飲食店における集客のためのインスタグラム活用は「食アカ」がポイント

インスタビジネス活用

Pocket

「食アカ」という言葉を聞いたことはありますか?

食アカとは、食べ物に関する投稿が中心のSNSアカウントのことで、特にインスタグラムにおいては「デリスタグラマー」などとも呼ばれます。
様々な種類の食べ物の写真を投稿するユーザーだけではなく、ラーメンやパンケーキ、かき氷など、ある特定の種類の食べ物に特化して投稿しているユーザーも居ます。

最近では、そのような食アカの投稿を参考に飲食店を決めているユーザーが増えているようです。これは逆に考えると、飲食店側からすれば食アカについて理解をすることで集客に結びつけることができる可能性があることを示唆しています。

そこで、ここではインスタグラムにおける食アカについて、事例とともにご紹介していきます。

目次

1.なぜインスタグラムで飲食店を探すの?

現在、若者を中心にグルメサイトよりもインスタグラムで飲食店を探すユーザーが増えているそうです。
なぜ今時の若者は、インスタグラムを利用して飲食店を探すことが多いのでしょうか。

1-1.人気店がすぐ見つかる!

インスタグラムを活用して飲食店を探すメリットとしては、以下のようなポイントが挙げられます。

  • お店の評価が分かりやすい
  • お店の人気のメニューが分かる
  • お店の雰囲気が分かる

たとえば飲食店を探すときにインスタグラムで検索をすると、多くの人が写真やコメントを投稿しています。特にコメントを見ればそのお店への評価が分かりますし、あるお店に関する投稿を一覧を見ると、どのメニューの投稿数が多いのかを確認することができるので、どのメニューの人気が高いのか、そしてどのメニューがインスタ映えするかという情報が一目瞭然です。
また、自分と好みの合う食アカをフォローしておけば、そのコメントを見てお店選びもしやすくなり、より美味しいお店を見つけることができます。
このように、行ったことのないお店でもインスタグラムを活用することで、どのような雰囲気でどのようなメニューを提供しているお店なのかを事前に知ることができるのです。

1-2.なぜ食アカを持つのか

次は食アカを作ることの目的について考えてみましょう。主に以下のようなものが挙げられます。

  • 食事の記録ができる
  • 共通の食の好みを持つユーザーと情報交換ができる
  • アカウントに特徴を持たせることができる

まず、食アカがあると自分の食記録になるので、今まで何を食べてきたのかがすぐに分かりますし、自分のコメントで何が美味しかったというのがインスタグラムを遡るとすぐに思い出せます。
また、食アカを通して他の食アカとの繋がりも増えるので、お互いに情報交換し合うことで多くの美味しい飲食店を知ることができます。
そしてインスタグラムでファンを獲得するために重要なポイントとしてアカウントの世界観を統一させることが挙げられますが、たとえばラーメンであればラーメンの写真に限定して投稿したり、カフェであればカフェの写真に限定して投稿したりすれば、自然とアカウントの個性を際立たせてファンを獲得しやすくなります。

1-3.保存機能とハッシュタグの活用

インスタグラムにおいては、保存機能とハッシュタグの活用が食アカを理解する上で重要です。

まず保存機能の活用方法として、ただ気になるお店を保存するだけでなく
食アカ活用応用編
このように、場所別に分けることですぐに行きたいお店を探すことができます。そのため、ユーザーによっては気になる飲食店を見つけた時にメモ代わりに保存機能を活用することで、次回どの飲食店に行ってみようかと検討をしているケースがあります。

ハッシュタグに関しては、ユーザーが飲食店をインスタグラムで検索する上でよく使われるものには以下のような例が挙げられます。

#◯◯グルメ
(駅名、場所名などを入れる) ex:#新宿グルメ
#◯◯部(食べ物の名前を入れる) ex:#ハンバーガー部
#◯◯ランチ(駅名、場所名など。ランチはディナー、モーニングにも変更可) ex:#渋谷ランチ

お店のインスタグラムの投稿に、このようなハッシュタグを付けると認知度も上がりやすいでしょう。

2.食アカを意識したインスタグラム運用

インスタグラムにおける食アカ、デリスタグラマーについて理解を深めることで、インスタグラムをマーケティングやプロモーションに活用できる可能性が考えられます。
もっと自分のお店を広めたい、新店舗がオープンすることをもっと宣伝したいという時に、SNSを活用するのはとても効果的です。

2-1.おいしそうな写真を投稿する

飲食店の場合、新店舗オープンの時や、オープンしているけれどインスタグラムのアカウントを開設していないという場合は、まずお店のアカウントを作ってみましょう。

そこで定期的に日替わりメニューやおすすめメニューなどを投稿することで、多くのユーザーにお店を認知してもらうことができます。そこで大切なのが、おいしそうに見える写真を投稿するということです。
その場合、例えばインスタ映えする料理の投稿をしているアカウントの真似をしたり、料理の撮影に特化したカメラアプリなどを使うのもいいでしょう。やはりインスタグラムにおいて、おいしそうな写真、意識的にインスタ映えする写真を投稿することは、ユーザーの興味を持つ引くためにも、かなり大切なことだと言えるでしょう。

また、前述の通りハッシュタグの工夫も重要なポイントです。
店舗の地名や最寄り駅などと絡めたグルメ関連のハッシュタグを取り入れ、露出が増えるよう工夫をしましょう。

2-2.食アカをターゲットに!

さて、アカウントを作ったらやみくもに色々なユーザーをフォローするのではなく、できるだけ食アカを優先的にフォローしてみましょう。食アカを作るユーザーは食に関心がありグルメな人が多いので、自分の知らなかったお店や新店舗オープンの情報などにはとても敏感です。よって、お店を認知して来店して貰える可能性が高いです。
また、食アカを持つユーザーに実際に来店してもらえることで、そのユーザーが自身のインスタグラムにお店の投稿をしてくれる可能性があります。

また、ほかのユーザーの投稿へのいいねも店舗のアカウントの認知拡大には有効です。
やみくもにいいねを押すのではなく、「このユーザーに店舗のことを知って欲しい」と思えるアカウントの投稿にいいねを押すようにしましょう。

3.まとめ

今回はインスタグラムで食アカを作るユーザーの目的や心理、またそれを活かした飲食店の効率的な宣伝方法についてご紹介しました。
ユーザーにとって、何かグルメなものを食べたいとき、人気のメニューを知りたいときなど食アカの活用方法は沢山あります。また、食アカは活用方法によっては自分が経営する飲食店の認知度を上げることができる重要な存在にもなり得ます。

インスタグラムにおけるグルメ情報の流通経路を理解し、マーケティングやプロモーションなどに活用してみてはいかがでしょうか。

Pocket

Instagramを上手に活用するための資料を無料公開!

国内月間アクティブアカウント数が3,300万を突破し、多くの企業が取り組み初めるインスタグラム。インスタグラムの「今」、魅力、活用事例までまとめた「2019年版 インスタグラム活用術」。 インスタグラムにご興味のあるご担当者様必見の資料です!


資料ダウンロードはこちら!

関連記事