インスタグラムユーザーであれば、シェア・共有機能がないことをご存知ではないでしょうか。素敵な写真に出会えても、フォロワーにシェア・共有が出来ないという問題のヒーローとなったアプリがあります。今回はスクリーンショット、コピーをする行為との比較、利用するにあたるメリット、その使い方と注意点、ビジネス面での活用例、マナーについてご紹介いたします。
目次
目次
- 1.どのようなアプリ?
- 2.Repostのメリット、効果とは?
- 3.どのようなシチュエーションで使うのか?
- 4.ビジネスでの効果的な活用法!!
- 5.マナーについて
- 6.シェア・共有のアプリは他にも!
- 7.まとめ
1.どのようなアプリ?
Instagramを利用中、”Repost”や”Regram”といった言葉を目にしたことがあるかと思います。それはアプリ内にはないシェア・共有機能を、他アプリで行った際に起きる現象です。そのアプリについて紹介します。
1-1.機能の特徴、概要
他人の投稿を自分のアカウントで投稿することが出来ます。Repostは引用、再投稿という意味(出典先:英和辞典・和英辞典Weblio)であり、SNSアプリのTwitterでいうリツイートの役割を果たします。大抵は画像の端や本文に、投稿元であるアカウント名、シェア・共有をする際利用したアプリ名、ハッシュタグ(#Regramもあるが数として多いのは#Repost)が記載されます。
1-2.使い方・コツ
- Instagramでシェア・共有したい写真を見つけます。
- インストールしてある、シェア・共有アプリを開き、自分のアカウントにログインをします。(ログインをしてあると、実際にInstagramで自分のアカウントから見ているものと同じ投稿を見ることが出来るので、シェア・共有アプリ内で写真を探すことも可能です。)
- シェアしたい投稿を選択します。
- 投稿前に写真・本文を編集します。画像に記載する投稿元のアカウント名の有無、またその配置、カラーを変えられます。
- 確定を押して完了です。
2.Repostのメリット、効果とは?
Repostのようなアプリを使うことで、著作権の規則についてあまり把握ができていないユーザーでも容易に、法を破るようなことなく他人の写真を自身のフォロワーに発信することが出来ます。不正、悪用、無断転載ではないことの証明、著作権の保護をしつつ拡散にも繋がるので、多くの人が同じ情報を共有することが可能になります。発信する際引用元となる投稿者のアカウントページが明確であるので、投稿者への注目が高まります。
3.どのようなシチュエーションで使うのか?
プライベートに多いのは素敵な写真を見つけた時です。共有・シェアをしてフォロワーからの共感が得られます。
また、興味のあるイベントについての投稿見つけ、フォロワーにシェアして広めることもあるようです。Instagramでは他のSNSと比べて、本文より画像の方が目に留まりやすいので、投稿した写真にイベントの詳細が記載されているのであれば、閲覧者の認知度は高くなり、参加者を募るにはうってつけです。
4.ビジネスでの効果的な活用法!!
共有・シェアの機能アプリを、プライベートのみではなく、ビジネス面で活かせる活用法をいくつかご紹介します。
ユーザーの投稿を引用する活用法!
一般の投稿から担当者等がフィーチャリングを行い、見栄え、”いいね”の獲得数、エンゲージメントからフィーチャリングを行い、取り上げた投稿を自社アカウントで共有・シェアをします。ユーザーは公式のアカウントに掲載されることを目指し投稿数を増やすので、この仕組みはユーザーとのコミュニケーションを可能にします。この時、公式のアカウントのフォロワー数が多いほど、投稿元のユーザーにも注目が及ぶのでやる気を引き出せます。そして企業側は素材作成のコスト削減に繋がるので両者にとってプラスの関係になります。これを活用しているのがUNIQLOの銀座店公式アカウントです。「#uniqloginza」などといった、特定のハッシュタグがあるとフィーチャリングはさらに容易になります。
誰でも利用できるクーポン化としての活用法!
まず条件を提示し、それをクリアしたユーザー全てが、クーポンとしての活用を可能にする方法です。条件は様々ですが、具体例では、「この投稿を見て、フォローと共有・シェアをしてくれた人にはもれなくクーポン・割引券としてご利用いただけます!」という本文内容があります。操作が容易であることから、来店したカスタマーのInstagramユーザーにその場で操作を促し投稿、担当者が条件をクリアしているか確認を行い、初めてクーポンとしての活用が可能にという流れになります。これはカフェなどの飲食店や化粧品店の会計時等で見ることがあります。ユーザーが共有・シェアすることで、閲覧者のイベントの認知、宣伝・招集効果をもたらします。
プレゼントのキャンペーンとしての活用法!
こちらもクーポン化と同様に条件を提示します。本文の具体例では、「この投稿を見て、フォローと共有・シェアをしてくれた人の中から抽選で〇〇をプレゼント!」といったものがあり、クリアしたユーザーの中から抽選などの選考でプレゼントを贈るキャンペーンの企画をする方法です。欲求からユーザーが拡散→閲覧者・応募者が増える→認知度が上がる・新しいファンが生まれるという仕組みが形成されやすくなります。
5.マナーについて
人の写真や音声、動画などは、すべて著作権で保護されています。その著作権を侵害することがなく、他人の投稿をシェア・共有する際に気をつけるべきマナーをご紹介します。
- アプリを利用しようした時とそうでない場合の比較
正しく他人が投稿したものを共有・シェアする為に、アプリを通して投稿することを推奨します。著作権の侵害に当たらない様、最低限の規則を素人でも容易にクリアできます。 利用しなかった場合、可能性として、他人の写真を許可なくスクリーンショットまたはコピーをして自分のSNSに投稿するというケースが多くなるかと思います。しかしこれでは、無断転載や著作権の侵害になってしまう危険性が高くなります。 - 投稿の際の注意点
共有・シェア機能アプリを通して投稿する際、投稿元のアカウント名の有無や本文の編集を加えることが可能です。ここで間違って、投稿元のアカウント名が、しっかり明記されていなかったり、自分が撮影したようなことをほのめかす本文にしてしまうと著作権を侵害と疑われてしまうので注意が必要です。 - 引用であるということ
これはアプリを通して他人の写真を「引用」するという形になります。「引用」としてのルールは
- 「必然性」がある
- 自分のオリジナルの文章が「主」、引用部分は「従」である
- 引用部分は、ハッキリと他の部分と区別されている
- 引用部分を勝手な変更・加工をしていない
- 引用させてもらった出典元が明記されている(著作権法48条)
- 引用しすぎないこと
があります。詳細は下記のリンクから見ることが出来ます。
SNS上の画像引用のルール
正しい「引用」のルールと著作権について
6.シェア・共有のアプリは他にも!
- Instagramでリポスト-写真&動画をリポスト
- Repost for Instagram
- Repostly-Instagramのための再投稿
- Repost-Photo Videon Insta for Instagram
検索の際、「Repost」や「Regram」と言葉を入力する多くの該当するアプリが出てくるので是非参考にしてみてください。
7.まとめ
共有・シェアアプリについてまとめてきましたが、プライベートだけでなくビジネス面での活用、幅広い多様性が見えてきたのではないでしょうか。正しく利用して可能性を広げていきましょう!
また以上の記述は、現時点での著作権法上の一般的なルールや法的見解、マナー等をまとめたもの法令の改正等で状況が変化することもあります。また、法的トラブルなどの回避を保障するものではございませんので、個別具体的問題などについてはその管轄する省庁や法律専門家までお問い合わせください。