インスタグラムでドラマ配信!アパレルブランド”Heather”の狙いとは

インスタレポート

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7/17(火)からインスタグラムのストーリーズの新機能”IGTV”にてインスタドラマ「デートまで」を放送するアパレルブランド”Heather”さん。

常に”新しさ”と”一歩先”の情報を提供しているインスタグラムのアカウントの運用方法を取材しました!

目次

1.企業ご紹介

1-1.アパレルブランド”Heather”について

Heatherは、株式会社アダストリアが国内に64店舗展開している“いつまでも遊び心を忘れない前向きな女の子”のためのブランド。ガーリッシュで程よくエッジのきいたアイテムをベースにトレンドをミックスし、等身大のスタイルを提案しています。

1-2.インスタグラムアカウント紹介

インスタグラムアカウント @heather_love_official
投稿2,915件 フォロワー20.3万人(2018年7月現在)
今回はSNS運用を担当しているプレスの坂田さんにお話を伺いました。

2.アカウント運用について

まずは、インスタグラムをどのような目的で、どのように運用されているのか伺いました。

2-1.経緯と現在の体制

ーーインスタグラムを始めたきっかけと目的を教えてください。

坂田さん:
SNSがどんどんトレンドになってきた頃、既存のブランドのファンが今後よりインスタグラムを使っていくのではないかと考え、開設しました。

その第一の目的は情報発信をすることです。新規のお客様に対しての情報と、既存のお客様に対しての情報のバランスは投稿する際に意識して考えています。

既存のお客様に対してはHeatherのインスタグラムのアカウントを見ると新商品やセール情報、新店舗オープン等のHeatherのすべてがわかるようなコンテンツを、そして新規のお客様に対しては面白いアカウントだと思っていただけるようなコンテンツを意識して作成しています。

時期やトレンドによってSNSをどう使うか、SNSでユーザーが何を求めているのかも変わると思うので、時代に合わせた情報を発信し続けます。

ーー現在のアカウント運用体制について教えてください!

坂田さん:
現在は2人で毎日投稿しています。1日の投稿数はタイムラインは3〜6投稿、ストーリーズは10〜20投稿です。2人でインスタグラムとTwitter、オウンドメディア『Heather diary』の確認も含めて毎日数時間かけています。

また、インスタグラムのタイムラインとストーリーズの投稿に対してフォロワーさんから反応をいただいた際は丁寧に返すことを意識しています。DMとコメント上のやりとりをスクリーンショットしてタイムラインやストーリーズに載せてくださるフォロワーさんもいらっしゃるので、インスタグラム上で一対一の接客をしている感覚で丁寧に対応しています。

2-2.Heather diaryとインスタグラムの関わり

ーーHeather diaryについて教えてください!

坂田さん:
ターゲットの女の子の情報収集方法が紙の雑誌からWebメディアに変わりはじめた頃、同じ投資費用でより効果を上げるために雑誌に変わる媒体としてオウンドメディア”Heather diary“を立ち上げました。

将来的にはオウンドメディアという位置づけに留まらせず、一つのライフスタイルメディアとして成長させたいと考えています。ファッションだけだと戦えないと思っているので、シチュエーションに合わせたコーディネートの提案や、モデルの方とコラボ、ライフスタイル提案など、どんどん違ったことに挑戦していく予定です。

3.インスタグラムの投稿コンテンツについて

多くのファンの心を掴むHeatherのインスタグラムアカウントではどのようなコンテンツが展開されているのか、お伺いしました。

3-1.コンテンツの変化

ーーコンテンツで心がけていることは何ですか?

坂田さん:
私自身がSNSが好きでよく利用しています。その中で感じるのは、みんなが同じコンテンツで成功するわけではないことです。なぜかというと、ブランドのアカウントによってフォロワーの層がそれぞれ異なるからです。
大切なのはフォロワーとコンテンツの親和性だと思い、Heatherのフォロワーが求めているコンテンツを作成することを常に意識しています。

「ミーハーな女の子に向けて」がHeatherのブランドコンセプトということもあり、弊社内の26ブランドで見てもHeatherが一番SNSと親和性が高いブランドだとされています。
広告などの作られたものに違和感を持つ世代がターゲット層であるので、”Heather diary”との連動やタレントの起用、公認インフルエンサーと呼んでいるSNS上での人気スタッフの活用などHeatherのアカウントならではのコンテンツを展開しています。

ーー投稿するキャプションやハッシュタグで意識されていることはありますか?

坂田さん:
ある程度のフォーマットは決まっています。無理矢理フォロワーを増やすことは意味がないと思っていますので、その投稿を見た人にとってためになる情報と関連するハッシュタグしかつけていません。

3-2.公認インフルエンサーとの関わり方

ーーHeatherの公認インフルエンサーについて教えてください!

坂田さん:
ありがたいことに、Heatherの服を自分のSNSに投稿してくれる店舗スタッフが多く、その投稿をスクリーンショットして店舗に探しに来るお客様が増加傾向にありました。
このように情報を発信してくれているスタッフに対し、ブランドとしても何かサポートしたいと感じ去年10月に社内で募集しました。現在姉妹ブランドと合わせて24名の公認インフルエンサーがいます。
公認インフルエンサーには”Heather diary”上でまとめ記事を作ったり、新作を一足早く試せる機会を作ったりしています。

Heatherのインスタグラムのアカウントは一つのメディアとして考えているので、より綺麗なもの、一歩先行くもの、一般のアカウントでは真似できないものを意識して発信しています。その中で公認インフルエンサーの投稿が、フォロワーの方の”リアルなものを見たい”という需要にお応えできていればと思い、アカウントのすみ分けをしっかり行なっています。

3-3.ストーリーズの活用方法

ーーいつから活用されていますか?

坂田さん:
ちょうどリンクが貼れるようになった去年の秋頃から積極的に活用しています。インスタグラムは新しい機能が出たらすぐ活用しているので、ストーリーズの機能が追加されてから使っています。

ーー主にどんなことを投稿していますか?

坂田さん:
ストーリーズでは即時性があるもの、具体的には新商品の紹介とプライスダウンと新店舗のオープンの予告を中心に投稿しています。反応はTwitterに似ている感覚があります。また、最近では撮影オフショットなどの動画も多く投稿しています。

ハイライトには基本的に全ての投稿を置いています。その日に見れなかった方ともっと深く見たい方に向けてハイライト機能をフル活用しています。

また7/17(火)からインスタグラムの新機能”IGTV”にてインスタドラマ「デートまで」を放送します。
“前向きな女の子”のためのブランド、というHeatherのブランドコンセプトを具現化した本ドラマは、恋する前向きな女の子を応援するような、“SNSで見る”新感覚の縦型ショートドラマです。ほっこり、胸が温かくなるような純愛ドラマです。是非チェックしてください。

インスタで見る新感覚ドラマ「デートまで」の公開が決定✨✨

7/17(火)からインスタグラムの〝ストーリーズ〟と新機能〝IGTV〟にて毎週火曜・木曜に公開します

ドラマの公開を記念して、Heather diaryにて全7回のスペシャル連載がスタート!! Vol.1は恋に奥手なキイロ役を見事に演じきった森川葵さんのスペシャルインタビューやオフショットを大公開

 記事はヘザーダイアリーで検索

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4.過去のキャンペーン事例

Heatherのインスタグラムアカウントでは、ユーザー参加型のキャンペーンも実施されています。
そこで、過去に実施したキャンペーンの実例とその反響についてお伺いしました。

ーー過去に実施されたキャンペーンの概要を教えてください。

坂田さん:
アカウントフォローと、それに関連する画像にいいねする”いいねプレゼントキャンペーン”を年に複数回実施しています。
今月もIGTVの放送と連動して、7月17日(火)よりSNSで森川葵さんをはじめとする出演者の着用アイテムやサイン入りチェキが当たるプレゼントキャンペーンを開催する予定です。

エンゲージメントを高めて、なるべくたくさんの人にいいねしてもらうことでおすすめ覧に掲載されやすくなり、それによって新規顧客の獲得に繋げています。

ーーキャンペーンを実施しようと考えた理由、きっかけを教えてください。

坂田さん:
もともと、指定の画像投稿というワンクッションがあるだけで、エンゲージメントが下がる傾向がありました。このような、ユーザーに対して優しくないキャンペーンは参加者が少なく結果もよくなかったので、なるべく多くの女の子に無理なく気持ちよくキャンペーンに応募してもらうために”いいねプレゼントキャンペーン”を始めました。

このキャンペーンは参加しやすさもあり、多くの方に参加していただき、結果も良かったです!

5.まとめ

編集部:
常に”新しさ”と”一歩先”の情報を提供しているHeatherのインスタグラムアカウント。
オウンドメディアの運用や公認インフルエンサーの店舗スタッフとの関わり方、ユーザーの心理を考えたキャンペーン事例などは、全てターゲットに寄り添う形で考案されたものでした。

自分たちのアカウントのターゲットが何を好んで何を求めているのか、それが分かれば新たな施策が生まれるのではないでしょうか。

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