【インスタレポート】6店舗による共同のアカウント体制!journal standard Furnitureのインスタ運用法!

インスタレポート

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若者からも人気が絶大なインテリアショップ、journal standard Furnitureさん。フォロワー8万人の秘訣は各店舗にアカウントを共有するという独特な運用体制にありました!

目次

1.journal standard Furniture とは?

1-1.企業ご紹介

HP:http://js-furniture.jp/

journal standard FurnitureとACME Furnitureの2つの家具ブランドを運用している(株)ACMEさん。若者から年配の方まで多くの方をファンに持つインテリアの企画や運営をされています。

1-2.インスタグラムアカウントご紹介

インスタグラム公式アカウント:@js_furniture
開始:2014年8月26日
フォロワー:8万1千人

今回はインスタグラム運用を担当している岸川さんにお話を伺いました!

2.インスタグラムの運用について

2-1.インスタの波をキャッチ!いち早くインスタ開設

Haruka:
運用の開始は、多くの企業がインスタグラムを開設し始めた時期よりも早い3年ほど
前ですが、きっかけは何だったのでしょうか?

岸川さん:
それまで、ブランド側からブログやwebを通して発信するのは、どちらかといえば固い告知的な内容や決められたイベントの広告的要素が強かったのですが、お客さんが求めているものはいったい何なのかを見直しました。

そのとき、お客さんは私たちスタッフがおすすめするもの、journal standard Furniture ならではのインテリアコーディネートを見てみたいと思っているのではないかと考えました。

そういった写真で魅せるコンテンツに適しているのはやはりインスタグラムだということがスタッフの中でも話題になり、インスタグラム開設に踏み切りました。

当時2014年は一般ユーザーさんの増加が顕著な頃だったと思います。企業ユーザーさんは今と比べればまだ活発ではなかった印象がありますね。

2-2.店舗同士のライバル意識により相乗効果を生む運用体制

Haruka:
運用体制についてお伺いしたいです。

岸川さん:
私たちは現在全国で、渋谷・吉祥寺・みなとみらい・大阪・福岡・鹿児島の6店舗を運営しているのですが、その中でスタッフに対して共有アカウントとしてインスタグラムのアクセス権を付与しています。そのため、各店舗スタッフが自由なタイミング、自由なコンテンツで投稿できるようになっています。

journal standard Furnitureはインテリアであるのにも関わらず若い方の支持も多く、カジュアルにインテリアを楽しみたいという方が多いと認識しています。

大きなインテリアだけでなく観葉植物や食器なども販売しているので、気軽に訪れる方もかなりいらっしゃいます。普通、家具店となると1か月に1度や3か月に1度くらいの頻度で訪れることが多いと思うのですが、ふらっと立ち寄ってみたり雑貨を覗いたりできるため、私たちのお客さんは毎週お店に来て下さる方もいるんです。

各店舗が1つのアカウントで運用できることは、そのカジュアルな雰囲気を作り出しているのに適していますし、実際にブランドやお店の雰囲気とインスタグラムの雰囲気はマッチングしていると思います。

別のブランドACME Furniture(@acme_furniture)はどちらかというと、ビンテージを求める中高年層の方がファンに多いので、反対にかっこいいという世界観を貫く運用の仕方をしています。

Haruka:
ブランドによって雰囲気づくりに違いがあり、それがインスタグラムの運用にも反映されているのですね!

他に何かこの運用方法でのアドバンテージはありますか?

岸川さん:
店舗同士がライバル意識を抱くことにつながっていると思います。全国6店舗の中で競争心が生まれ、質のよいコンテンツの投稿にも導かれていると感じています。

例えば、1つの店舗が一眼を使うなどとクオリティを求めるようになると、そのほかの店舗も同様に相乗効果で質の良い写真の投稿が始まりました。お互いが意識をすることはこういう意味で良いことだと思っています。

また、各店舗が写真を挙げることでコンテンツは豊富になるので、1日の投稿数は必然的に多くなると思います。
そのことで、ユーザーさんの目につきやすくなりフォロワーさんの増加につながっています。

3.投稿とその効果

3-1.ユーザー反応のいいコンテンツはシーン想像ができるもの!

Haruka:
インスタグラムの投稿の中でどういった写真に対していいねが付きやすい等という実感はありますか?

岸川さん:
journal standard Furniture らしい、ファッションのようなインテリアコーディネートの提案がされたシーンは反応が良いです。

アパレルと違って着用するわけではないインテリアや雑貨等の物を売るので、その日常での使用シーンが想像できるものというのは購買につながると思います。

そういった素材も店舗発信のコンテンツなので、店舗でコーディネートされている写真をあげやすいため、収集が可能になっています。

(実際の渋谷店の様子)

3-2.実店舗での販促効果は?

Haruka:
インスタグラムでのインテリア商品の紹介は販促につながっていると感じられますか?

岸川さん:
そうですね。ある程度は販促につながっているのではないかと思います。

一度、観葉植物や小物などを大きめの家具よりも多く投稿していたときに、家具の売り上げが落ちたんです。

このことによって、インスタグラムでの宣伝は実際の店舗での反響が多いということが分かりました。

実際、店舗でもインスタグラムの写真を見せて要望してくださるお客さんもいらっしゃいます。

3-3.今後の目標はフォトコンテストの開催!

Haruka:
インスタグラムにおいて今後取り組みたいことはありますか?

岸川さん:
フォトコンテストなどのキャンペーンを開催したいですね!

インテリアのスタイリングは今とても人気なので、ユーザーさんを巻き込んで挑戦できればと思っています。

人気のインテリアスタイリングを行うユーザーさんは非常にインスタグラム上で多いと感じています。
そのような人たちが実際の使用シーンを撮影しフォトコンテストを通じ発信してくだれば、そのインスタグラマーさんを通して私たちのブランドのファンの拡大にも繋がります。

4.ACME Furnitureさんご紹介

journal standard Furnitureさんに並ぶ二大看板となるこちらのブランドのインスタグラムアカウントでは、かっこよさにこだわり抜いた運用がされています。

例えば、キャプションも必要最低限の価格と品番だけに抑え、世界観を統一を図っています。
先ほども述べたようにこちらのブランドはjournal standard furnitureに比べファン層の年齢が高めなので、その層に合わせた運用になっています。

また、もう一つ@acme_vintageというアカウントも持っているのですが、こちらでは年に4回アメリカに買い付けにビンテージ品を販売開始前に投稿するための専用アカウントです。

入荷する度に過去の投稿は消しており、投稿を通し取り置き依頼やお問合せをいただくことが多いです。

完全にこちらはアクメのビンテージ品を求めているファンの人たちに向けてのアカウントでフォロワー拡大のつもりもありません。ファンの方たちに向けての情報発信という役割です。

5.まとめ

journal standard Furnitureさんのインスタグラムでは、やはり独特な運用体制に目を引きました。店舗スタッフとアクセス権を共有するということは難しそうにも思えますが、店舗ごとの対抗意識が芽生え投稿の質が向上し実店舗での売り上げが促進されますし、投稿素材も店舗のコーディネートにあるために差異が出て、加えて投稿件数も多くなるためフォロワー拡大にも繋がります。このような新しい運用方法も魅力的に思えました!

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運用にリソースを取られるのはもう終わり。
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