2016年8月にインスタグラムに「ストーリーズ」という日常の出来事をリアルタイムに、気軽に発信できる機能が実装されました。
そのストーリーズ機能には、「タイプモード」という文字のみを投稿できる機能や、「GIFスタンプ」という動くスタンプを合成することができる機能など、日々アップデートされています。
最近では通常の投稿よりも注目を集めているストーリーズですが、ストーリーズの機能の一つに「ハイライト」というものがあります。
ハイライトは、活用次第ではさまざまな可能性を秘めています。
今回はインスタグラムを使ってインスタグラム上で何かを宣伝、アピールしたい方向けに、「ストーリーズ」の延長線上の機能であるハイライトの使い方やコツをご紹介していきます。
目次
目次
1.ストーリーズって何?
ストーリーズについてあらためて簡単に紹介をすると、前述の通り通常の投稿とくらべて気軽に日常の出来事を投稿できる機能で、投稿後に24時間で自動的に消去される特徴があります。
フォローしているアカウントのすべてのストーリーズはフィードの上部に並べられ、1つのストーリーズを見終わったら自動的に次のストーリーズが表示されます。
ストーリーズはフィードと違って画面上部の目立つ位置に並んで表示されているため、通常の投稿と比較をすると他のユーザーに見てもらえやすいと言えます。
そこで、たとえばその利点を活かして、ストーリーズに広告を掲載することで高い広告効果を狙う企業も増えてきました。
しかしストーリーズは24時間で消えてしまうという特徴があるので、一定期間継続的に特定のストーリーズを配信し続けることはできません。
2.ハイライト機能って何?
ハイライトは、2017年12月にストーリーズの新機能として追加されました。
「ハイライト」とは、簡単に説明するとストーリーズが24時間経過しても消去されずにプロフィール上に掲載され続ける機能です。
そのメリットについて説明します。
2-1.ストーリーズを永久にプロフィール上で発信できる
ストーリーズは24時間で消えてしまいますが、残しておきたいストーリーズの対して「ハイライト」を使用すれば、手動で消去するまでプロフィール上に載せておくことができます。
そのため、「ストーリーズに載せた投稿ををさらにいろんな人に見せたい」「自分の日常をリアルタイムで伝えたい」などと考えている方は24時間消去されない「ハイライト」を使用してみましょう。
では、ハイライトが表示される場所をご存知でしょうか?
インスタグラムでハイライトが表示される場所はプロフィールの説明がされているすぐ下です。
プロフィールの下という目立つ位置にハイライトを載せれば、トレンド、企業の事をいち早く知ってくれる1つの方法として挙げられるのではないでしょうか?
カテゴリー別で載せることが可能な利点もあり、発信したいことをわかりやすく、分けて載せることも可能になるのです。
2-2.ユーザーの注目を浴びやすいプロフィールにできる
宣伝、広告といったものは印象深いデザインが自然と人目を引くものです。逆に、特徴がないクリエイティブでは興味すらもってもらえません。
ですが「ハイライト」を活用すれば、プロフィールをなにも記載していなかったとしても、プロフィールを華やかにしてくれる効果があります。
また、ハイライトのサムネイル画像なるカバー写真に統一した世界観をもたせれば、プロフィールのオシャレ度もアップします。
特徴的なプロフィール画面を作ることができれば、よりユーザーの印象に残すことができるとも言えます。
3.実際にどのような企業、人が活用しているの?
では実際にどのような企業や個人がハイライトを活用しているのでしょうか。
3-1.NIKE
NIKEはアメリカ合衆国・オレゴン州に本社を置いているスポーツ関連商品を扱う世界的企業。
様々なところに大きな店舗を構え、その知名度は計り知れませんが、そんなNIKEもハイライトを活用しています。
NIKEが実際に掲載しているハイライトは2つ。
その目的としては、商品の宣伝やブランドコンセプトのアピールといったことが考えられます。
出典:NIKE公式インスタグラムより
3-2.TABIPPO
続いてはTABBIPO。
TABIPPOは「若い人たちがもっと旅したくなる、他にはないワクワクする場所」を目指し、旅人や世界一周の経験者が執筆する体験談やストーリー・ノウハウのほかに、旅のきっかけになるニュースや編集部が取材した記事などを掲載しています。
ただ、それだけではなく恋愛、エンタメ、など様々なジャンルのコンテンツも充実しています。旅好きな人にも、そうでない人にも喜ばれるコンテンツが充実しています。
TABIPPOが主にフィードに載せているのは印象的な旅の風景。最近では一般ユーザーからのTABIPPOタグ付け投稿で写真を募集するといった活動もしています。
そんなTABIPPOはハイライト機能をどのように活用しているのでしょうか。
実際に見てみると、ハイライトにはTABIPPOが主催したイベントや、交流があったイベントの活動や振り返りなどを載せており、楽しそうな雰囲気が伝わってきます。
出典:TABIPPO公式アカウントより
3-3.個人の場合
また、ハイライト機能は企業だけではなく、個人レベルでも利用することが出来ます。
たとえば、クリエイターのKEIさんのハイライトは細かくカテゴリー別に分かれています。
カテゴリーに分けて、うまく「自分の生き方をアピール」していたり、世界一周で学んだことや経験を映像にして発信しています。
カテゴリー別にすることでよりプロフィールを見ているユーザーに自分のことをいち早く、
そしてわかりやすく知ってもらうことが可能になるといえます。
出典:KEIさんのインスタグラムより
4.まとめ
さまざまなユーザーが目的に応じて「ハイライト」を活用することで、より多くのファンを獲得しています。
オリジナリティーのあるストーリーズを投稿し、それをプロフィール上のハイライトにもう一度載せることでユーザーの目に留まる確率が上がり、よりそのアカウントへの理解を深めてくれる機会を増やすことができます。
インスタグラムの「ハイライト」機能を、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。