オーガニック商品がたった$3均一のECサイト「Brandless」が人気なワケ

ニューヨークトレンド

Pocket

こんにちは。ニューヨーク在住歴4年のインスタグラマーYUKINAです。
前回、インスタアンテナのインタビュー(※1)を受けたことをキッカケに、私が見つけたニューヨークのトレンド情報について書かせていただくことになりました。

(※1:ファンタの公式インスタグラムに紹介されたYUKINAさんに直撃インタビュー!NYのインスタ事情とは?

私は、ニューヨークの文化の一つ、「ポップアップ」イベントへよく参加するのですが、今回はオーガニック商品がたった$3均一で買えるオンラインサイト「Brandless(ブランドレス)」について、サービスの紹介とポップアップイベントの様子を紹介します。

目次

ニューヨークはポップアップイベントだらけ

Brandlessポップアップイベント

ニューヨークに住んでいて幸せだなと思うことは、毎日なにかとイベントがあり退屈しないことです。

特に私は写真を撮ったり、可愛いお洋服を着てお出かけしたり、新しいアートのギャラリーに行ったりするのが好きなので、いろんなところにアンテナをはって、時間があれば毎週イベントや美術館に行くようにしています。

最近気づいたことは、ニューヨークでは様々な会社がポップアップイベントを開催しているということです。
日本ではあまり「ポップアップイベント」や「ポップアップショップ」という言葉は聞いたことがありませんでした。

ポップアップイベントは、期間限定で企業が場所を借り、イベントを開催したり洋服を販売したりするイベントです。最近は、企業が新商品をPRするためにポップアップイベントを行なっています。
ニューヨークの人気エリアでも、期間限定の短期開催のため安く場所を借りることができるので、企業は低いコストでPRができるというのがポップアップイベントのメリットです。

ほとんどのポップアップイベントは無料ですが、中には簡単なアンケートに答えたり、イベントに行く前にアプリであらかじめサインアップをしておき、チケットを用意することが必要なポップアップイベントもあります。
また、イベントによっては入場できる時間帯が決まっている場合があります。その場合はEventbriteというイベントアプリを使い、事前に参加したい時間帯のチケットを購入しておきます。このようにして事前にチケットを購入しておかないと、人気のあるポップアップイベントは時間帯によっては参加できないこともしばしばあります。
それほど、ニューヨークでポップアップイベントは注目されており、多くの人が集まるイベントになっています。

さらに、撮影スポットを設けたり、アクティビティができたりと、ポップアップイベントに行く人が楽しめるスペースを作ることでSNSやリアルでの口コミが走る仕組みがたくさん設けられています。
特に、ポップアップイベントでは、多くのインスタグラマーを個別招待し専用のハッシュタグを用いてメディアに広めていくパターンが多いです。
よくインスタグラムで目にする、ボールプールの中に人が埋まっている写真がありますよね。
これもポップアップイベントの取り組みの一例です。一時期多くのインスタグラマーがこのイベントに招待され、瞬間的にインスタグラム上にはこのボールプールの写真が溢れかえりました。

Brandlessボールプール

ポップアップイベントで知ったBrandlessというECサイト

最近行った中で一番印象に残っているイベントが、Brandlessという会社が行なっていたポップアップイベントです。私は、ポップアップイベントへ参加するまで、Brandlessの存在を知りませんでした。

Brandlessは、ニューヨーカーたちも大好きなオーガニック、ヴィーガン、グルテンフリーの商品を、なんと全て$3で販売しているECサイトです。
食べ物だけではなく、美容品、ソープ、オーガニックコットンを使ったタオルやキッチン用品など、350点以上の日用品が全て$3で購入できます。

オーガニックと聞くとやはり高いイメージがあって、そんなにこだわりのない私はついつい安いものに手が出てしまいますが、「$3という値段なら私でも手が出せる。」と思ってたくさん購入してしまいました。今ではキッチン用品のほとんどがオーガニック商品です。

Brandlessが安いカラクリ

Brandlessの特徴は、オンラインショップのみで商品を販売し、実店舗を設けない点です。
Brandlessはオンライン特化のD2Cサイトだからこそ、仲介業者を介すことなく、オーガニック商品を低価格で提供できるのです。
また、取扱商品は毎日使うもの、つまり日用品に特化することで高いリピート率が期待できます。
現在は、他のECサイトよりも一回あたりの買い物額が安いようですが、「商品の品質の高さと安さ」からリピーターは増え続けるのではないでしょうか。

Brandlessの商品を見るとわかりますが、パッケージにロゴなどはなくシンプル。販売されている商品は全てプライベートブランドです。小売スペース、倉庫保管流通のコストを節約することで、製品のコストを従来のオーガニック製品と比べ最大40%引き下げる事ができるそうです。

Brandlessのポップアップイベントでも”インスタ映え”

ここからが実際に私が体験したBrandlessのポップアップイベントの内容紹介になります。
Tasting(試食)させることが目的の一つということもあり、入場料無料で、イベント内にあるものはなんでも無料でした。

インターネットでの買い物の場合、洋服は気に入らなければ返品可能ですが、食べ物はできません。
Brandlessの商品はECサイトで販売が行われていますが、ポップアップイベントを行う事によって、企業は商品のサンプルを配ったり、スタッフが直接商品やサイトについて説明することができるので、私たちは楽しみながらお店のことを知り、学ぶことができます。

こちらのスナックのセクションは専用の機械から自分が気になるスナックを好きなだけ取れるようになっています。

インスタグラマーYUKINA

少し行くとコーヒーのベンダーがありました。もちろんオーガニックコーヒー。
ニューヨーカーはミルクにすごくこだわりがあるので、3種類(Whole milk, Half and Half , Skin Milk)のミルクが置いてありました。
その隣のセクションではスープやディッピングソースの試食ができました。
自分のお気に入りのソースを5段階で評価しランキングをつけるというアクティビティもありました。

Brandlessオーガニックコーヒー

そしてもちろん、インスタグラムを意識した撮影スポットもあります。

全てデリバリーでお家に届くことをイメージして、ダンボールから商品が飛び出している壁や、食器をデコレーションしている壁、あとは竹林をイメージした撮影スポットが設置されていました。
なぜ竹林なのかなと不思議に思いスタッフへ尋ねてみると、Brandlessの紙ナプキンやキッチンペーパーはTree Freeだからだそうです。Tree Freeというのは環境汚染に配慮した、木を使わないで作られた製品のことです。ちなみに最近では、クリスマスツリーも本物ではなくプラスチックでできた木を毎年再利用する人が増えてきているそうです。
アメリカ人はエコやヘルシーを気にする人が多いので納得です。

YUKINA

日本でまだ購入は出来ませんが、長期滞在の方やアメリカ在住の方は是非オススメします。

Brandlessまとめ

今回は、まだ日本に上陸していないBrandlessについてご紹介しましたが、ニューヨークではBrandlessをはじめ日本のマーケティングでも参考になる情報がいくつも挙げられます。

  • ニューヨークのPR手法にはポップアップイベントがよく使われる。
  • Brandlessはオーガニック商品が$3均一で買えるECサイト。
  • オーガニック、グルテンフリー、ビーガン、など「良いもの」しか扱わないというコンセプト。
  • 高いイメージのある「オーガニック」商品がたったの$3で買えることで話題になっている。
  • 安い理由は、オンライン特化のD2Cだから、仲介等のコストがなく安く提供可能。
  • 毎日使うもの、日用品に特化することで高いリピート率が期待できる。

2017年7月にオープンした、食品から洗剤やキッチンナイフなどあらゆる日用品を全て$3で取り扱うEC企業「Brandless」は「ミレニアル世代のための新しいP&Gを目指す」とうたっています。
また、2018年8月には「ECスタートアップの米Brandless、ソフトバンク・ビジョン・ファンド等から2.4億ドルの資金調達を実施」など、資金調達も順調のようで、注目のスタートアップとしてしばしば取り上げられています。
2018年には資金調達に加え、話題集めのためのポップアップイベントを開催しているので、2019年にはますますの拡大が期待できます。今後のBrandlessの動向に注目です。
 
Brandless:https://brandless.com/

Pocket

Instagramを上手に活用するための資料を無料公開!

国内月間アクティブアカウント数が2,900万を突破し、多くの企業が取り組み初めるインスタグラム。インスタグラムの「今」、魅力、活用事例までまとめた「2019年版 インスタグラム活用術」。 インスタグラムにご興味のあるご担当者様必見の資料です!


資料ダウンロードはこちら!

関連記事


mautic is open source marketing automation