リアルタイムに情報を吸収&発信!じゃらんのインスタグラム運用法

インスタレポート

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旅行情報サービス「じゃらん」。
インスタグラムでは旅がしたくなる“きっかけ作り”を行っています。季節感のあるタイムリーな情報を出すためのアカウント運用方法をお伺いしました!

目次

1. じゃらんについて

1-1. 企業紹介

「じゃらん」はリクルートホールディングスが日本で刊行している旅行情報雑誌で、各地の旬な情報を紹介しています。一方、「じゃらんnet」は宿泊予約やアクティビティ予約も可能な旅行サイト。当日予約やじゃらん限定のプランもあります。

1-2. インスタグラムアカウント紹介

公式インスタグラムアカウント:@jalan_net
フォロワー数:2.6万人(2018年4月現在)
運用開始時期:2016年4月

今回は企画統括室編集統括部の横内さんにお話をお伺いしました!

2. 運用経緯と投稿手法

ーーアカウント運用のきっかけを教えてください。

横内さん:
インスタグラムを利用してる若年層へのブランド認知拡大とおでかけ情報の発信を目的に、2016年4月にアカウント運用を開始しました。

ーーどのようなコンテンツを展開されていますか?

横内さん:
最初の1年はじゃらんのキャラクター”にゃらん”写真中心のアカウントとして運用していました。

にゃらんとインスタの相性が良かったことと、もともとにゃらんには多くのファンの方がいることもあり、フォロワー数は1年で1万近くになりました。

現在はにゃらんに加えて、取材で撮ってきた写真や、ハッシュタグで集まった写真もプラスし、旅行に興味を持っていただくきっかけとなるようなコンテンツをたくさん投稿しています。

ーーキャプション作りで心がけていることを教えてください。

横内さん:
旅行情報をしっかり伝えることを心がけています。
その写真がどこで撮影されたか、その撮影場所はどういうところが魅力的か、その撮影場所で開催されているイベント情報など、しっかりと旅行情報を書いた投稿の方がユーザーからの反響が大きいと感じています。

ーー普段はどのようなハッシュタグをつけて投稿していますか?

横内さん:
旅行に行く際、インスタグラムのハッシュタグ検索でその場所を調べるユーザーが多いことから、場所やスポット名やジャンル名のハッシュタグをつけています。

たくさんのハッシュタグをつけて投稿することで、ユーザーが自分の好きなスポットや行きたい場所からじゃらんのアカウントへたどり着くきっかけを作っています。

3. ユーザーを巻き込んだアカウント作り

3-1. 積極的にユーザーの投稿を紹介

ーー最初はどのように投稿を募りましたか?

横内さん:
2017年11月、取材の投稿のキャプションに一文つけたのが最初です。

初めのうちはなかなか集まりませんでしたが、こちらから綺麗な写真撮っている方に直接メッセージをお送りし、弊社のアカウントで紹介させていただいたことがきっかけで投稿数が増え、今現在では約1万件程の投稿が集まっています。

ーーなぜユーザーの投稿を紹介しているのですか?

横内さん:
よりリアルタイムな情報を発信するために、実際行ってきたユーザーの方の投稿写真を使用させて頂いています。

ーー選定の基準を教えてください。

横内さん:
選定の際は、開催中のイベントや、いま見頃を迎えているお花のような、旬・季節感がある写真を意識して投稿しています。

また撮影した場所がはっきり特定できるコンテンツもユーザーのキャプションと共に積極的に紹介させていただいています。

3-2. 丁寧なユーザーとのコミュニケーション

ーー現在投稿へのコメントチェックやユーザー投稿への反応など、どのようにしてコミュニケーションを取っていますか?

横内さん:
投稿に対するコメントに対しては「いいね」をし、DMに来るストーリーズのリアクションには、「ハートボタン」で返しています。

#jalan_travelタグ投稿からの紹介の場合、投稿者からのコメントに対しては、お礼をいれてコメントしています。

3-3. 特徴を生かしたメディアの活用

ーー様々なメディアを活用されていますが、その理由を教えてください。

横内さん:
いろんなところでじゃらんを見ていただけるように複数メディアを活用しています。

インスタグラムの投稿は、全体で世界観を作っています。具体的には季節感とカラーグラデーションを意識し、見てるだけで楽しめるアカウント作りを心がけています。

ストーリーズではよりタイムリーな投稿を意識しています。「猫の日」「富士山の日」「桜前線」などの写真を募集して、その日(例:猫の日なら2月22日)にストーリーズでユーザーの方の写真を掲載しています。

ーーストーリーズはフィードの投稿と比べてユーザーの反応はいかがですか?

横内さん:
ストーリーズは24時間という制限なので、フィードと比べて反応は少ないですが、投稿を始めてからで比べると徐々に反応が増えてきています。具体的にはリアクションやリーチ数、DMでの問い合わせ、#jalan_travelの投稿数などが増えている実感があります。

4. キャンペーン事例

ーー過去に行なったフォトコンテストについてお教えください。

横内さん:
2018年2月15日から3月31日まで「#うちの子お外でハイチーズ」フォトコンテストを開催しました。

 

フォトジェニックな「うちの子」写真の投稿と公式アカウントのフォローをしていただくと、「にゃらん×まる」のオリジナルグッズが当たるというフォトコンテストです。
優秀作品は2018年5月24日発売の雑誌「じゃらん家族旅行」に掲載予定です。

ーー今回の企画の目的について教えてください。

横内さん:
CM放送と同時にコンテストを開催することで、SNSユーザーへの接点も増やし、じゃらんの認知度アップを狙っています。

ーーいま1ヶ月経ちましたが、現時点で実感されている効果などありますか?

横内さん:
このコンテストの「うちの子」は子ども、ペットなんでもOKです。最初は猫と犬の投稿が多く集まりましたが最近はお子さんの写真も増えてきていて、様々な世代のユーザーに参加いただけていると感じています。

5.じゃらんが目指すところとは

ーー今後の目標をお教えください。

横内さん:
よりユーザー参加型のアカウントにしていくことが現在の目標です。
ユーザーとコミュニーケーションをとりつつ、タイムリーな旅行&おでかけ情報を伝えることで「旅行に行きたい!」と思う人を増やしていけるようなアカウントにしたいです。

ーー今後何かインスタグラムでやってみたいことはありますか?

横内さん:
現時点(取材日の時点)ではまだ募集していませんが、直近では桜の投稿を募集したいです。

 
現在は実際に募集を開始しています。

満開の桜の写真はたくさん投稿されますが、桜前線追いかけるように、今どれくらい咲いているのか、日本各地のリアルタイムの桜の開花情報をユーザーから募集しています。

こういった季節感のある情報をみんなで共有しながら作っていく「募集型のコンテンツ」は増やしていきたいと思っています。

6.まとめ

旅行に行く時に参考になるような旅行情報がきちんと記載されているコンテンツを展開。さらに季節感やタイムリーな情報を、ユーザーからの投稿で、リアルタイムに収集&発信しているじゃらんのアカウント。
ユーザーとの積極的なコミュニケーションもインスタグラム運用の上での成功における1つの鍵ではないでしょうか。

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