1年間でフォロワー25000人増!東急ハンズのインスタグラム活用法

インスタレポート

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インスタグラムにおいてもコンテンツを通して様々な“ヒント”を提供している東急ハンズさん。インスタグラムと相性バッチリの商品のインスタグラム運用法について伺いました!

目次

1.ご紹介

1-1.企業ご紹介

『ここはヒントマーケット』をブランドステートメントにする東急ハンズ。日用品、インテリア、生活雑貨、キッチン 用品、パーティグッズまで様々な商品を展開されています。
https://www.tokyu-hands.co.jp

1-2インスタグラムアカウントご紹介

@tokyuhandsinc

開始時期 2016年5月

フォロワー数 約3万人(2017年12月時点)

今回は営業企画部販売促進グループの加藤さんにお話を伺いました!

2.運用目的と投稿手法

2-1.ハンズを日常的に感じてもらうためのインスタグラム

Miyu:
インスタグラムのアカウント運用の目的を教えてください

加藤さん:
ターゲットはなかなか店頭に足を運ばない若年層、特に20代から30代の女性です。ターゲットが特定できるインスタグラムで情報を発信することで、日常的に“東急ハンズ”と接するきっかけになればいいなと思っています。

 

2-2.1年間でフォロワー25000人増!そのわけとは?

Miyu:
2016年5月からアカウント運用を始められて現在のフォロワー数は2.9万人ですが、フォロワー数の増加したタイミングはいつでしたか?

加藤さん:
2016年6月時点では1,700人でした。同年、東急ハンズ40周年のタイミング(2016年11月)で3,000人を超えました。それから週ごとに200、300人と増えるようになりました。

Miyu:
一年で25000人増えたということになりますが、その要因はなんだと考えていますか?

加藤さん:
40周年に合わせて限定イベントや限定商品を掲載しました。『絶対欲しい!!!』と思うコアなファンの心を獲得したことが、フォロワー数の増加につながったのではないでしょうか。

これはトラベラーズノートとコラボレーションした40周年の限定アイテムです。本体のカバーや中身のリフィルでカスタマイズさせ、さまざまな使い方ができることで幅広い年代のファンを獲得しています。この限定商品がきっかけで、東急ハンズのインスタグラムアカウントの認知が広がりました。

また『#東急ハンズ』で検索して、お客様の投稿に “ありがとう”という感謝の気持ちを込めて地道にいいねを押しています。

ハッシュタグ検索をすることでお客様の流行りがわかるだけでなく、次に流行りそうな物事の情報をキャッチすることができます。またイベントに対してのお客様の反応がわかるので、『#東急ハンズ』がついている投稿はよく目を通しています。

Miyu:
公式アカウントから、自分の投稿にいいねが届くとなんだか嬉しい気待ちになるのは私も同じです。加藤さんの“いいね活動”によって、このように感じるユーザーが東急ハンズのファンになり、フォロワー数の急激な増加につながったのではないでしょうか。

3.コンテンツや独自の企画について

3-1.“ハンズらしさ”が伝わるアカウント作り

Miyu:
競合アカウントとの差別化を図るために何か工夫されていることはありますか?

加藤さん:
“ハンズらしさ”を大切にしています。

東急ハンズのブランドステートメントに、“いまのあなたにとっての「ヒント・マーケット」”という言葉があります。その言葉の通り、何かをつくりたい人、はじめたい人にとっての「きっかけ」であり、「発想の一歩目」になるお店作りをしています。

 

このヒントを店頭に足を運んで得るだけでなく、インスタグラムの投稿を見てお客様の何かのきっかけになればいいなと思っています。インスタグラムの投稿を見て『ハンズらしさ』を感じてもらえれば嬉しいです。

実際にアカウントを見てみると、『作ってみた』『やってみた』などの投稿が数多くみられます。このような“ハンズらしさ”を大切にしていることで、様々な商品を取り扱っているにも関わらず、統一感のあるインスタグラムアカウントが実現できているのではないのでしょうか。

3-2.撮り方ではなくアイテム!?いいね数が多い投稿

フォロワーが2万人を超えた時にいいねの数のランキングをアルバムにしたものを実際に見せてくださいました。

加藤さん:
ご覧頂ければわかるように圧倒的に文房具です。特にマスキングテープは全体で4つランクインしています。またミニオンズのチェキを筆頭に、キャラクター商品が人気で、イベントを開催した際に撮ったポインコの写真もいいねを多くいただきました。

Miyu:
加藤さんのお話の通り、キャラクター商品は他の商品の投稿と比べていいね数が多いことは東急ハンズに関わらず言えることだと思います。

キャラクター商品を取り扱っている企業さんは早速投稿することをお勧めします!

またキャラクター商品を取り扱っていない企業さんは、商品と一緒に独自のマスコットやキャラクターを製作し、一緒に撮ってみてはいかがでしょうか?以前『ぬいぐるみの有無で関心度が変わるのか』女子大生30人にアンケートを行いました。その結果ぬいぐるみが一緒に写っている写真の方が、より関心度が増すと回答した人が大半という結果になりました。

(「#ぬい撮り」に学ぶ新たなインスタグラム宣伝方法 http://insta-antenna.com/instagram_nuidori)

もし、素材の力に自信がなくてもちょっとした一工夫次第でユーザーに興味を持ってもらえる投稿になるのでぜひ参考にしてみてください!

4.インスタグラム機能の活用術

4-1.インタグラマーとコラボしたLIVE配信

Miyu:
今後インスタグラムで取り組みたいことは何かありますか?

加藤さん:
Live配信です。公式アカウントでは実施したことはありませんが、有名インスタグラマーさんに店内からLive配信をしてもらったことが2度あります。

1回目は三浦大地さんとのコラボレーション商品の宣伝、2回目はコスメを実際に試しながらの配信です。どちらもユーザーの方からコメントを多数頂き、反響が大きかったです。

Live配信はユーザーとのやりとりがしやすいので、やりとりができるこのようなコンテンツはまさにぴったりだと思います。how to系(どうやって)や商品の紹介系なら相性がいいのかもしれません。

Miyu:
インスタグラマーさんとコラボレーションは通常投稿を含めて行なっていますか?

加藤さん:
通常の投稿やRepostは行なっていませんが、商品をお渡しして投稿していただいたり、イベントに来ていただいたことはあります。インスタグラマーさんが東急ハンズをタグ付けするだけでフォロワーが増えました。

Miyu:
Live配信はどこの企業もまだ積極的にやっていないので、事例が少ないのが現状です。ただ割とインスタグラムはポジティブなユーザーが多いので、炎上リスクは低いと考えられます。まだ実施に踏み切れていない企業さんもこの機会にぜひストーリー投稿を検討されてみてはいかがでしょうか?

4–2.ストーリーを使う利点

Miyu:
ストーリーを活用されていますが、具体的にどのような時に利用されていますか?

加藤さん:
手元に面白いものがあった時にあげています。ストーリーはリンクが貼れるので、HPにコンテンツをあげた時、イベントの告知をする際に活用することが多いです。

 

閲覧数は普段の投稿よりも断然に多いそうです。ストーリーは24hで消えるからこそ、商業性が多いもの(キャンペーン、イベント)や、タイムラインだといやらしさが残ってしまう可能性があるものを投稿することができます。

ストーリーは15秒の動画を投稿することができます。このわずかな限られた時間でどこまでユーザーの心を掴むのかが焦点となります。

東急ハンズさんはストーリーにURLをつけるだけでなく、ストーリー内でもハッシュタグをつけて投稿されていて、商品やイベントに興味を持ったユーザーがそのハッシュタグをタップすると、同じタグがつけられた他のユーザーの投稿を見ることができます。

5.まとめ

東急ハンズのインスタグラムの特徴は、“ハンズらしさ”を大切にされていることだと思います。売り場の声を大切にし、実際に足を運んで撮影されていたり、ハッシュタグ検索のいいね活動などの加藤さんの地道な取り組みが、急激なフォロワー増加とファン獲得につながったのではないでしょうか。

他の企業がまだ取り組みを始めていないLive配信も積極的に取り組まれていて、今後もインスタグラムを生かした新たな企画が期待できそうです。

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