【インスタレポート】3か月弱で約2000のユーザー投稿を獲得!#ogasawalove をプロモートする小笠原村観光局の インスタ活用法

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ハッシュタグ#ogasawalove を効果的にプロモートしている小笠原村観光局さんに、その方法を伺ってきました!

目次

1.小笠原村観光局ご紹介


(HP:https://www.visitogasawara.com/)
東京から南へ1000キロ、船で24時間のところにある小笠原諸島。そこには、世界で有数の透明度を誇る海と独自の生態系が広がっています。小笠原村観光局は、本土の東京諸島観光連盟内に設置され、小笠原の観光の活性化に寄与する活動を行っています。

今回はインスタグラムの担当をしている大久保さんにお話を伺いました!

2.経緯

2-1.ハッシュタグ機能の利用を始めたきっかけ

Haruka:
ハッシュタグ#ogasawalove をプロモートしようと考えたきっかけについて教えてください。

大久保さん:
私たち小笠原村観光局は、都内(小笠原も東京都ですが)の浜松町に事務所を置き、内地にいながら小笠原諸島の魅力を発信しています。

そのため、ホームページに掲載する情報として、島のリアルタイムの情報を集めることが課題でした。

島民や観光客が自発的に写真をFacebookやインスタグラム等のSNSを通じて発信していく中で、それを活用していきたいと考えました。

Facebookで小笠原諸島に関する投稿にシェアをするという方法もありますが、いちいち投稿者に許可を取ってからシェアをするのが大変です。その点インスタグラムのハッシュタグ機能を利用すれば、発信者が自らの意志で投稿してくれるので、許諾の必要がなく、私たち観光局に適していると思いました。

ハッシュタグ#ogasawalove で集まった写真の中から数枚を選んで、小笠原村観光局のホームページでも使用させていただいており、今後もユーザーの投稿写真を使って、ホームページを盛り上げていきたいと考えています。

2-2.告知方法と投稿数増加の推移

Haruka:
ハッシュタグ#ogasawalove をプロモートし始めたのはいつからですか?

大久保さん:
今年6月末からです。ですので、まだ3か月経っていませんが、およそ2000件もの#ogasawalove をつけた投稿が見られています。

Haruka:
どのように告知されているのですか?

大久保さん:
当初はホームページ上での案内しか行っていませんでした。
ですがそれだけだと投稿数もあまり伸びなかったため、下の写真の左側の卓上POPを7月に、レストランや宿泊施設、ダイビングショップ等に設置してもらいました。

そうすると、観光客ももちろんですが、島民の方がその案内に気づいてくださり、数多く投稿をしてくださいました。

また、8月には写真右側のポストカードを小笠原へ行く船のレストランや飲食スペースの机の上に張ってもらったり、船内のデジタルサイネージに情報を掲示してもらいました。小笠原諸島に行くためには船を使わなければいけないので目につきやすいこともあり、船が小笠原諸島から東京に帰ってくる日の午後は投稿が非常に多くなります。

Haruka:
島民の方と観光客との投稿数はどのくらいの割合ですか?

大久保さん:
ちょうど半々くらいですね。
8月の船内の告知により、観光客の投稿もかなり多くなった印象があります。

3.効果と反響

3-1.感動ポイントと気づかなかった魅力の再発見!

Haruka:
ハッシュタグ付けされた投稿を見て気づかれたことはありますか?

大久保さん:
南島で撮られたものとイルカを映したもの、夕日の投稿が多いと感じています。

南島は1日100人しかご案内できない島なので、特別感もありますし、そのこともあり投稿してくださる方が多いのだと気づきました。また、イルカやカメ等を映した写真も多くあり、こんなにもゴープロや水中カメラを使って撮影してくださる方が多いことに驚きました。

このようなことで、観光客がどこで感動するのかという感動ポイントを可視化することができています。観光客だけでなく島民も投稿をしてくださっていることが特徴だと思いますが、その効果として、私たちが気づいていなかった小笠原諸島の魅力について再発見できています。
Haruka:
具体的にどのような風景だかお分かりになりますか?

大久保さん:
母島のこれらの写真ですね。このような写真にはコメントが多くついていて、インスタグラムのユーザー同士のコミュニケーションが図られており、こちらとしても嬉しいですね。

島民の中には定期的に写真をあげてくださっている方も多く、そういった活動的な島民を見つけることもインスタグラムを通じて可能になっていると実感しています。

3-2.ホームページのキービジュアルへの利用

Haruka:
集まった写真の二次利用はされていますか。

大久保さん:
冒頭にも少しお話しましたが、ホームページ上で使わせていただいています。

私たちのホームページのトップのキービジュアルに掲載する写真をインスタグラムのハッシュタグ投稿の中から選ばせていただいています。現在は私たちの撮った写真もまだ混ざっている状態なので、これからハッシュタグ投稿が増えていく中で、キービジュアルの全ての写真をUGCの写真にすることを目指しています。

4.SNSと地方創生についての認識

Haruka:
SNSと地方創生の関わりについて何か認識していることはございますか。

大久保さん:
ホームページですと、情報のリーチ率や反応について測ることが難しいですが、Facebookやインスタグラムでは、いいね数やコメント数で反応率について容易に把握することができます。


そういった意味で、どんな情報が好まれるかということを掴むことができる優れたツールだと感じています。

5.まとめ

3か月足らずで2000件ものハッシュタグのユーザー投稿を獲得している小笠原村観光局の背景には、島民と観光客の双方にアプローチする効果的な広告方法がありました。

今後のユーザー投稿にも期待ができそうです!

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