SNSで若年層の心を掴むには?若年層マーケターArisaさんに聞いてみた。

インスタのイマドキ

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「SNSで若年層の心を掴むためにはどうすればいいのだろうか……?」

今回、インスタアンテナを運営するテテマーチ株式会社の福間が「先生」と崇め、ネクスター株式会社に勤める若年層マーケターのArisaさんに聞いてみることにしました。

今回の記事では、「中高生と大学生のSNSにみられる違いとは?」「企業がSNSで若年層を味方につけるには?」など、若年層マーケティングで気になるポイントを2人の対談から探っていきます。

目次

1.若年層の流行りって何ですか?

ーー福間:
Arisa先生こんにちは、それではよろしくお願いします!!

ーーArisa先生:
よろしくお願いします!

ーー福間:
早速ですが先生!若年層、つまり学生に流行ってるコンテンツって何ですか?

ーーArisa先生:
もうね、そこから意識変えてきたいよね。

ーー福間:
えっと、どういうこと?

ーーArisa先生:
そもそも、「学生」じゃなくて「中高生」と「大学生」で分けて考えたいんだよね。

ーー福間:
なるほど?

ーーArisa先生:
若年層マーケティングをしていると「学生がターゲット」と一括りにされてしまうことが多い。でも、実際に中高生で流行るものと大学生に流行るものはぜんっっぜん違う!!だから「中高生」「大学生」と、ターゲットを狭めないとそもそもどちらにも刺さらないコンテンツになっちゃうわけよ。

ーー福間:
中高生と大学生って僕ら社会人からしたら同じ世代だと思うんだけど、そんなに違うものなの?

ーーArisa先生:
全然違うから!!ホントに。中高生と大学生は「お金」と「時間」の使い方に大きな違いがある。それを念頭に置いて考えれば違いがわかりやすいかも。

ーー福間:
なるほど。それではまず「お金」の面についてザックリ教えてください。

ーーArisa先生:
中高生だと、基本的にはアルバイト禁止の学校が多いから自分で自由に使えるお金がお小遣いだけ、という子が多い。反対に、大学生はアルバイトをして、自分で自由に使うお金を稼ぐことが出来るようになる。中高生と大学生では、可処分所得の差が大きいんだよ。

ーー福間:
「時間」の面ではどう違うの?

ーーArisa先生:
中高生は、基本的に学校というクローズドな世界で友達と同じ空間、時間を共有している。更に「家にいなければいけない時間」も多い。時間に縛りがあるんだよね。

ーー福間:
大学生は好きなように夜遊びできるけど、中高生だと夜は家にいないといけないもんね。

ーーArisa先生:
時間に縛りはあるけど、そのぶんお金をかけずに手間暇かけるのが中高生。大学生になると、授業、サークル、バイト、遊びの予定も全部好きなように入れられて、時間の縛りもない。でも、自由になったぶん飛び回ってて忙しい子も多いから、手間暇かけて何かすることはそんなにない。大学生になると、ちょっとお金を出して解決するならお金を出す人も多いと思う。

ーー福間:
確かに言われてみれば全然違うね。それでは改めて、具体的に中高生と大学生に流行ってるコンテンツを教えてください!

ーーArisa先生:
中高生に流行ってるモノは、無料コンテンツ。例としては、YouTube、TikTok、荒野行動など。

ーー福間:
YouTube、TikTokは流行が生まれるプラットフォームだよね。どんな人、コンテンツが流行ってるのかな?

ーーArisa先生:
「マネできない」と感じさせる神格化された存在、kemioやゆうこすが人気。自分にはマネできないような技術を持っている人がウケているかな。TikTokで有名になるのも編集がとても上手な子。たとえば、Tiktokerの東ノエルちゃん。まずはTikTokで検索してみてほしい。

東ノエル TikTok
ーー参考:東ノエルさん
Tiktok:noel.n1o2e2l2_
Twitter:@No_el_12_22
Instagram:higasinoel

ほら!!こんなに編集を極めてる子いる?!こんなグルングルン画面まわす子あんまりいないでしょ!!

ーー福間:
すげ~~、クオリティめちゃ高い。これは見ちゃう。東ノエルさんは、Instagramのフィード投稿はひとつもないのにフォロワーが2万人以上いるんだね。人気がうかがえる。

ーーArisa先生:
「同じことをしろ」と言われても「無理!!」ってなるレベルの技術を持っている人が憧れの存在として人気を集めていると思う。あと、中高生には顔出しをしていないアカウントだと流行りにくいけど、大学生なら顔出しをしていなくてもコンテンツが良ければ流行る。

ーー福間:
なるほど、大学生には何が流行っていますか?

ーーArisa先生:
大学生は、中高生と反対に「マネできる」「参考にできる」コンテンツやインフルエンサーが人気。具体例としては、服やコーディネイトや画像加工の仕方を参考にできるインスタグラマーなど。

ーー福間:
身近な存在が人気になりやすいんだね。一般の大学生はどんな投稿をしているんですか?

ーーArisa先生:
カフェや美術館、インスタ映えする場所やモノかな。大学生は自由にお金を使えて、好きな場所にもいけるから、そういった投稿が多くなるんだと思う。

ーー福間:
さっき中高生の流行りについて話したときはインフルエンサーについての話題だったけど、一般の中高生はインスタグラムに何を投稿するのが流行ってるんですか?

ーーArisa先生:
中高生の間では、めちゃくちゃ凝る編集が流行ってる。お金ではなく、時間をかけて努力をすればどうにかなるモノが流行るんだよね。インスタグラムで「#流行りの加工」と調べると、たくさん出てくるから、一回見てみたらどう?

ーー福間:
何コレ、写真の一部を加工して手書きの絵にしてるの?すごいね、凝ってる。

ーーArisa先生:
そうなんだよね、すごいんだよ。その加工に特に意味は無いんだけど。でも、「努力してこれだけ可愛いモノ作りました!」ってコンテンツが伸びる。だから、中高生には「安くてカンタン」なモノは刺さらないかも。大学生ならちょっとお金をだしてそれを買うかもしれないけれど、中高生には時間や手間がかかっても無料のモノを使う。かけられる時間に差があるからね。

ーー福間:
中高生の間でよく投稿される、凝った加工のプリやら自撮りやらっていうのは、インスタ映えにカテゴライズされるんですか?

ーーArisa先生:
とりあえず、「インスタ映え」ではない。中高生たちが「映え」を意識してやっているわけではないと思うから。中高生の子たちはこの凝った加工画像を通して映えたり、ましてやインフルエンサーになったりしたいわけではないの。ただ自分の人生、生活がどれだけ充実しているかを見せたいだけなんじゃないかな。それも、学校などのクローズドな世界の知り合いだけに。

ーー福間:
きっと、「SNSを通じて自分の人生を楽しそうに見せる」という意識は中高生、大学生を問わず根底にあると思う。ただ、中高生と大学生ではアウトプットの仕方が違う。それは自由にできるお金や時間に差があるから。例えば、大学生が自分の人生を楽しそうに見せるためにカフェに行ったり、インスタ映えするモノを手に入れて投稿したりするのに対して、中高生は自分たちで写真や身近にあるモノを加工して可愛いモノを創作することで「自分たちの生活はこんなに楽しいんですよ」と主張している……こんな感じの理解で大丈夫ですか、先生。

ーーArisa先生:
いいんじゃないでしょうか。

2.企業がSNSで若年層を味方につけるにはどうすればいいのですか?

島袋愛彩さん
ーー福間:
Arisa先生は、「企業がSNSで若年層を味方につけるため」に、どのような施策が効果的だと考えますか?

ーーArisa先生:
中高生がターゲットだったら、中高生に人気のインフルエンサーを使うとウケると思う。企業の公式アカウントをフォローしている子はあまりいないけど、インフルエンサーが投稿によく出てくるならフォローする可能性が高くなる。

ーー福間:
企業のツイートを見ることはあっても、フォローまでしている子は少ないんだね。

ーーArisa先生:
そうだね。大学生の場合は、コンテンツ重視の訴求がいい。漫画にしたり、使い方紹介をしたりすると刺さる。

ーー福間:
中高生は人、大学生はコンテンツなんですね。ところでインフルエンサーの話が出てきたけど、若い子たちってインフルエンサーのPRに敏感だよね。

ーーArisa先生:
だね。「これステマじゃない?」「PRじゃない?」って過敏になっちゃう。

ーー福間:
若い子たちにPRでもいいなと思わせる方法って、先生は何だと思いますか?

ーーArisa先生:
ヘタに隠そうとしないことじゃない?みんな、大好きで信頼している人がこそっとPRをして隠そうとしているのが気に障るんだと思う。だまされるのが嫌なんだろうね。

ーー福間:
ずらーーってあるハッシュタグとハッシュタグの間に「#PR」って入れてみたりね。その点、佐藤ノアちゃんは「案件です」って堂々としているからいいんだろうなあ。

ーー参考:日本一喋れるインフルエンサー佐藤ノアが語る「これからのインフルエンサーマーケティング」とは

3.まとめ

福間さん

今回の対談でわかった、若年層の心を掴むポイントについてまとめます。
今後の若年層マーケティングの参考にしていただけたら嬉しいです。

若年層の流行りって何ですか?

  • まずは「中高生」と「大学生」で分けてターゲットを考える
  • 中高生には、努力と工夫で楽しめる無料コンテンツが人気
  • 中高生には、「顔出し」していて「自分にはマネできないくらいすごい」ものをもったインフルエンサーが人気
  • 大学生には「マネできる」親しみやすく身近なインフルエンサーが人気。コンテンツが良ければ顔出しはしていなくても人気が出る
  • 中高生はインスタグラムで凝った加工のプリクラや自撮りを投稿する
  • 大学生はインスタ映えのスポットやモノを投稿する
  • 中高生と大学生でアウトプットの仕方は違うが、「SNSで自分の人生を楽しそうに見せたい」という意識は変わらない

企業が若年層を味方につけるにはどうすればいいのですか?

  • 実は企業アカウントをフォローしている人は少ない
  • 中高生がターゲットの場合、インフルエンサーを起用する。インフルエンサーが投稿によく出てくれば、フォローされやすい
  • 大学生には漫画や使い方紹介などのコンテンツで訴求する
  • 若年層はPRに敏感。コソコソやるのではなく、堂々とPRする

福間Twitter:@fukuma1023
Arisa先生Twitter:@ars__625

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