「いいね」も「フォロワー」も、増えれば増えるほど嬉しいものです。インスタグラムの「いいね」や「フォロワー」が、自動で簡単に増えたら苦労はしませんよね。
世間には、自動で「いいね」や「フォロワー」を増やすとアピールしているサードパーティ(Instagram以外の第三者)アプリも存在します。このようなサードパーティアプリで「いいね」や「フォロワー」を獲得しようという動きが一部のユーザーにみられるようになってきました。
この動きを受けて、2018年11月19日に、Instagramがサードパーティアプリなどを用いた不正アクティビティを減らす取り組みをしていることが明らかにされました。
今回は、サードパーティアプリなどを用いて不正アクティビティを行うとInstagramからどのような措置がとられるのか、また違反によりアカウントが停止した際にどのように対処すればよいのかお伝えします。
ーー参考:Instagramでの不正なアクティビティを減らすための取り組み
目次
目次
- 1.Instagramが不正アクティビティを削減するようになった理由
- 2.不正アクティビティを行うツールを使うとどうなるか?
- 3.Instagramのアカウントが無効になった場合の対処方法
- 4.まとめ
1.Instagramが不正アクティビティを削減するようになった理由
Instagramは、サードパーティアプリといったサービスを利用した「いいね」やコメントなどの行為はコミュニティに害を及ぼし、不正な「いいね」やコメント、フォローなどをするサードパーティアプリはInstagramのコミュニティガイドラインと利用規約に反するとしています。
ーー参考:Instagram コミュニティガイドライン
Instagram 利用規約
Instagramがめざしているコミュニティは、「大切な人や大好きなこととつながれる、活気に満ちたコミュニティ」です。このような活気に満ちたコミュニティをめざすなかで、サードパーティアプリによる不正なアクティビティを減らす措置がとられるようになりました。
2.不正アクティビティを行うツールを使うとどうなるか?
Instagramで不正なアクティビティを行うサードパーティツールを使用すると、どのようなことが起こるのか説明していきます。
Instagramは、不正アクティビティの削減のために機械学習ツールも開発したと明かしました。
この機械学習ツールは、不正アクティビティにつながるサービスを利用しているアカウントを特定して、不正なアクティビティを削除するものです。
Instagramは不正を特定したアカウントにアプリ内メッセージを送信し、そのアカウントに対して行われていた不正なアクティビティを削除したことを伝えます。
また、このようなサードパーティアプリを利用しているアカウントは、ユーザーネームやパスワードをアプリと共有していることが多いため、アカウント情報が不正な「いいね」や、フォロー、コメントの生成に利用されることがあります。
不正アクティビティが特定されたアカウントには、パスワードを変更してアカウントの安全を確保するようにInstagramから警告されます。
アカウントによっては、知らないうちにログイン認証情報をサードパーティアプリと共有してしまっていることもあります。
アプリ内メッセージを受け取った場合は、パスワードを変更して、サードパーティアプリからアカウントが使用できないように設定してください。
Instagramによると、不正アクティビティを減らすための措置は継続的に実施される予定だということです。
「いいね」や「フォロワー」を獲得するためにサードパーティアプリの利用を継続すると、Instagramの利用に支障が出る可能性があります。より具体的に表現すると、サードパーティアプリの利用によって、Instagramアカウントの停止や削除もありうるということです。
3.Instagramのアカウントが無効になった場合の対処方法
Instagramのコミュニティガイドラインや利用規約に違反していた場合、警告なくInstagramアカウントが無効になる可能性があります。突然アカウントが無効になるような事態を避けるために、コミュニティガイドラインや利用規約をよく読んで、いま一度、投稿内容などが規定に沿っているか確かめることをおすすめします。
それでは、実際に違反をしていないにも関わらず、アカウントが誤って停止されたと考えられる場合の対処方法についてご説明します。
Instagramアプリを開いてユーザーネームとパスワードを入力してください。ログインすると、画面に、規約違反によるアカウント停止の通告が表示されます。
通告の最後、「これが誤りだと思われる場合は、お知らせください。」という文の下にリンクが設定されています。このリンクをタップすると表示されるフォームに、ユーザー名などを入力して送信してください。このフォームを送信すると、運営から自動返信のメールが届きます。
自動返信のメールでは、アカウントを有効化させるためにいくつかの指示が出されます。
まず、自動返信のメールに記載されているコード、名前、ユーザーネームを紙に書きます。次に、情報を記載した紙を持っている、顔を含めた自分の写真を撮ります。
最後に、撮影した画像を添付して、自動送信されたメールに返信をしてください。
以上の手順で送信したメールには返信がありませんので、ご注意ください。
とくに違反がなく、問題がなかった場合は、予告なくアカウントが再開されます。事前の連絡はないため、定期的にアカウントが使えるようになっていないか確認してください。
アカウントが再び有効になるまでには3週間ほどかかるという意見もあります。
再びアカウントが使えるようになるとしても、時間がかかってしまうため注意が必要です。
4.まとめ
今回は、Instagramによる不正アクティビティを減らすための措置や、アカウントが停止された場合の対処方法についてご説明しました。
「フォロワー」や投稿に対する反応を獲得するためには、地道に、着実に勉強を積み重ねてアカウントを運用していくことが重要です。
みなさんがSNSアカウントを運用する際に、インスタアンテナの記事も参考にしていただければ幸いです。