近年、大きな商業施設やスーパーの登場により、お店の大半がシャッターを下ろしてしまった商店街も珍しくなくなっている状況の中、Instagramを活用して人気を獲得しているテイクアウトフードのお店が増えていることをご存知でしょうか。
今回は、個人店だからこそできる、Instagramの活用法のポイントをご紹介します。
目次
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1.個人店のInstagramについて
Instagramで本当に集客できるのか、疑問に思われる方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、まずはじめにInstagramで集客に成功しているお店、「haberu__cake」さんをご紹介します。
こちらのお店は、開店の約3か月前からInstagramを始め、開店初日に大行列ができるほどの人が来店したそうです。
開店前、つまり口コミなどがない状態の時からInstagramを運用する場合は、顧客にお店のコンセプトを明確に伝えるためにより統一したアカウント運用が求められます。
本日、妹が埼玉でケーキ屋をオープンしたんですが、しっかりコンセプトメイクして、外観もお洒落にして、インスタでも事前の発信を頑張った結果、本人達もビビるほどの大行列ができました。リアルの狭小店舗においてもマーケティング重要だなあと改めて思いました。そしてインスタの影響力すごい… pic.twitter.com/IdSni6bDzQ
— 藤田雄一郎 (@YYYFFF) 2018年11月23日
(↑オーナーの兄のツイート)
2.個人店のアカウント運用のポイント
ここからは、小さなお店がInstagramを使って集客に成功している事例をもとに、Instagramの活用方法をご紹介します。
2-1.売れ行きや予約状況の実況中継
Instagram活用に成功しているお店の多くが、売れ行きや予約状況に関する情報の更新を行っています。これはチェーン店ではあまり見かけない、個人店ならではのInstagramの活用法です。
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定休日などお店の予定だけでなく、売れ行き状況や予約状況などリアルタイムの情報を発信することは、お客さんがお店に行く日にちや時間を決める際の手助けとなります。また、これらの情報に関する質問に答えるなど、コメント欄を通じてお客さんとコミュニケーションを取ることも地域密着型のお店となるには有効だと思われます。
2-2.商品、素材説明
お店で販売している商品についてもっと詳しく伝えたいと考えているお店は多いのではないでしょうか。しかし、メニューでは素材を詳しく説明することはなかなか難しいですし、店内のポップはお店に来てくれた人にしか届きません。そこで、2つ目のInstagramの活用法として、お店に来ていない人にも商品に使われている素材や新商品について詳しく紹介するということが挙げられます。
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. . ビールと枝豆 . Beer And Edamame . . . . #tanukiappetizing #ビールと枝豆 #tofuフェア
「tanukiappetizing」さんのアカウントでは、このように2つの連続した投稿で新商品のみならず、使っている素材についても丁寧に説明しています。商品だけでなく素材の写真を使用することは、顧客の商品イメージをより具体的にするのに役立ちます。
「cloverbagelcafe」さんのアカウントでも、このように、ベーグルに使われている素材を全てキャプションで書いています。
素材、商品について詳しく書かれている方が味が想像しやすく顧客に魅力が伝わりやすい上に、アレルギーを持っている方の不安も軽減できます。
2-3.作り手の明確化
上で述べたような商品についての情報だけでなく、Instagramでは作り手についても顧客に知ってもらうことができます。最近ではスーパーなどでも生産者表示がされている商品がありますが、まだ普及しているとは言えません。しかし、Instagramならば簡単に自分のお菓子を作っている姿やこだわりについてお客さんに知ってもらうことができます。例として、「cafethesunliveshere」さんの投稿を挙げたいと思います。
お店のコンセプトや想いなど、来店してもらわなければ伝わりにくい部分も届けられるのが魅力です。
3.まとめ
今回は個人店に絞ってInstagramの活用ポイントをまとめました。多くの人がInstagramを使って様々な情報を受け取ったり探したりできる現代、個人店が活躍できる幅は確実に広がっています。ぜひInstagramを上手に活用してお店のファンを増やしてみてはいかがでしょうか。