陰で支える双子インスタグラマーが語る”インフルエンサーとは違う活躍の仕方”とは

インスタレポート

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インフルエンサーと企業の付き合い方は、インフルエンサーに商品を投稿PRしてもらうという考えの企業さんが多いのではないでしょうか。

そんな中、一般的なインフルエンサーとは異なった形で企業との付き合い方をしている双子インスタグラマーのアサノさん・かやのさんを独自取材しました。
普段のお仕事内容から一般的なインフルエンサーとの違いや企業との付き合い方までお話を伺いました。

目次

1.アカウント紹介

まずは、アサノさん・かやのさんお二方のアカウント紹介です。

●アサノさん

あさのさんアカウント
@aaasanooo
フォロワー数:1.6万人(2019年5月現在)

●かやのさん

かやのさんアカウント
@kkkyanooo
フォロワー数:6,327人(2019年5月現在)

お二方とも、それぞれピンクと白を基調とし、アカウントの世界観が統一されています。投稿内容はもちろん撮り方まで参考になり、見ているだけで楽しい素敵なアカウントとなっています。

今回は、そんなお二方に普段のお仕事内容からインフルエンサーとは違う企業との付き合い方までまるっとお話をお伺いしました。

2.一般的なインフルエンサーとは違うお仕事内容とは

ーーとても素敵なアカウントとなっていますが、このような世界観を作ったきっかけはありますか?

かやのさん:
アサノの友人である白水桃花さん(@nemuiasaa)というデザイナーさんにお会いし、インスタグラムをフォローしていただいたのがきっかけです。最初は統一感など気にせず投稿していましたが、「桃花さんにフォローしてもらうならおしゃれなアカウントにしなきゃ!」と思い、統一感のあるアカウント作りを意識しました。
桃花さんの「本当はひみつにしておきたいインスタ講座」という記事を読んで参考にしました。

アサノさん:
特にきっかけというものはなく、もともとお仕事にしようと思って投稿しているわけではありませんでした。投稿していくうちに自然と企業さんからDMでお仕事の依頼をいただく機会が増え、世界観がマッチしていると感じてくださっている企業さんから依頼をお受けしています。

ーー普段の業務内容を詳しく教えてください。

アサノさん:
企業インスタグラム運用のお仕事が多いですが、企業さんのご依頼に合わせて写真を納品するお仕事や、イベントの空間ディレクションなどさまざまです。
セットリングブランドのerror404(@err.404.or)のリングセットを組んだり、モデルさんの着用画像の撮影なども行っています。カメラマン兼ディレクションという役割ですね。

▼アクセサリーブランド404のアカウント
404アカウント
@err.404.or.

error404では基本2人で一緒に仕事をしています。カメラのアシスタントを外部に頼む必要もなく、商品の着画はモデルも兼ねているので、お互いに撮りあえるのがとても楽です。

▼実際にお2人で撮影した投稿素材
お仕事の様子

かやのさん:
アサノはコスメや美容系、ファッションジャンルが得意で、私はインテリアやライフスタイル系が得意ジャンルです。最近はオーガニックコスメブランドからのご依頼が多いですね。

2人それぞれのカラーに合った仕事のご依頼をいただくことが多いように感じます。

ーーインフルエンサーは自分のアカウントでタイアップの投稿をするお仕事が多いと思うのですが、お二方のお仕事はアカウントのディレクションやレイアウトを作るようなお仕事の方が多いのはなぜですか?

かやのさん:
もともと、2人ともグラフィックデザインを大学で勉強していて、元々の職種もデザイナーでした。一般的なインフルエンサーさんのようなファンベースの仕事はあまり考えておらず、デザイナーさんや企業の方がやっているように陰で支える方が合っていて長く続くと思い、現在のようなお仕事をしています。

自分が商品を使っていることを投稿する一般的なインフルエンサーさんよりは、企業さんが魅せたいイメージを汲み取って、世界観に合う写真を撮ることが多いです。

ーーなるほどです。インスタグラムを通してのお仕事は、いわゆるニコパチなど”これ使ってます”という投稿が多いイメージなのですが、そういうお仕事はやられたことはありますか?

かやのさん:
はい。企業さんからご依頼頂いたものが自分の世界観に合い、普通に欲しいと感じた商品は上記のようなお仕事も受けることはあります。ただ、数は少ないです。

アサノさん:
ネイルなどの自分の好きなものでしたらお仕事という意識ではなく、単純に使っている投稿はします。

ーー普段のお仕事はお二方から持ちかけるよりも、基本的にDMで依頼されたものを行っている方が多いのでしょうか?

アサノさん:
ありがたいことに、DMでたくさんご依頼していただくので、まだ営業はしたことがないです。いずれは営業もしてみたいと思っています。

ーーたくさんお仕事をいただいているのですね。営業しなくてもいいというのは理想ですよね。インフルエンサーさん同士はつながりがあるイメージですが、お二人のような仕事内容の方々同士ではつながりはありますか?

かやのさん:
インフルエンサーさん同士は自らコミュニティを作ろうというよりも、自然と周りに同じような方が集まっている方が多いみたいです。周辺環境が似ている場合が多く、同じようなジャンルのインフルエンサーさん同士で繋がっているようです。

アサノさん:
一方で、私たちのような同業者同士のコミュニティは人によると思います。
繋がっていた方が仕事がやりやすいという部分はあると思いますが、私たちは特にコミュニティを広げようという活動はしていないです。

ーーPR依頼でのインフルエンサーさんとの関わり方をメインにしている企業の方が多いと思うのですが、お二方のような仕事の仕方をされている方が増えているという印象はありますか?

アサノさん:
もともと少ないわけではないと思います。
ただ、一般的なインフルエンサーさんのようにあまり表に顔を出す人がいないので、知られていない方が多いと思います。

3.スタジオ撮影はカメラマンに、インスタグラムの世界観に合わせた撮影は私たちに

ーー一緒にお仕事をしやすい会社、しにくい会社の条件は何かありますか?

アサノさん:
企業というよりもやはり関わる”人”が一番大事ですね。
ただ、契約内容をしっかりと掲示されない企業さんはあまり信用ができなくて一緒にやりづらいのが正直な意見です。
付き合い方を明示されなかったりすると、仕事相手としては敬遠してしまいます。

かやのさん:
個人の感覚として、同性や同年代が一緒にお仕事をしやすい印象はあります。ちょっとした温度感を共有できる感覚を持っている方が圧倒的にやりやすいです
世界観をしっかりと把握されていない方だとすり合わせがうまくいかず、リテイクが多くなる印象です。

ーー依頼者に作っている世界観のコンセプトを理解されないと、せっかく良い素材を作っても納得していただけないのがやり辛いということですね。

かやのさん:
企業の方はどうしても、商材写真のようなきっちりとした写真に慣れているので、最終的な指示を反映したものがインスタグラムっぽくない写真になってしまうことがあり、もったいなく感じます。

例えば、インスタグラムの文脈だとあまり重要視されていないような製品ロゴの写りなどを重要視しすぎて、結果的にインスタグラムっぽくない仕上がりになることがあります。そういう時はズレを感じてしまうことがありますね。
フリーになる前の会社ではロゴが写っていないと気になる立場だったので相手の気持ちはよくわかります。しかし実際インスタグラムユーザーは、ロゴの写りよりも世界観に合っている写真に惹かれると思うんですよね。

同時に、カメラマンさんの廉価版のような役割になってしまうのが気になります。カメラマンさんと私たちでは得意なことが違うので、きちんとしたスタジオ撮影のような写真はカメラマンさんに、インスタグラムの世界観に合わせたカジュアルな撮影はぜひ私たちにお任せいただきたいです。

4.たくさんの世界観に触れられる楽しさ

ーー現在のお仕事をしていて、楽しさややりがいを感じますか?

アサノさん:
いろんな世界観に触れられたり、新しい世界観にチャレンジできるのは、このお仕事の楽しさだと思います。

また、自分が好きな世界観をお仕事にできるのがとてもやりやすく、その分精度の高い素材を提供できるのはやりがいです。

ーー逆に、今までに苦戦した依頼などはありますか?

アサノさん:
得意な世界観からかけ離れたご依頼は、受けないようにしています!
企業さんもお金の無駄になってしまうし、やるからにはこちらも納得いく素材を提供したいと思っています。

ーー今後、やってみたいお仕事はありますか?

かやのさん:
インスタグラムの中でも、ストーリーズのお仕事は今後増える気がします。
韓国で流行っている「Vlog」のようなものはやってみたいので、動画についても勉強中です!

編集後記

表に出ずに、裏方としてインスタグラムを盛り上げるお二方。
「インフルエンサー」と呼ばれる方とは一味違う企業との付き合い方やご活躍の仕方に、私自身も非常に勉強になりました。
今後も伸び続けるインスタグラム事業に対し、トレンドに合わせた世界観を次々と展開するであろうお二方のご活躍に期待します!

アカウントの世界観作りに悩んでいる企業の方や、若年層に刺さる素材を作りたい方は、ぜひお二方のようなインスタグラマーさんにお任せしてみてはいかがでしょうか?

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