ていただけていると感じます。今期で言えば、レオパード柄やチェック柄、白ニットのコーデイラストなどの投稿です!

4. 自身の経験から企画を実現したパーソナルカラー空想コスメ投稿

ーーーコスメのレビュー投稿やファッションのコーデ投稿以外に、何か独自のイラスト投稿はありますか?

「パーソナルカラー空想コスメシリーズ」というイラスト投稿の企画を昨年行いました。

イメージコンサルタントのRANさんが監修された「パーソナルカラー別ニット」を着用させていただいた時に、「パーソナルカラーごとに似合いやすいコスメセットがあったら良いのになあ」と思ったことがきっかけです。そういったコスメセットはまだ市場に出回っていなかったので、自身が欲しい理想のものを描いてみようと考えました。

ーーーご自身の経験をもとに挑戦された企画だったのですね。実際にフォロワーからの反応はいかがでしたか?

フォロワーの方からのこの企画の投稿に対する反響は、予想以上に大きかったです。通常のイラスト以上にたくさんのコメントをいただきました。自分のパーソナルカラーに当てはめて投稿を見ていただき「参考にしています!」とコメントをくださったり、自身のパーソナルカラーが分からない方からも、「この色だったら使いやすそうです」と反応をいただきました。

また、これらのイラストをストーリー上やフィード上でリポストして紹介してくださるフォロワーの方も多く、たくさんの方が私のアカウントを知ってくださる機会にもなりまし

5. 企業コラボに必須条件はアカウントと商材、そしてフォロワーの親和性

ーーーコスメレビュー投稿や独自の企画投稿をきっかけに、企業の方からコラボのご提案も多いのではないかと思いますが、そういったコラボ案件の際に気をつけている点はありますか?

嬉しいことに様々な企業の方からコラボのご提案をいただいています。

その際に案件をお受けするかの判断基準として、「ありめ蛍のアカウントとの親和性、ありめ蛍がやる意味があるものか」、「案件をお受けして描いたイラストに対してフォロワーが興味を示してくれるものか」の2つを置いています。このどちらかが欠けていた場合にはお断りさせていただく場合もあります。

イラストレーターとのコラボを検討している企業の方は、そのイラストレーターの持つアカウントと自社がPRしてもらいたい商材の親和性が高いかをアカウントをじっくり見た上で見極め、お声がけいただけるとありがたいです。

ーーー明確な2つの基準を持つことで、フォロワー優先でコラボ案件をお受けするか否かを決めていらっしゃるのですね。

6. ユーザーとのイメージギャップを埋めるストーリー上のコミュニケーション

ーーーInstagramのストーリーはどのように活用されていますか?

描いている途中の投稿予定のイラストをストーリーにアップしたりアンケート機能や質問機能を利用しフォロワーの方とコミュニケーションを取りながら、そこで集まった声を元にイラストを作成しストーリーで紹介したりしています。

例えば、年代別の「イケてる女子高生」の制服の着こなしをイラスト化する企画は、フォロワーさんのご意見をいただきながら制作を進めました。制服の着こなし方が世代によって細かく変わる中で、その違いを特集したら面白いのではないかと考えたのですが、イラストを描く際に、私のイメージする着こなしが合っているかどうか疑問に思ったので、ストーリー上でアンケートを取りながら、フォロワーさんとイメージのすり合わせをしました。ストーリー上での反響が大きかったので、最終的には、フィードにもまとめて投稿をしました。

また、こういう企画では「自分が楽しんで描く」ことを意識していますね!今後もストーリーでは、フィード投稿より気軽に行える面白い企画を考えていきたいです。

ーーー楽しみにしています!貴重なお話、ありがとうございました。

7. まとめ

コスメ・ファッションに特化したインスタグラムアカウントを運用するイラストレーター、ありめ蛍さんは、投稿画像とキャプションを使い分けることで、フォロワーにコスメの使用感やファッションのポイントを丁寧に説明をしていることが特徴です。加えて、自身の経験に基づいてオリジナルの企画を実施し、フォロワーから強い共感を得ています。現在は市場にまだないけれどあったらいいなと思うような一歩先を行くアイデアを提案することは、アカウントの存在を既存フォロワー以外にも認知してもらえる効果的なきっかけになっていると感じました。

皆さんもぜひ、ありめ蛍さんのInstagram運用の工夫を参考にしてみてはいかがでしょうか?

Pocket

インスタグラムの素材作成サービス資料を無料公開!

国内月間アクティブアカウント数が2,900万を突破し、多くの企業が取り組み初めるインスタグラム。

アカウント運用における世界観の統一、投稿素材をクリエイティブの専門家と一緒に作りませんか?

アカウントの運用担当者様必見の資料です!


資料ダウンロードはこちら!

関連記事