【インスタレポート】親近感を沸かせる投稿とリアルイベントの開催で大人気!葉山町のインスタグラム活用法

インスタレポート

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葉山女子旅など観光スポットとして注目を集めている葉山町。そのインスタグラムを覗いてみればフォトジェニックな写真が集まり、#葉山歩き のハッシュタグもおよそ3万件見られます。今回はその運用法について伺いました!

目次

1.ご紹介

1-1.葉山町ご紹介

神奈川県三浦半島西部に位置し、森戸海岸をはじめとする海や深い山々が魅力の地域です。
温暖で過ごしやすい葉山町は天気の良い日には富士山を眺めることができ、多くの人々が訪れています。

(HP: http://www.town.hayama.lg.jp

1-2.インスタグラムアカウントご紹介

公式インスタグラムアカウント:@hayama_official
開始時期:2015年6月17日
フォロワー数:約16,000人(2017年11月現在)

今回はインスタグラムの運用を担当している高野さんにお話を伺いました!

2.経緯と投稿手法

2-1.若者のイベントへのコミットメントを促進

Haruka:
インスタグラムのアカウントを開設したのは2年以上前と早い段階ですが、何かきっかけはありましたか。

高野さん:
その当時、私は広報紙担当5年目だったのですが、葉山町主催のイベントに若者の参加が少ないことなどを通し、若い人に情報が行き届いていない実情を感じていました

そんな時、新規採用として同係に配属された笠井から、「同世代はSNSを利用し情報収集をしている」ということを聞きました。その中でも特に、広報担当として撮影した写真のストックを活用できるインスタグラムを使って、情報発信ができないかと考えました。

Haruka:
インスタグラムを運用する目的を教えてください。

高野さん:
写真を通し、町の魅力を発信することが大きな目的です。

立ち上げ当初は、その目的におけるターゲットとして、インスタグラムの主な利用層でもある10代~30代の町民はじめ、町外在住者を認識していました。

しかし、現在ではインスタグラムにおける利用者の年齢層も幅広くなっているため、「葉山が好きな人」、「写真が好きな人」に向けて情報を発信しています。

2-2.フォロワー増加のきっかけは?

Haruka:
フォロワー数は16,000人以上と他の自治体と比べるとかなり多い印象ですが、どのように増加してきたのでしょうか。

高野さん:
フォロワーを増加させるために、アカウント開設当初は公式アカウントの存在をしっていただくため、ハッシュタグ#葉山 や位置情報が葉山町内になっている投稿全てにいいね!を押していきました。

また、参加型のイベントを作ることでインスタグラムユーザーとコミュニケーションを図ることを目的に、ハッシュタグ#葉山歩き という新しいキーワードで投稿を呼びかけました。その中から毎月テーマを設けて50枚を厳選し、町役場や葉山マリーナで写真展を開催しました。

また、1日1投稿以上を原則として18時から19時までの通勤通学時間帯に合わせ、こまめに投稿を行い、ユーザーに毎日インスタグラムを見ていただけるような工夫をしています。

このような取り組みから徐々にフォロワー数は増加していきましたが、一番大きく伸びたのは、平成29年4月5日に毎日新聞に取り上げられたことがきっかけです。(https://mainichi.jp/articles/20170406/k00/00m/040/093000c

その記事がヤフーニュースのトップに掲載され、ネット上で拡散されたこともあり、約1か月で3000フォロワーほど増加しました。

現在も、ひと月に200程度フォロワーは継続的に増加しています。

2-3.親近感をわかせるキャプション、ハッシュタグづくり

Haruka:
キャプションやハッシュタグについて何か意識していることはございますか。

高野さん:
他のフォロワーの投稿に紛れても違和感のないようにするため、親近感を持ってもらえる文体で投稿することを心がけています。

ハッシュタグに関しては、先程も少しお話しましたが、運用当初から「葉山の魅力だと思う写真に#葉山歩き をつけて投稿してください」と呼びかけており、葉山町の公式アカウントでもハッシュタグ付けを行っています。

このような投稿を募集している理由としては、わたしたちが魅力だと思って発信しているものと皆さんの間にギャップがないか確認し、また、皆さんが魅力だと思うものを知るために集めています。


現在は約3万枚ものハッシュタグ#葉山歩き のついた写真が見られます。

Haruka:
ハッシュタグでは作文風につけられているという特徴がありますが、その理由は何ですか。

高野さん:
作文のようにつけているのも、インスタグラムのユーザーさんに親しみをおぼえてもらうためです。

Haruka:
たしかに、渡辺直美さんのインスタグラムが話題になり流行を生んだハッシュタグ作文ですが、オシャレすぎる投稿などに対して反感を買ってしまわないようにするため、ハッシュタグの部分に本音やツッコミを入れて全体としてのバランスをとるという役割があるようです。

葉山町の写真も非常に綺麗でオシャレなものが多いですから、ハッシュタグやキャプションにより親近感を生み出せているのではないかと感じます。

3.コンテンツとオフ会

3-1.くらしの雰囲気を発信

Haruka:
投稿に使用されている写真は非常に質の高いものが多いですが、何か写真を選定する上で気にされていることはございますか。

高野さん:
いわゆる皆さんからも知名度の高い観光地ではなく、住んでいる人にしか分からないような町の雰囲気を伝えられるよう気をつけています

インスタグラムはいいね!やコメント数でその写真のエンゲージメントが図れることが利点です。その中でも、海に落ちる夕日や透明度の高い海の写真にいいね!が多くつく傾向にあります。

また、ドローン撮影についても人気が高く、特に海外ユーザーからのいいね!をたくさんいただいています。

ほとんどがインスタグラム用に撮影したもので、時々、インスタグラム上で反応の良かった写真を広報紙などに掲載しています。

3-2.オフ会開催で情報交換を

Haruka:
過去4回オフ会の開催をされていますが、概要を伺いたいです。

高野さん:
初回は2年前の9月に葉山町役場にて行いました。これはフォロワーを増やすために行ったもので、町内イベントと同日で隣接する場所で開催しました。ハッシュタグ#葉山歩き をつけて数多くの投稿をしている6人をゲストに呼び、一般参加者約30人の前で、投稿の工夫や撮影の技術、葉山町の写真スポットなどについて発表をしていただきました。

このオフ会では、目的としていたフォロワーの増加はもちろんのこと、インスタグラムに関する情報共有を参加者間ですることで、公式アカウントの質の向上につながりました。

2回目は初回からおよそ1年後の2016年8月に葉山マリーナにて、フォロワー同士の情報交換を主たる目的として行いました。

インスタグラム上でユーザーの方に問いかける形で参加したいオフ会を4つの選択肢の中から選んでもらいました。

この時から、参加者で葉山町内を巡る「写真撮影会」も同時に開催しています。町内事業者から飲食物の提供を受け、葉山の魅力を写真と食でお伝えしました。

3回目は、今年3月にしおさい公園にて、情報発信に関する協定締結をしたパナソニック株式会社の写真共有サイト「ピックメイト」と共同でオフ会を開催しました。プロの写真家をお招きし、写真講座を行ったり、日本一のバリスタの入れたコーヒーとともに葉山のスイーツを楽しむコーヒー講座を実施したりしました。

そして、一番最近は8月に葉山港から葉山公園周辺で行なったものです。
移住定住促進を目的としたオフ会で、移住経験者のフォロワーをゲストにお呼びしトークセッションを行なったり、「葉山の暮らし」をテーマにし撮影会をしたりしました。

当日撮影された写真は、来年2月にリニューアルする町のホームページに活用する予定です。

それぞれのオフ会で参加者はそれぞれ25〜40人程度です。8月のオフ会では、定員40名に対し50人を超えるご応募があり抽選とさせていただきました。

Haruka:
定期的なオフ会の開催による参加者からの反響はいがですか?

高野さん:
前回のオフ会では、「葉山に住んでみたいと思ったか」というアンケートの質問項目に対し、町外在住者30人のうち、半数にあたる15人の参加者が「はい」と回答されました。

この結果を踏まえ、インスタグラムやオフ会を通じて移住・定住を促進できているという実感があります

また、参加者の皆さんから「スタッフが親切で話しやすい」などの好意的な感想をいただきますので、町役場に対して少しでも親近感を抱いてもらえる機会になっていると感じています。

3-3.外国人への魅力発信へ

Haruka:
今後の目標を聞かせてください。

高野さん:
3年後の2020年には東京オリンピック・パラリンピックが開催されますが、セーリング競技が葉山町にも近い江の島で行われる予定です。

今年から事前キャンプ等で多くの外国人が町を訪れています。そのため、外国人の皆さんにも写真の力を活用して、町の魅力を発信することができたらと思っています。

4.まとめ

葉山町のインスタグラムには、いくつもの人気アカウントとなる要素と目的達成のための取り組みが行われていました。

  • インスタグラム用にドローン撮影等で質の高い写真を集める/li>
  • キャプションやハッシュタグで親近感を抱かせる/li>
  • テーマ決めをしてユーザーからのハッシュタグを集め写真展を開催する/li>
  • 定期的なオフ会により情報交換

この4つが大きなポイントとなっていることでしょう。

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