インスタグラムは投稿を非公開に設定することができます。非公開に設定しているユーザーの投稿は、そのアカウントをフォローしていない限り見ることができません。
そのためインスタグラム上で知り合いのみと交流したい方や、プライバシーを守りたい方などは、アカウントが非公開に設定されている場合があります。
では、インスタグラムで非公開設定をするとどのような影響があるのか、どのような機能制限があるのかなど紹介します。
目次
目次
1.非公開アカウントが制限できること/できないこと
非公開設定にされているインスタグラムのアカウントは、外からその投稿を確認することができないため、本来であれば収集できるはずのユーザーのリアルな声が収集できなくなってしまいます。
では逆に、インスタグラムを非公開に設定したユーザーにはどのような機能制限がかかるのでしょうか?
1-1.通常投稿
前述の通り、非公開アカウントはフォロワー以外のユーザーから投稿を見られることはありません。つまり、ユーザーのリアルな声を収集しようにも非公開アカウントの場合はリサーチの対象にすることが難しいでしょう。
しかし非公開アカウントでも、そのアカウント自体は検索の対象になるため、「ピープル検索」によって見つけ出すことができます。
ちなみに、非公開アカウントをフォロワーではないユーザーが見た場合に得られる情報は以下の7点が挙げられます。
- 名前
- ID
- プロフィールの写真
- プロフィールのコメント
- 投稿数
- フォロー数
- フォロワー数
ここで挙げていない「投稿内容」や、「フォロー・フォロワーのユーザーリスト」までは確認することができません。
また、通常であればインスタグラムではハッシュタグから投稿を検索することができますが、ハッシュタグ検索をしても非公開アカウントの投稿はヒットしないようになっています。
ちなみに、インスタグラムではお気に入りの投稿を保存することができます。
右上にある旗マークがお気に入りリストです。
お気に入りリストとは、ユーザーがお気に入り登録した投稿をまとめて見られる機能です。
ユーザーは通常のタイムラインに流れてくる投稿や検索でヒットした投稿に対してお気に入り登録をすることができます。(承認されていない非公開設定のアカウントの投稿は閲覧ができないため、登録することはできません。)
非公開アカウントがお気に入りリストにどのような影響を与えるのか説明します。
どちらも公開アカウントでフォロー関係にない「ユーザーA」と「ユーザーB」がいたとします。
フォロー外から「ユーザーB」が「ユーザーA」の投稿にお気に入りをつけていたとしても、
その後Aが非公開設定にした場合、Bはお気に入りリストに登録したAの投稿を閲覧することができなくなります。なぜなら、Aが非公開アカウントになったことでフォロー外からAの投稿を見ることができなくなったからです。
お気に入り登録と同様のことがいいね!を押した際も起こります。
どちらも公開アカウントでフォロー関係にない「ユーザーA」と「ユーザーB」がいて、フォロー外からBがAの投稿にいいね!をつけていたとします。そのあとに公開アカウントのAが非公開アカウントに変更した場合、Bはいいね!リストから公開アカウント時代にいいね!を付けたAの投稿を閲覧することはできません。
1-2.ストーリーズ
非公開アカウントのストーリーズはそのアカウントのフォロワー以外見ることができません。
ただし、非公開アカウントのユーザーは他のユーザーのストーリーズを見ることができ、その場合は他のユーザーと同じように閲覧履歴が残ります。
閲覧履歴はストーリーズを投稿したアカウントでのみ閲覧可能です。
1-3.フォロー
ユーザーが非公開アカウントの投稿を見るにはフォロー申請が承認されなければなりません。
以下に、非公開アカウントがフォロー申請を承認するまでの流れを説明します。
- あるユーザーが非公開アカウントにフォロー申請をする
- 非公開アカウントのユーザーが「承認する」か「断る」を選択する
- 「承認」→非公開アカウントが閲覧可能になる
- 「断る」→閲覧不可
1-4.DM
ユーザーはフォローを承認されていない非公開アカウントにDMを送ることはできません。また、フォローを承認されたアカウントには公開アカウントと同様にDMのやりとりが可能です。
よって、ユーザーとDMを通してやり取りをしたい場合は非公開アカウントからフォローを承認される必要があります。
1-5.他アカウントへの通知
非公開アカウントからいいね!やコメントをつけられた場合、いいね!を付けられたアカウントはその通知を受け取ります。通知一覧に非公開アカウントは表示されますが、非公開アカウントの閲覧内容は制限されます。閲覧できる内容は上記の7点です。(名前、IDなど)
1-6.タグ付け
「ユーザーA」と「ユーザーB」がどちらも公開アカウントの場合、BがAをタグ付けすると「Bさんの投稿にタグ付けされました」という通知がAのもとに届きます。
しかし、仮に「ユーザーB」が非公開アカウントで、さらにAがBをフォローしていなかったとします。
その場合、AがBにタグ付けされたとしても、Aにはその通知は届きません。Bは非公開アカウントなので、AはBがどのような操作を行っているのかを知ることはできないためです。
ただしBが非公開アカウントであっても、AがBをフォローしている場合はAのもとにタグ付けの通知が届きます。
つまり、自分がフォローしていない非公開アカウントにタグ付けされたとしても、それに気づくことは無いということです。
1-7.キャンペーン
インスタグラムのキャンペーンとは、規定の内容を投稿したり、規定のハッシュタグをつけて投稿することでキャンペーンに参加できるというものです。
非公開アカウントの場合、インスタグラムで行われるキャンペーンには基本的にそもそも参加をする権利がありません。なぜなら、インスタグラムキャンペーンに応募された投稿かどうかを判断するためには、ユーザーの投稿内容をキャンペーンの運営側が分析する必要があるためです。
つまり、非公開設定にしているアカウントの投稿はそもそも閲覧できない=分析できないということです。
そのため、インスタグラムキャンペーンを実施する場合は非公開アカウントの投稿は収集できないことを事前に把握しておきましょう。また、キャンペーンへの参加を促したい場合、非公開アカウントに設定をしておくとキャンペーンには参加できない旨も伝えるようにしましょう。
2.非公開アカウント設定方法
非公開アカウントへの設定方法は非常に簡単です。
まず、プロフィール画面の右上「…」をタップします。
次に非公開アカウントのバーをタップします。たったこれだけで設定が完了します。
3.まとめ
インスタグラムの非公開機能は以上のようになります。
非公開設定のアカウントの投稿はフォロー外から閲覧することができません。
それにより、ユーザーの分析やキャンペーンに参加しても判定できない影響があります。
もし、インスタグラムのキャンペーンをする場合は、ユーザーにその旨を伝える必要がありますね。
非公開アカウントの機能を理解して、インスタグラムを運用していきましょう!