「インスタ映えミュージアム」という新しいビジネスモデル。NYで話題のCandytopiaとは。

ニューヨークトレンド

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MUSEUM OF ICE CREAMの成功を機に、ニューヨークでは様々なインスタ映えミュージアムがオープンしています。(日本には「東京アイスクリームランド」という名称で輸入開催されました。)

今回は、ニューヨークにおけるInstagramトレンドの一つ「インスタ映えミュージアム」について、ニューヨーク派遣員のYUKAKOがお届けします。

目次

インスタ映えミュージアムが話題

英語では、インスタ映えミュージアムのことを”Instagrammable Museum”と呼ぶことがあります。
インスタ映えミュージアムの特徴は、特定のテーマで飾られた館内を歩き周りながら、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の五感で楽しめる体験型であることです。

おとぎ話のような世界観を楽しめる Fairy Island(フェアリーアイランド)や、ニューヨークの街中の色で作られたColor Factory(カラーファクトリー)、そしてニューヨーカーの大好物、ピザの博物館 The Museum of Pizza (ピザミュージアム)など、定期的に様々なテーマのインスタ映えミュージアムが開催されています。

Candytopiaとは

Candytopiaとは、ニューヨークで2018年8月15日にオープンし、2019年1月6日まで開催予定のCandyをテーマにしたインスタ映えミュージアムです。

ーーCandytopia公式WEBサイト(http://www.candytopia.com/

Candy(キャンディー)というと日本では飴を連想しますが、英語では砂糖菓子全般のことを指すので、グミやチョコレートなども含みます。
ですので、Candytopiaでは飴だけでなく色々なお菓子で作られた展示物などを見たり、実際に食べたりして楽しむことができます。

Candytopiaはキャラバン式に開催されており、現在はニューヨークとサンフランシスコのみで開催されていますが、今後ほかの街にも移動していくようです。
チケット代は大人34ドル。サービスフィーや消費税を含めると合計約40ドルします。
日本円でいうと4500円と、安くはありません。(2018年12月12日現在)
私は、「東京アイスクリームランド」に行ったことがあるのですが、ものの5分で周り終わったことがあり、今回、チケット代4500円も払って、果たして料金分を楽しめるのか半信半疑でした。
結論からいうと……すごく楽しかったです!1時間以上滞在しました。

子供も大人も心踊る仕掛けが盛りだくさん

Candytopiaに入ると、Candytopiaの案内人がミュージアムが作られた背景や展示物の説明などを楽しく説明してくれます。時には歌ったり、踊ったり、そして謎解き要素も含みながら遊園地のアトラクションのような楽しさがあります。

インスタ映えミュージアム

また、セクションごとに展示物に関連したお菓子箱が設置されており、自由に食べることができます。

インスタ映えミュージアムお菓子

しばらくすると案内人はいなくなり、自由に館内を周ることができます。セクションごとに滞在できる最大時間が決められていますが(たしか15分間だったと思います)、十分に満喫できます。グミで作られた絵画や、自由の女神などがあるコーナーは砂糖の甘い香りが充満しており食欲がそそられました。

インスタ映えミュージアム内装

天井カメラでインスタ映え!

Candytopiaで一番感動した機能がこの天井カメラです。
Candytopiaの名物であるマシュマロプールですが、プロのカメラマンが撮ったような真上から撮影された写真がどのように撮影されているのか不思議に思っていました。

インスタ映えミュージアム天井カメラ

Candytopiaでは、WEBサイトでメールアドレスを登録すると、自分専用のQRコードを生成することができます。そのQRコードを使って、館内の全ての天井カメラを使ってインスタ映えする写真を無料で撮ることができます。

インスタ映えミュージアムQRコード

天井カメラで撮影するとこのような写真が撮れます。綺麗に真上から撮影されていますね。自撮りや友達との撮り合いでは撮れそうにない構図の写真に、非日常感が加わり、思わず友達に見せたくなります。

インスタ映えミュージアム撮影
インスタ映えミュージアム写真

天井カメラを使う方法は、機械に自分のQRコードをかざすだけです。
QRコードをかざすと10秒のカウントダウンが始まり、10秒後にシャッターが切られます。撮影された写真は即時に自分のメールアドレス宛に送られてくるので、その場でスマートフォンで写真を確認できます。

インスタ映えミュージアム撮影方法
インスタ映えミュージアム天井カメラ撮影

「インスタ映えミュージアム」という新しいビジネスモデル

このような体験型・没入型のインスタ映えミュージアムは、新しい「小売の形」としてニューヨークで注目されています。
ミュージアムの入場料として約40ドルするにも関わらず、週末には売り切れとなる時間帯も多く、また、展示物のいくつかはスポンサー提供のものもあり、スポンサーによって支えられていることもわかります。
インスタ映えブームによって生まれたこの「インスタ映えミュージアム」という新しいビジネスモデルはまだしばらく続きそうです。

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