Instagramの普及に伴い、アカウントを運用する企業も増えています。しかし、Instagramの運用から直接サービスの利用に繋げられず悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
そのような中でも、今回ご紹介するLovegraphさんはストーリーズを活用し、Instagramアカウントからサービスの利用に繋げることに成功しています。そんなLovegraphさんにInstagramの運用方針や活用方法を伺いました。
目次
目次
1.企業ご紹介
1-1.Lovegraphについて
「Lovegraph」は株式会社ラブグラフが運用する出張撮影サービスです。全国のカメラマンがカップルや家族、友達との記念日や旅行など様々のシーンを素敵な写真に残します。
HP:https://lovegraph.me/
1-2.Instagramアカウント紹介
Instagramアカウント @lovegraph_me
フォロワー数 52.7千人(2018年9月現在)
アカウント開設日 2015年1月
InstagramアカウントではLovegraphのサービスを利用した方の写真を毎日ご紹介しています。@lovegraph_meだけでなく、撮影プランに合わせて@lovegraph_kidsと@lovegraph_weddingも運用しています。
今回は株式会社ラブグラフのアンビルさんにInstagramアカウントについてお話をお伺いしました。
2.アカウント運用について
2-1.コンテンツ
――いつからInstagramアカウントを運用していますか?
2015年1月からやっています。その頃は今ほどInstagramを利用している人も少なかったので、認知度の向上やサービスを利用してもらうために開設したというより、多くの方にラブグラフの写真を見てもらいたいという思いではじめました。今年から私がSNS担当者になったので、一人でTwitter、Instagramの複数のアカウントを更新しています。
――投稿する写真はどのように選んでいますか?
心が動く写真を選んでいます。スクロールしながら作業的にダブルタップする”いいね”と「本当にいいな」と心から感じて押す”いいね”は全然違うと思います。そんな、思わず目を引くような投稿を心がけています。Instagramの使い方は人それぞれだと思います。憧れの人や好きな方をフォローする人が多いのですが、ラブグラフのアカウントが発信しているのはフォロワーさんからしてみれば「知らない人」なんです。だからこそ、カップルさんの幸せな表情や空気感が伝わってくるような写真を選んで投稿しています。遠距離カップルさんや、フォトウェディングなど写真に物語が凝縮されているコンテンツは特に人気です
2-2.アカウントの使い分け
――@lovegraph_meだけでなく@lovegraph_kidsと@lovegraph_weddingも運営されていますが、どのように使い分けていますか?
@lovegraph_kidsはこれまであまり届けられていなかった家族層へリーチ拡大のために、撮影プランの変更時に合わせて開設しました。@lovegraph_weddingは、最近力を入れているアカウントです。@lovegraph_meはカップルの写真を投稿しているので、それぞれのアカウントで利用してほしい年齢層を意識したアカウント運用をしています。
――例えばどのような工夫をされていますか?
@lovegraph_kidsでキャプションは、ママインスタグラマーさんから知人まで色々な方のInstagramを見て研究しました。ママさんのInstagramは子どもがかわいくてしょうがないはずなのに、ストレートに自慢することはないですし「親バカでごめんなさい!」と、謙遜しながらちょっと笑える要素を含めている方が多いなと気づきました。なので、@lovegraph_meよりも弾けたキャプションで絵文字も使っています。例えばお父さんが高い高いをしている写真なら「パパ頑張っちゃうよね😂」というキャプションにしてママさんからの共感を狙っています。
@lovegraph_weddingは花嫁世代としてドレスを着るときはこんなカットが撮りたいな、とリアルに思う写真を選んでいます。@lovegraph_meではカップル2人の写真しか投稿していないのですが、花嫁世代になると自分1人の写真も欲しくなるので、ドレスがよく見える1人の写真も選んでいます。フォロワーはまだ少ないですが、髪型やブーケなどを参考にしてもらえるよう花嫁さんに向けて発信しています。
3.ストーリーズの活用方法
3-1.ユーザーとの交流
――ユーザーとの交流について教えてください
ストーリーズを使っています。質問スタンプでフォロワーさんの恋愛相談に乗ったり、撮影プランに関する質問に答えたりしています。DMでも撮影の料金や場所の質問に返信しています。毎日使っているInstagramだからこそ気軽に質問できるのだと思います。
――ストーリーズは他にどのように活用していますか?
投稿はカップルさんの写真だけなので、サービスのPRにストーリーズを活用しています。特にハイライトは撮影風景やプラン、カメラマンの紹介など”カップルの写真を紹介しているアカウント”ではなく、”出張撮影サービス”だということを認識してもらえるように意識しています。
――Instagramを始めてお客様からの反響はどうですか?
Lovegraphを利用してくれたある女性からは、「LovegraphのInstagramを見てから彼と一緒に撮って欲しいと思っていた」とおっしゃっていただけていて、きちんとサービス利用に繋がっています。ハイライトを上にスワイプすると申し込みフォームに飛ぶようになっていて、Instagram経由でサービスを利用する流れができています。
3-2.カメラマンのリクルーティング
――ストーリーズでカメラマンのリクルーティングも行なっていますよね?
はい。SNSのアカウントをフォローしてくださっているのはサービスの利用者だけでなく、カメラマンもいます。そのため、DMで問い合わせをいただくことも多いです。
4.今後の展望
――今後の展望を教えてください
今までもストーリーズのスタンプが登場したらそれを使ってみたり、ハイライトが登場したら活用してみたりと新機能をどんどん取り入れて来ました。これからもその時の主流や人気を汲み取っていきたいと思います。なので、今はInstagramとTwitterを運用していますが、もし新しいSNSが登場したらそちらも使うと思います。時代の波に乗ったアカウント運用を今後も続けて行きます。