インスタグラムが普及し、多くのインスタグラムユーザーが旅行の計画を立てる際、インスタグラムで観光先を決める人が増えています。
インスタグラムで旅行先を決める理由の一つに、ここ最近でよく見られるようになってきた「ロゴオブジェ」の存在があるのではないでしょうか。
そこで今回は、「ロゴオブジェ」について紹介すると共に、「ロゴオブジェ」が観光客の招致や地域おこしに与える影響についてまとめていきます!
目次
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1.そもそも「ロゴオブジェ」とは?
「ロゴオブジェ」とは、一般的に以下の写真のような文字を特別にデザインした、DIY(Do It Yourselfの略。日曜大工とも呼ばれ、余暇に木工作業など自分でつくること)などで使われる置物のことです。
しかし、ここ最近ではロゴオブジェが大きくなって街中にフォトスポットとして置かれ、集合場所として使われることもあります。
ロゴオブジェは地域ごとに特徴があり、思わず写真を撮りたくなります。
更に、昨年の流行語大賞に選出された「インスタ映え」するフォトスポットとして、いまインスタグラマーから注目を浴びています!
また、日本だけではなく海外でもロゴオブジェを確認することができます。
なぜそのような「ロゴオブジェ」がインスタグラムの影響で観光客の招致や地域おこしに繋がるのかを事例と一緒に見ていきましょう!
2.日本の地方と海外のロゴオブジェ「LOVE」事例
まずは「LOVE」のロゴオブジェから見ていきたいと思います。
2-1.新宿「LOVE」
最初は新宿にあるロゴオブジェ。
この「LOVE」は、真っ赤な赤色に青色と緑色でアレンジされ、カラフルなため、かなりインスタ映えしています!
いつも人がいて、集合場所としてもよく使われています。
2-2.韓国「LOVE」
次は韓国の明洞にあるロゴオブジェ。
この韓国の「LOVE」は新宿の「LOVE」と比べると表面が青色になっていて違った雰囲気になりますが、こちらもインスタ映えしていて人気があります。
2-3.台湾「LOVE」
「LOVE」の最後は台湾の台北にあるロゴオブジェ。
こちらは先程の2つと比べると赤一色とシンプルなのですが、台北101タワーの真下に設置してあるので背景に綺麗なタワーを入れて写真を撮ることができます。
3.日本の地方と海外のロゴオブジェ(地名)事例
次は地名がそのままロゴオブジェになっている事例を見ていきます。
3-1.神戸「BE KOBE」
1つ目は神戸にあるロゴオブジェ。
こちらはロゴオブジェが白色で海と空に対するコントラストがとても綺麗なのですが、夜にはピンク色のライトアップがされ、更にインスタ映えスポットとして存在感を発揮しています。
3-2.新潟「NIIGATA」
2つ目は新潟にあるロゴオブジェ。
こちらは「NIIGATA」の”II”の部分に人が入れるようになっており、思わず、自身が入って写真を撮ってもらいたくなるような仕掛けもあります。
更に夜に行われるロゴの淵部分のライトアップや、新潟の雪と共にロゴオブジェの写真を撮ればより一層インスタ映えします!
3-3.グアム「GUAM」
3つ目はアメリカのグアムにあるロゴオブジェ。
こちらは2章の台湾の「LOVE」と同様にシンプルなのですが、シンプルこそが被写体である観光者を際立たせます。
更に「GUAM」の”G”や”U”の間に人が入りやすいので座って撮ることができます。
3-4.ブリスベン「BRISBANE」
4つ目はオーストラリアのブリスベンにあるロゴオブジェ。
こちらはご覧の通り、カラフルな模様があしらわれており、注目を集めやすいロゴオブジェとなっています。
4.投稿写真とハッシュタグの特徴
事例からどのようなロゴオブジェが観光客の招致や地域おこしに繋がるかのポイントをおさえていきます。
4-1.投稿写真の並びの共通点
ロゴオブジェはインスタグラムに投稿されやすく、ここで紹介した事例には共通点があります!
その共通点とは多くのインスタグラムユーザーが複数投稿をする際、ロゴオブジェを1枚目の写真としてアップしていることです!
その利点として、ハッシュタグ検索や個人の投稿の一覧を見た際に、一目見てそのロゴオブジェを見つけることができます。
つまり、インスタグラムユーザー自らがその地のロゴオブジェを宣伝してくれるのです!
特に地域名にかけたロゴオブジェの場合はそのロゴオブジェがどの地方にあるのかも一目瞭然。
このようにロゴオブジェはPR効果があります。
4-2.検索に引っ掛かりやすいハッシュタグ
インスタグラムユーザーが観光で1章の「LOVEのロゴオブジェの場所に行きたい」となった場合、インスタグラムで「#LOVE」と探しても候補があり過ぎてなかなか見つけにくいという欠点があります。
しかし、2章の神戸や新潟のロゴオブジェは、他にあまり見られないハッシュタグ「#What’sBEKOBE」「#NIIGATA」で投稿されているため、かなり見つけやすいのです。
実際に「#BEKOBE」は4万件以上、「#WhatsNIIGATA」は900件近く(2018年3月現在)と、ハッシュタグとして成り立つレベルまできています。
インスタグラムユーザーの多くがこのようなハッシュタグで検索をかけ、投稿されている写真から観光予定を決めているケースも少なくありません。
5.まとめ
- ロゴオブジェは「インスタ映え」するフォトスポットとして、いまインスタグラマーから注目を浴びている
- ロゴオブジェは存在するだけでも、インスタグラムユーザーが宣伝してくれるからPR効果に繋がる
- 地方名にかけたロゴオブジェとハッシュタグをつくると検索がかけやすく、探してもらいやすい
このようなことから、ロゴオブジェは観光客の招致や地域おこしには有効だと考えられるのではないでしょうか。