2018年6月にIGTVが実装されてから徐々に企業アカウントによるビジネス活用が増加しています。Instagramから購買に繋げるにはどのような活用方法ができるでしょうか。
今回はIGTVがどのように活用されているのかをアパレルブランド、インフルエンサー、動画メディアの3つの事例からご紹介します。
目次
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1.IGTVの紹介
IGTVとは、Instagramで発信できる長時間の縦型動画のことです。この機能によってInstagramに最高60分間の動画を投稿できるようになりました。また、ストーリーズと違って公開24時間後もストーリーズハイライトの横に表示され、誰でも再生、コメント、いいねができるようになっています。
IGTVの使い方、ルールに関してはこちらの記事で紹介しています。
2.IGTVのメリット
IGTVのメリットは
- 長時間の動画を投稿できる
- 24時間後も消えない
- 動画を静止、巻き戻し、スキップすることができる
- 検索タブにおすすめIGTVを表示する欄が設けられている
- 「おすすめ」「フォロー中」「人気」「履歴」のカテゴリーがある
の4点が挙げられます。どれもInstagramのフィード、ストーリーズでは実現できません。
特に、IGTVだけが動画を静止、巻き戻し、スキップすることができます。例えば、今までレシピ動画を見ていて「もう一回この手順を見たい」と思っても停止できなかったのでまた始めから見る必要がありました。しかし、IGTVでは静止だけでなく、巻き戻しやスキップなど、画面下のシークバーから見たい箇所へ飛ぶことができます。 こうした使い易さからIGTVを閲覧するユーザーは増加しています。
また、新規フォロワー獲得の大きなきっかけとなる検索タブには「おすすめのIGTV動画」と画面右上に大きくIGTVを表示する欄が設けられています。他のフィード投稿と比べ画像のサイズが大きく、ユーザーにアピールするのに有効的でしょう。IGTVを活用することで検索タブに大きく表示させることができエンゲージメントの向上に繋がります。
ユーザーがIGTVにリーチする方法は検索タブだけではありません。IGTV閲覧中に画面を下から上にスワイプ、もしくは「他の動画」をタップすると「おすすめ」「フォロー中」「人気」「履歴」という4つのカテゴリーが表示されます。さらに、虫眼鏡マークをタップするとIGTVを投稿しているユーザーを検索できます。YouTubeのように、次に観る動画をこの中から選ぶことができます。IGTVを閲覧するのはフォロワーだけと思ったら大間違いです。現在IGTVを活用している企業アカウントは少ないのでおすすめ動画に選ばれやすく、多くの新規ユーザーにリーチすることができます。
3.IGTVのビジネス活用事例
インスタアンテナでは過去にHeatherのIGTVドラマをご紹介しました。
ーー参考:「インスタグラムでドラマ配信!アパレルブランド”Heather”の狙いとは」
しかし、まだまだIGTVを活用しているアカウントは少ないです。今回はIGTVを活用しているアパレルブランド、インフルエンサー、動画メディアのアカウントがどのような投稿をしているのかをご紹介します。
3-1.【AKTE】アパレルブランド
アパレルブランドのAKTEではIGTVで商品を多数紹介しています。10分前後の比較的長い動画がほとんどです。動画では着た時の質感、丈感を説明しているだけでなく、店員自ら商品のおすすめポイントや着こなし方を伝授しています。
AKTEのアカウントではIGTVをフィードにも投稿しています。こうすることによって、IGTVを観る習慣のないユーザーにもリーチすることができているのではないでしょうか。
3-2.【ゆうこす】インフルエンサー
インフルエンサーのゆうこすはYouTubeのようにただ動画を投稿するのではなく編集しています。配信しているコンテンツはファンのリクエストに答えているものやグッズ紹介です。縦型のYouTubeのような活用をしています。
3-3.【C CHANNEL】動画メディア
若い女性ユーザーに人気のC CHANNELのアカウントではクイズやあるある、インタビューというIGTV限定のコンテンツを投稿しています。動画の長さは1分から3分のものが多く、手軽で飽きさせない工夫がされています。
4.まとめ
今後ますます注目が予測されるIGTV。まだビジネス活用の事例は少ないですが、ご紹介した3つのアカウントの様に自分のアカウントにあったコンテンツ、長さを考えながら活用するのがコツではないでしょうか。