「Instagramは若年層が利用しているSNSだ」というイメージが強い方は多いのではないでしょうか。
しかし、実はここ最近、主婦・ママ層のInstagram活用が増えているそうです。
今回は、主婦・ママ層をターゲットにした商品を取り扱っている企業様にとってマーケティングのヒントになるよう、ハッシュタグやインフルエンサー、企業アカウントの事例などのデータをもとに、実際に主婦の方々がどのようにInstagramの活用を行っているのかをご紹介します。
目次
目次
- 1.主婦・ママ層のネット事情
- 2.主婦・ママのInstagram活用!子供にまつわるハッシュタグ事例
- 3.主婦・ママに人気!インフルエンサー事例
- 4.主婦・ママ向け企業のInstagramアカウント事例
- 5.まとめ
1.主婦・ママ層のネット事情
実際、主婦・ママ層はどの程度Instagramを利用しているのでしょうか。
これを調べたデータを紹介します。
以下のグラフは、主婦・ママ向け情報サイト「ママスタジアム」によって公開された、主婦・ママが使っている「アプリ・ネットサービスランキング2017」の一部です。
ここでは、InstagramはLINE、Facebookに続き、3番目に使用されているという調査結果が発表されました。
(引用 https://www.interspace.ne.jp/press/1243.html)
なかでも過去3年間の利用率推移では、Instagramは2017年の伸び率が最も高く、主婦・ママ層が利用しているプラットフォームになりつつあるということが分かります。
(引用 https://www.interspace.ne.jp/press/1243.html)
では、主婦・ママ層がどのようにInstagramを活用しているのか、「ハッシュタグ/インフルエンサー/企業アカウント」を元にご紹介していきます。
2.主婦・ママのInstagram活用!子供にまつわるハッシュタグ事例
主婦・ママ層がInstagramを通してどのような情報を発信しているのか、人気のハッシュタグを元に分析していきます。
2-1.#親バカ部 投稿約812万件(2018年8月現在)
「#親バカ部」をつけ、自身のお子様の成長日記・アルバムとしてInstagramを用いている方が多く見られます。
家族旅行の写真を投稿している方、お子様の成長した姿を投稿されている方、お子様の生後記念として投稿を行っている方などが、親バカさを表現することから「親バカ部」というハッシュタグが人気になっているのでしょう。
2-2.#新米ママ 投稿約293万件(2018年8月現在)
お子様が生まれ、育児での出来事やお悩みを持つ主婦・ママが発信・情報交換するために#新米ママでの投稿が増えています。お子様の出来事をイラストや漫画で表現している投稿は共感を集めやすく、人気のようです。
2-3.#おひるねアート 投稿約10.5万件(2018年8月現在)
誕生日や季節、イベント等の行事に合わせ、日用品などで装飾した床に子どもを寝かせ、#おひるねアートのハッシュタグをつけ、お子様の成長を楽しんで投稿を行っている主婦・ママもいます。なかには、おひるねアートを行うために商品を買ったり、自身で小物を作ったり、遠方までアイテムを集めに出かけたりする方もいるようです。
これらの他にもまだまだ主婦・ママの方が使っているハッシュタグがありますが、これらのようなハッシュタグを確認することで、お子様の成長日記・アルバムとしてイベント事での投稿や育児の出来事を発信し、主婦・ママ同士で情報交換を行っていることが分かります。
3.主婦・ママ層に人気!インフルエンサー事例
Instagramでお子様の投稿や育児の情報交換を行っていることが分かりましたが、なかでも主婦・ママ層から支持を受けている人気のインフルエンサーがいることはご存知でしょうか。
ここでは、主婦・ママ層から人気のインフルエンサーを一部ご紹介していきます。
3-1.キッズインフルエンサー「matsuko0621」
キッズインフルエンサーの先駆者となった双子の「りんかちゃんとあんなちゃん」のママである「matsuko0621」さん。今ではアパレル企業のチラシのモデルやCMに出るなどと引っ張りだこです。双子ならではの成長ぶりやコーデを参考にしている主婦から支持があり、この子たちの着ている洋服が完売になることもあったようで、影響力が強いことが分かります。
3-2.育児コンテンツを発信するイラストレーター「sayakayokomine」
お子様の育児での出来事をイラストで発信している「sayakayokomine」さん。イラストで子供との日常の出来事を投稿しており、同様の育児の悩みや楽しみを抱いているママ層から共感を得られ、支持を受けています。
3-3.ママインフルエンサー「sayapiii」
お子様の写真も勿論ですが、ファッションや美容の内容も投稿しているママインフルエンサー「sayapiii」さん。子供が居ながらもおしゃれに可愛く生活している姿が主婦から支持を受けており、主婦向け雑誌に掲載されることも。
4.主婦・ママ向け企業のInstagramアカウント事例
多くの主婦・ママ層がInstagramを活用していることに目をつけ、主婦・ママ層をターゲットした商品・サービスを扱っている企業がInstagramを上手く用いている事例をご紹介していきます。
4-1.#ママリ「mamari_official」
ママ向けお悩み相談アプリを展開している「mamari_official」。
Instagramアカウントではユーザーの投稿を活用した(=UGC)アカウントを運用しています。
「#ママリ」というハッシュタグをつけて子育て中の記録や家族との思い出をユーザーの投稿の中から面白い投稿などの紹介を行い、ユーザーが楽しめるアカウントの運用を行っております。現在、「#ママリ」が付いた投稿は約532万件もあります。
4-2.#MARLMARL「marlmarl_tokyo」
スタイやお出かけエプロンなど出産祝いやお誕生日にぴったりのギフト商品を提供している「marlmarl_tokyo」。商品自体が着用するとお洒落なため、着用したお子様の写真を投稿するユーザーが多く、また展示会にインフルエンサーを招くなど、Instagramをうまく活用している企業様となります。
4-3.#エルゴベビー「ergobabyjapan」
親子に快適な抱っこひもを提供している「ergobabyjapan」。Instagramのアカウントでは、新商品の紹介や抱っこひもの選び方などをご紹介。また、ユーザーにInstagram上で使用感や使い勝手などリアルな発信を促し、主婦・ママ層に商品を知ってもらうためにモニター募集やキャンペーンも行っています。
5、まとめ
主婦・ママ層はInstagramで自身のお子様の成長日記や育児のお悩み・楽しみを発信しており、またInstagramは同じような育児のお悩み・楽しみの情報を交換・得るためのプラットフォームにもなっていることが分かります。
すでに多くの主婦・ママ層が使用しているInstagramで商品のPRに成功している企業様もおりますので、主婦・ママ層に向けた商品・サービスを展開している企業様もInstagram上でプロモーションを行ってみてはいかがでしょうか。