minneのインスタグラム活用法!ファンを巻き込む秘訣はハッシュタグ?

インスタレポート

Pocket

若い女性から圧倒的な人気を誇るハンドメイドマーケット「minne(ミンネ)」さん。インスタグラムでも様々なキャンペーンを実施しており、注目すべきminneさんに、その人気の秘訣を伺ってきました!

目次

1.minneとは?

1-1.サービスをご紹介

 

GMOペパボさんが運営する「minne」は、アクセサリーや雑貨、家具、食品など、様々なハンドメイドアイテムを誰でも簡単に販売・展示・購入できるマーケットです。作家さんの活躍の場を広げ、さらに作家さんとお客さんの出会いを創出しています。


HP   https://minne.com/

1-2.インスタグラムアカウントご紹介


インスタグラム公式アカウント:@minne_official
開始:2015年1月21日
フォロワー数:8.47万人(2017年5月現在)
今回はminneのSNSを運用している担当の社長室 マネージャー 杉山さんにお話を伺ってきました!

2.インスタグラムの運用について

2-1.インスタ開始のきっかけはハンドメイド作品とのマッチング!

Haruka:
アカウント運用の体制ときっかけについてお伺いしたいです。

minne:(杉山)
運用は現在2人体制で行っています。

開始しようと考えたきっかけは、minneのスタッフがインスタグラムを好きだったということに加え、作家さんの作品写真を紹介するのにぴったりだと感じたからです。

「minne」はインターネットでの作品販売サービスですので、作品写真はとても重要です。写真が上手な作家さんもたくさんいらっしゃって、多くの方に作品をしっていただくツールとしてインスタグラムはピッタリだとおもいました。

2-2.作家さんの支援がコンセプト

Haruka:
インスタグラム運用の目的とはなんなのでしょうか?

minne:
minneに出品いただいている作家さんの作品を、より多くの方に届けたいというのが一番の目的です。

あとは、minneのイベントやキャンペーンの告知といったプロモーション目的でも使用しています。

Haruka:
イベントなどの告知では効果を感じていらっしゃいますか。

minne:
「minneのハンドメイドマーケット2017」の告知では、チケットの販売云々を効果として測定しているのではなく、フォロー数の伸びや、いいね数の変動を見ている感じです。

2-3.フォロワーの増加から見るminneの特色

Haruka:
フォロワーは現在およそ8.4万人いらっしゃいますが、どの段階で増加してきたのでしょうか?

minne:
始めてすぐに多くの方にフォロー頂いたという印象があります。

当初おそらく1日1,000単位でフォロワーが増えていたと思います。

理由として考えられるのは、インスタグラムを利用している作家さんが元々多かったのだと予測しています。Twitterで告知をしてインスタグラムへ誘導したこともありますが、フォロワーが増えやすい環境にあったといえるでしょう。

3.投稿手法について

3-1.バリエーション豊富なコンテンツの秘密とは?

Haruka:
コンテンツはどのように集めていらっしゃいますか?

minne:
コンテンツは、作家さん自身が撮ったminneのギャラリーページに掲載されている写真minneで撮った写真の半々くらいですね。

その中でも、インスタグラムで紹介する写真は特に時間をかけていると思います。

(取材当日も撮影をされていました!)
Haruka:
一般的にUGCの方がユーザーさんとの投稿と馴染みやすく効果は高いといわれています。何かその部分で感じられるところはありますか?

minne:
撮り下ろしたものはいいね数も多く認知拡大にはよいのですが浸透まで少し時間がかかりますね。作品訴求の方が、反応が早いと思います。

Haruka:
例えばどのようなコンテンツの写真がウケるのでしょうか?

minne:
利用シーンが想像できるものはいいね数が多いように感じます。パッと見、写真全体に世界観があり、作っている背景が見えたりするもの、こうやって楽しんで使ってほしいということが伝わったりするものはウケる傾向にありますね。

Haruka:
ほかにインスタグラムで反応がよい、相性がよいと思うコンテンツはありますか?

minne:
そうですね。例えば、最近は「食べ物」の反応が良いですね。

2月にminneのスタッフ間でお菓子をシェアする「わけわけバレンタイン パーティー(https://www.instagram.com/p/BQfUJXYBHg3/ )」をインスタグラムで行いました。

「minne」で注文した沢山のお菓子をminneのスタッフで「わけわけ」した投稿なのですが、運営者の私たちも「minne」の作品で楽しんでいることが伝えられたと思います。人を見せるのではなく、作品の持つ世界を届けるということが根底にあります。

3-2.作家さんの魅力を発信するキャプション、ハッシュタグとは?

Haruka:
キャプションについて何か意識していることはありますか?

minne:
作品の背景や作家さんの想い、皆さんがあまり知らない作品についての裏側を届けることを意識しています。

パッと見てどれくらい時間がかかって制作されていて、どんな想いが込められているかは写真ではわかりづらいので、それをキャプションで補うようにしています。

Haruka:
ハッシュタグはどんなものをつけるようにしているのでしょうか?

minne:
ハッシュタグは#ミンネ#minneという簡潔なものとその作品にまつわるキーワード、そしてハッシュタグキャンペーンも多くしているので、その場合は指定のハッシュタグを付けています。

ハッシュタグを通して「minne」を知ってもらえるきっかけを作り、その中でハンドメイドの魅力をお伝えできればと思っています。

3-3.インスタはユーザーさんとのコミュニケーションの場!

Haruka:
フォロワーさんとのコミュニケーションについて伺いたいです。投稿につくコメントにはご返答をされていますか?

minne:
その都度返信をすることはできていませんが、コメントにいいねをつけて読んでいることをお伝えしています。

先日「minne」が5周年を迎えたのですが、そのときスタッフみんなでケーキを買い、お祝いをした写真を投稿しました。

そこに「おめでとうございます」や「minneさんのおかげで作家生活が楽しくなりました」というコメントをたくさんいただいて、とても嬉しかったですね!

プラットフォームの提供なのでなかなかコミュニケーションがとりづらい部分はありますが、インスタグラムを通してコミュニケーションできているように感じます。『minneさん』という人格が1つ存在しているような感覚を得ましたね。

3-4.作家さんのファンを増やす工夫

Haruka:
何か独自の取り組みや気にしていることはありますか?

minne:
気にしていることとしては作家さんの紹介をしているので、紹介後にその作家さんのフォロワー数が増えたのかをチェックしています。

そのためにも紹介する際に作家さんのタグ付けを必ず行っています。

実際に反響はあるみたいでうれしいですね。

また、一方で作家さんもminneで紹介されたことを自身のインスタグラムにリポスト投稿し、コメントをくださるので、minneのフォロワー数を伸ばす流入源にもなっていると考えています。

minne側は、コンテンツを提供していただいている立場なので、そこでプラットフォームを通じて作家さんにお返しできればと思っているのです。

Haruka:
なるほど。プラットフォームを通じて作家さんにお返しをするという目的とつながりますね!気になっている他のアカウントはありますか?

minne:
気になっているアカウントは、個人的には土屋鞄製造所さん(@tsuchiya_kaban)。作り手側の背景がしっかり見えるということがこちらのアカウントの特徴なので気になりますね。

4.minneの開催するキャンペーンの特長

4-1.現在実施中『プロフ見てミンネ』とは?

Haruka:
minneさんの現在行われているキャンペーンについてお伺いしたいです。

minne:
現在実施中のハッシュタグキャンペーンは、#プロフ見てミンネというものです。
minneの作家さんにこのハッシュタグをつけて作品の写真を投稿していただき、その中からminneのアカウントでご紹介しています。

これも、作家さんの作品を世の中に発信するというコンセプトでハッシュタグを使って作家さんをキャッチアップするという意味で行っています。

ハッシュタグ自体を見てもらうと、minneの中の作品が一覧になって見ることができるので、それもアドバンテージになるのではないかと思っています。

今1万件くらい投稿されているのですが、作家さん自身、作品を広めるためにインスタグラムを積極的に活用されていることを実感できますし、ハッシュタグをきっかけに新しい作家さんと出会えるんです。

4-2.過去開催好評の『うちの子つくってにゃん』とは?

Haruka:
他にも過去に開催したキャンペーンで特徴的なものはなにかありますか?

minne:
2月22日の「猫の日」にちなみ、ハッシュタグで『#うちの子作ってにゃん』をつけ、猫の写真を投稿してもらいました。

投稿いただいた中から4匹の猫ちゃんを選ばせていただき、「minne」の作家さんに作品として作ってもらい、その作品とともにケニア・ドイさん(猫写真カメラマン)に猫ちゃんと作品の写真を撮ってもらうというものを開催しました。

みんなが参加できるキャンペーンで、インスタグラムの猫トレンドをキャッチしたものです。


Twitterとインスタグラムを合わせておよそ2800件の応募がありましたが、私たちが驚いたのは、それぞれの媒体で半々くらいの応募件数だったことです。前はもっと、Twitterの反応が多い印象でしたが、インスタグラムが追い付いてきたという感じがします。インスタグラムは写真投稿がメインのSNSということもあり、写真のクオリティが高かったように感じます。

4-3.キャンペーンの目標と効果

Haruka:
キャンペーンごとに目標を立てていますか?

minne:
そうですね。いいね数や流通額などで目標を立てています

Haruka:
キャンペーンを開催したことで流通額などに影響はありますか?

minne:
流通額は複合的なので、はっきりとは把握できませんが、キャンペーンをやることでインパクトは確実にあると思います。

5.minnneのインスタの今後の目標とは?

Haruka:
今後なにかやってみたいことはありますか?

minne:
動画やストーリーの配信はまだできていないので、これからストーリーを活用しようと計画しています。

ライブ配信ももっと活用したいと思っています。フォロワーさんには作家さんが多いので、ワークショップの様子などを配信できるのは相性がいいのではないかと感じています。作品ができるまでの制作過程や、作品の背景を載せることにもストーリーは適していると思うので、そういった利用を増やしていきたいです。作家さんと連携して撮影にいかせていただくようにもしたいですね。

6.まとめ

minneさんのインスタグラムの特長はなんといっても、作家さんとのつながりにあると思います。インスタグラムが作家さんとのコミュニケーションの場になるとともに、ハッシュタグから「minne」というブランドを認知してもらう入口へとなっていること、そしてハンドメイド作家さんのインスタグラムからも「minne」へのインスタグラムへの誘導ができるという流れがあります。

ハッシュタグキャンペーンを定期的に実施していることで作家さんや購入者の方との接触も多いようです。今回の取材後に早速ストーリーを活用されており、今後も動画での作品の背景の配信などが気になるところです。

Pocket

運用にリソースを取られるのはもう終わり。
Instagramアカウント運用代行

素材作成、キャプション入力、効果測定、コメント返し……インスタグラムのアカウント運用はとにかく労力がかかります。様々な業界のアカウントに触れ、インスタグラムマーケティングに精通した弊社に、面倒な作業を丸々任せてみませんか?運用方針の策定から日々の投稿の改善まで、あなたの目指すアカウント作りをサポート致します。


詳細を見る

関連記事