インスタグラムに投稿する際、インスタ映えのために欠かせない撮り方の一つとして「ブツ撮り」が挙げられます。
今回は、そもそも「ブツ撮り」のことをよく分かっていない方や実際の活用方法が分からない方のためにブツ撮りの基本をお教えします。
目次
目次
1.「ブツ撮り」の概要
まず始めに、ブツ撮りをあまり使ったことがない方のために、ブツ撮りの基本的な特徴をお伝えします。
そもそもブツ撮り(物撮り)とは、人物ではなく小物などの商品を撮影することを指します。
最近は、ネットオークションやフリマアプリなどで簡単に物を出品したり購入したりできる時代となりました。そのため、出品する時にいかにユーザーの購入意欲を掻き立てられるような写真を撮るのかが重要となります。
また、出品目的ではなくインスタグラムのフィードを綺麗に見せたいという自己満足だけのために様々なユーザーがブツ撮りを用いるようになりました。
ブツ撮りで大事なのは光と背景?
撮影用に大々的な設備を整えるのはなかなか難しいですよね。一眼カメラではなくても、スマートフォンなどでインスタ映えする写真を撮りたいと思いませんか?
そこで、ブツ撮りを撮影する際に必須のテクニックを2つご紹介します。
この2つのテクニックをマスターして、1人でも多くのユーザーの目に止まる写真を撮影できるようになりましょう。
テクニック1:光
1つ目は光(ライティング)にこだわることです。
ライティングと呼ばれており、ブツ撮りの命と言っても過言ではありません。本格的なブツ撮りの撮影になると、撮影器具のほとんどが光の調節に関連するアイテムになるほどで、光の量や角度によって写真の良し悪しが決まります。
ライティングのポイントは以下の通りです。
- メインのライトは1つにし、商品よりも高い位置に設定する
- 逆光を意識的に使う
- 柔らかい光を作り出す
コンセプトなしに直射してしまうと影が大きく出てしまいます。そこで大切なのが白の背景紙を使って光をバウンズさせることです。白い背景が光を跳ね返し、自然な明るさでクリーンな印象の写真を撮影することが可能になります。
テクニック2:背景・床面
2つ目のインスタ映えのためのブツ撮りのコツは背景や床面にこだわることです。
背景にこだわると言っても、家の壁も床もテーブルも写真映えしない…という方は多いのではないでしょうか。そんな時にオススメするのが100円均一ショップです。
みなさんは、100円均一ショップにカラーボードやリメイクシートが売っているのをご存知でしょうか。リメイクシートのなかには白ベースのものだけではなく、大理石柄やレンガ柄、英字新聞柄などがあり、幅広く用意されています。
また、それらのシートと同じくらい背景として使われているのがベッドシーツです。というのも、インスタ映えしていると言われるブツ撮り写真の中でも特に多いのは白い背景のもので、そこで白いベッドシーツを背景にすることで、シンプル且つおしゃれな写真を撮影できるようになります。
背景と商品のコントラストを考えることで、より商品が際立つ写真が撮れるのではないでしょうか。
2.ブツ撮りの活用方法とおすすめハッシュタグ
次に、ブツ撮りとの相性が良いアイテムについて、それぞれどのように撮影を行うとインスタ映えが狙えるのかを紹介します。
2-1.コスメ、アクセサリー編
被写体が比較的小さいコスメやアクセサリーは、アイテムを散らばせて撮ることでインスタ映えを演出できることがあります。撮影の角度は真上からと斜めからの両方の撮影法が使われることが多く、最近では、ドライフラワーやリボンなどをアクセントとして加えて撮る写真もよく見かけます。
2-2.アパレル編
洋服のブツ撮りは、上の写真のようにその日のコーディネートを1枚の投稿に収めているものが多いです。洋服を広げてしまうと写真に収まりきらないので折りたたむか、あえて洋服の1部だけを写す方もいます。撮影の角度は、真上からの撮影が一般的でしょう。
また、洋服をブツ撮りする際に#置き画くら部というハッシュタグがよく使われています。こちらのハッシュタグを見れば、綺麗に洋服をブツ撮りしているユーザーを見つけることができます。
2-3.食べ物編
真上から食べ物のブツ撮りを撮りたい時は、上の写真のように被写体を中央に置かず、上下左右どちらかに寄せ、あえて料理全体を写さずに撮るのがコツです。
背景は被写体に合わせてランチョンマットを敷いたり、ナイフやフォーク、コップなど小物を添えるのがオススメです!
また、斜めから撮る時は食べ物の特徴的な部分を接写(マクロ撮影)で撮るとシズル感(臨場感)が出せます。上の写真のようにおいしそうに写る角度を探してみてください。
3.まとめ
「ブツ撮り」のノウハウを理解できたでしょうか?全体のポイントは以下の通りです。
- 光と背景にこだわる
- シーツや100円均一ショップなど、身の周りの物を工夫して使う
- 撮影の角度は真上か斜め45度が基本
被写体によって撮影する角度や背景を変えてみることで、インスタ映え写真が誰でも撮影できるようになります。
インスタグラムにおいてより多くのファンを獲得し、エンゲージメントを上げるためにもここで紹介したテクニックを活用してみてはいかがでしょうか。