最近、女子大生の私でもインフルエンサーという言葉を聞く機会が増えてきました。
そこでわかりやすく、インスタグラムでのインフルエンサー活用事例と企業がインフルエンサーに宣伝してもらうメリットを紹介していきたいと思います!
目次
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1.そもそもインフルエンサーとは?
まずインフルエンサーとは、影響、効果などを意味する「Influence(インフルエンス)」を語源とし、世間に大きな影響力をもつ人や事物を表します。
閲覧者の購買意思決定に影響を与える鍵となり、具体的には、好感度の高いSNSユーザーやインターネット上で強い影響力を持つ個人ブロガー、インスタグラムにおいても、インスタグラマーなどが挙げられます。
そこで近年、インスタグラムにおいて企業が活用しているインフルエンサーの事例を紹介していきたいと思います!
2.インスタグラムにおけるインフルエンサーの影響力とは
2-1.ディズニーランド・ディズニーシー
まず最初に誰もがご存知のテーマパーク「ディズニーランド」「ディズニーシー」が挙げられます。インフルエンサーがディズニーでのインスタ映えする写真を紹介しています。
これを見て、フォロワーのディズニーへの行きたい欲を駆り立て、インフルエンサーと同じようにテーマパークで写真を撮りたいと思わせます。
元々ファンが多く、投稿の多く集まるようなスポットでは自然とフォロワーの多い人の投稿も増えます。このケースは企業からの依頼ではなく、インフルエンサーの自発的な投稿である可能性が高いでしょう。
2-2.ダニエルウェリントン
次は発売から2年で1億8千万本の時計を売り上げた腕時計が有名な「ダニエルウェリントン」です。その名を一躍世に広めたのはブロガーとインスタグラマーです。
ダニエルウェリントン社は発売から数年、紙媒体やテレビといった主要メディアを使った宣伝を積極的に行いませんでした。その分、戦略的なデジタル分野への投資を徹底したそうです。
具体的には、世界各国の読者の多いブロガーやフォロワー数の多いインスタグラマー、つまりインフルエンサーに対し、自社の時計をサンプリングするというものです。
それを告知してもらうことで多くのフォロワーにリーチをのばし、「かっこいい」「かわいい」といった好意的な意見をじわじわと世の中に広めるという手法でした。どんどん投稿が増えて拡散され、みんなが手に取る大人気アイテムになっていきました。
結果、現在(2017年12月30日)ではハッシュタグ#danielwellingonはなんとその数160万件以上!!!
ダニエルウェリントンの公式インスタグラムアカウントのフォロワーは390万人を超えています。
同様の手法でファンを増やそうとする企業も見受けられましたが、無作為にフォロワー数だけを基準にサンプリングすることは、現代ではあまりよい戦略ではないかもしれません。「PR投稿」が一般ユーザーにも認知されてしまったので、「PRだけれども好感が持てる」といったクリエイティブや属性のマッチングが求められていくのではないかと考えられます。
2-3.ヘザー
最後は若者に人気、洋服ブランド「ヘザー」です。
ヘザーは公認インフルエンサーを大々的に公表しており、現在(2017年12月30日)では、計22人です。
こちらがそのヘザーのサイトです!
また、ヘザーは公式インスタグラムアカウントの投稿やストーリー動画でもインフルエンサーがアップしたコーディネートを載せています。
つまり、インフルエンサーをフォローしていなくてもインフルエンサーのコーデを見ることができるため、コーデの参考にもなる、そこから購買欲を駆り立て、売り上げにも繋がっている可能性があります。
ストーリーからタグ付けによってインフルエンサーにも飛ぶことができるため、インフルエンサーをフォローすることができます。
3.企業がインフルエンサーに宣伝してもらうメリット
3-1.広告料が抑えられる
コンシューマ向けの商材を扱う企業がテレビや雑誌での広告宣伝にかける費用は億単位に及ぶという話を聞いたことがありますが、その広告効果を検証するのは難しいのが現状です。
そのため、効果を検証しにくいテレビや雑誌での広告宣伝に多額の費用をかけるくらいなら、掲載を条件に一般人に無料進呈して宣伝してもらうほう方が効率は良いかもしれません。一般ユーザーに嫌われない広告のあり方を考えることが重要になっていると実感します。
3-2.今どきの検索手段はインスタグラム
今どきの若者はウェブの検索手段としてSNSを利用しています。特にトレンド、流行のものを調べる時にはインスタグラムで検索をする人が増えているそうです。
(調査元:トレンダーズ、女性のSNS利用と消費行動に関する調査)
上記データは、トレンダーズによる10代〜40代の女性を対象にしたSNS利用調査の結果です。
知らないことを調べる手段としてGoogleはいまだに多くの人が活用しているようですが、ツイッターやインスタグラムで検索するというユーザーも増えてきています。だからこそSNSで存在感を出すためにも、インフルエンサーとコラボレーションした情報発信が求められます。
3-3.共感される内容が購買意欲を刺激する
インフルエンサーを起用するメリットは、知名度を上げるためだけではありません。もちろん、上手く活用することで実際の購買にも繋がります。
ふたたび、トレンダーズによる10代〜40代の女性を対象にしたSNS利用調査によると、SNSでその商品を欲しいと思うのは「内容に共感した投稿」を見たときが一番多い結果になりました。
(調査元:トレンダーズ、女性のSNS利用と消費行動に関する調査)
インフルエンサーの多くは、自身が発信する投稿が他のユーザーに共感され、シェアされ、フォロワーを増やしています。共感を生むため、思いや感情を発信する必要があります。
そこで共感されやすい投稿を得意とするインフルエンサーを起用することで、実際の購買活動に繋げられるというのは、インフルエンサーを企業が活用する大きなメリットとも言えるでしょう。
3-4.特定の層やジャンルのターゲットを狙うことができる
テレビや雑誌での広告宣伝と比較をすると、インスタグラムでのインフルエンサーを活用したプロモーションはより特定の層やジャンルにアプローチしやすいのが特徴の1つです。
OLのフォロワーが多いインフルエンサー、女子高生のフォロワーが多いインフルエンサー、はたまたビジネスマンのフォロワーが多いインフルエンサーと様々。
そのため、インフルエンサーの影響力を活用することで、狙った年代層やジャンルのターゲットに対して、比較的ピンポイントに的確な情報を届けることが可能になります。
ただ、注意しなければならないのはフォロワー数だけでインフルエンサーを決めてしまわないこと。ユーザーのフォロワーの質を見極めることが大切なのです!
参考:なぜ今インフルエンサーマーケティング?担当者が理解すべき7つの理由
4.まとめ
ここまでインスタグラムにおける、インフルエンサー事例とインフルエンサーを活用するメリットをまとめてみました。
最近では、消費者は企業側からの広告メッセージよりも、同じ消費者としての立場から発信された体験談や評価などのクチコミを重視して、商品の価値を見極める傾向が強くなっています。
クチコミの起点としてインフルエンサーの存在感が大きくなっているからこそ、自社の商品と相性の良いインフルエンサーは誰なのかをしっかりと見極めることが、インフルエンサーマーケティングにおいては重要です。
ぜひ、参考にしてみてください!