【ハロウィン編】ニューヨークで見て・聞いた面白いインスタグラムキャンペーン

ニューヨークトレンド

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インスタアンテナ公式ニューヨーク派遣員のYUKAKOです。
インターネットで検索、レビューを見て購買することが多いアメリカ人にとって、ハロウィンは最もソーシャルメディア上でキャンペーンが盛んになる時期の一つです。
今回はニューヨークの街中で見たり、人から教えてもらったインスタグラム上でのハロウィンキャンペーンを紹介します。日本国内のインスタグラムのキャンペーンとの違いはあるのでしょうか。

目次

1.アメリカ人はGiveaway企画(プレゼント企画)が大好き!

まず、10月のハロウィン商戦の時期に最も目にする企画が#giveawayというプレゼント企画です。主に、商品や割引券、ギフト券などがプレゼントされることが多く、#giveaway企画の中にもいくつか手法があるようなのでそれぞれ紹介します。

Repost + Hashtag + Tag your friends

主催者のアカウントで投稿された画像を自分のタイムラインに投稿(リポスト)し、指定のハッシュタグと、そのキャンペーンに興味のありそうな友達をタグ付けする、という参加方法のキャンペーンです。
「友達のタグ付け」は必須条件に入っていないキャンペーンもありますが、高頻度で必須条件に含むキャンペーンを目にしたので、ピックアップしました。
自分のタイムラインに自作ではない画像を投稿しなければならない、かつ、友達をタグ付けしなければならないので、自由度が低く、少し抵抗を感じてしまう企画に感じます。しかし、意外とアメリカ人はこのようなキャンペーンでも参加しているので驚きです。
たまに、知らない人の投稿に自分がタグ付けされることがありますが、このようなキャンペーンに参加する際にリアルな友達をタグ付けるのは気が引けるので、赤の他人である私をタグ付けしていたのかもしれません。(笑)

応募期間終了後、最もいいね数やコメントが多かった投稿が当選し、商品を得られます。
このようなキャンペーンは#reposttowinというハッシュタグで検索すると見つけることができます。

Theme + Hashtag

日本でもおなじみのキャンペーン手法ですね。主催者のアカウントがお題を出し、ユーザーがお題に沿ったオリジナルの写真を、指定のハッシュタグを付けて投稿する企画です。
#SelfieContest というユーザーの自撮り投稿を促すものや、 #〇〇Challenge という「やってみた」系の投稿を促すものが多いです。
また、主催者アカウントがキャンペーンの参加方法をストーリーズに投稿することで、参加の手順をわかりやすく訴求したり、ユーザーの投稿をストーリーズで紹介することで、キャンペーンの盛り上がりを演出しているアカウントもありました。

ケーススタディ:Sunkissed主催の#Beautytothebeast企画

Sunkissed

例えば、Sunkissedというコスメメーカーでは、現在#Beautytothebeast challengeという企画を開催中です。9月28日〜10月25日の間にハッシュタグ #Beautytothebeast を付けて、インスタグラムにハロウィンメイクを投稿するとSunkissedの化粧品がもらえるというGiveaway企画です。
この企画では、主催者アカウントがSunkissedの商品を使ったサンプル画像を用意し、ユーザーに投稿内容のイメージ共有と、さりげなくSunkissed商品はハロウィンメイクにいかに適切かを訴求しています。

#Beautytothebeast

ハロウィンの時期は、インスタグラム上でメイクアップや仮装について検索する機会が多いため、このようなメイクアップチャレンジはとても相性が良いのではないでしょうか。

2.こんな使い方があったか!バーチャルトリックオアトリート企画

ニューヨークのハロウィンの楽しみ方は、仮装だけではありません。
ハロウィン当日までの、カボチャのランタン作りや、家の装飾も大事なイベントの一つとなっています。
そんなハロウィンDIY勢へ向けたインスタグラムキャンペーンを、2014年に大型スーパーの「Target」が開催し話題になっていたことを知り合いが教えてくれ、とても興味深かったので紹介します。

写真のタグ機能を応用した楽しいハロウィン企画

target

Targetの公式インスタグラムアカウント(https://www.instagram.com/target/
)が、ハロウィンシーズンに突如ハロウィンをテーマにした街並みの絵を投稿し始めました。
それぞれの画像は、真ん中に道路、その左右に家の絵が描かれており、それぞれに「trick(トリック)」または「treat(トリート)」という名前が含まれるタグが付けられています。そのタグをタップすると他のインスタグラムアカウントのプロフィールへ飛ぶというインスタグラムの通常の機能を利用しています。

targetハロウィンキャンペーン

さて、タグをタップすると何が起きるのでしょうか。

Trick=イタズラに使える装飾や仮装の作り方を紹介するプロフィールへ遷移

targetハロウィンキャンペーンtrick

「trick(トリック)」のタグをタップすると、ハロウィンの装飾の作り方を紹介するプロフィールページへそれぞれ遷移します。目玉カチューシャの作り方や、ちょっと変わったパンプキンランタンの作り方、または仮装のアイデアなどを写真で紹介しています。写真で使われている素材や工具は全て「Target」で購入可能な物を使用しています。
子供向けの物から大人向けの物まで様々な商品を紹介していることから、家族向けのプロモーション企画であることがわかります。

Treat=お菓子やハロウィン料理のレシピを紹介するプロフィールへ遷移

targetハロウィンキャンペーンtreat

「treat(トリート)」のタグをタップすると、ハロウィンをテーマにしたお菓子のレシピを紹介するプロフィールページへそれぞれ遷移します。定番のカップケーキの作り方から、スプーキーな目玉キャンディー、デコレーションが参考になるクッキーのレシピなどを紹介しています。
こちらも写真で使用されている材料は全て「Target」で購入可能なため、作りたいレシピが見つかれば、「Target」へ行くと必要な材料を全て揃えることができます。写真にはそれぞれレシピの詳細が書かれており、ハロウィン映えするお皿の盛り付け方まで紹介しています。

ハロウィンを家族で楽しむイベントとして捉えるアメリカの家庭にとって、ハロウィンの準備は、お菓子作り、料理、仮装の準備、家の装飾と大忙しです。ハロウィン準備に追われる中で、必要な材料や素材が作り方と共にわかりやすく・楽しく紹介されていたら、そのまま「Target」でまとめ買いしてしまいますね。

2.ユーザーに受け入れられるキャンペーン設計が重要

現在では、数年前は無かった「ショッピング機能」(https://insta-antenna.com/shop-now/)を使えば、必要な物をインスタグラム上で販売することができるようになりました。
季節に応じたキャンペーンのアイデアに困っている、またはショッピング機能の効果的な使い方がわからない、という方はぜひ参考にしてみてください!

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