最近、急速にInstagramの利用者が増えていますが、その一方でSnapchatやSNOWも利用者が拡大しています。いったい大学生はどのようにSNSを使い分けているのでしょうか?InstagramとSnapchatの特徴を解説しつつ、具体的な場面に応じて、使い分け事情を見ていきましょう。
目次
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1.Instagramを使うときってどんなとき?
1-1.誕生日の投稿
誕生日は年に1度の大切な記念日です。大切な日の投稿はちゃんと加工したきれいな写真でみんなに報告したいはず。そんなときにはInstagramがぴったりです。いいね!やコメント機能もついているため、フォロワーたちにお祝いしてもらいましょう。
Snapchatだと…
残念ながらSnapchatは一定の時間がたつと消えてしまうため、誕生日という大切な記念日の投稿には適していません。また、コメントもみたら消えてしまうため、Instagramのほうがいいでしょう。
1-2.新商品購入の投稿
Instagramにはハッシュタグがつけられるというのが、他のSNSとの圧倒的な違いといえるでしょう。たとえば、自分が買った商品の名前をハッシュタグで投稿に載せることによって、同じ商品のファン同士のコミュニティが作れ、企業の側もどんな人が自社の商品を買ったのか見ることができます。
それと同時に、そのブランドを知らなかったフォロワーに宣伝効果ももたらすのです。
Snapchatだと…
単に友達に自慢するためだけなら、Snapchatで共有するのも悪くはないと思います。Snapchatでは、写真や動画を、短い字幕やスタンプつきで送信できるので、手軽さという点ではInstagramに勝っていると思われます。
1-3.旅先での投稿
最近は、デジタルカメラや一眼レフが発達し、スマートフォンに搭載されているカメラ機能も高度化されてきました。美しい写真を誰でも簡単にとることができるようになった現代、それを共有するのに適しているものはまさにInstagramです。写真を投稿する際に、色調が細かく変えられるようになっているので便利です。
Snapchatだと…
思い出に残したいきれいな写真は、やはり消えてしまうSnapchatには適していないですよね。しかしこういう使い方はできます。たとえば、花火があがってそれをリアルタイムで友達に共有したいとき。動画は10秒以内と限られているものの、一瞬で終わってしまうものをすぐにとってすぐに共有したいというときは、通常のカメラで撮影してそれをラインで送るよりも、Snapchatで送るほうが簡単!
さらにSnapchatで撮影したデータは、自分のアカウントの中にメモリーとして残りますし、カメラロールに保存することもできます。人から送られてきたものに関しては見たら消えてしまいますが、自分が撮影したものに関してはきちんと残すことができるのです。
1-4.イベントの写真を投稿
文化祭などのイベントでは何枚も写真をとることでしょう。Instagramではコラージュをつくる機能もついているので、いろんな写真を組み合わせて1つの投稿をつくりあげてみましょう。また、FACEBOOKと同じようなタグ付け機能もついており、集合写真などからまた新しい友達を探すことができたり、共通の友人がでてくるので、人間関係の輪も広げられると思われます。
Snapchatだと…
Snapchatにはタイムラインは存在せず、撮った写真や動画を共有するには、①友達登録されているユーザーに送る②マイストーリーに載せる、の二択です。したがってコラージュをつくることはできないので、あまり適していないかもしれませんね。
2.Snapchatを使うときってどんなとき?
2-1.飲み会の動画を投稿
日常の生活で、突如としておもしろいものを発見し思わずスマートフォンで撮影…。なんてことがたまにありますよね。そんなときは、送信相手が身近な知人に限定でき、なおかつ送る動画や画像の閲覧時間が限られているSnapchatがおすすめです。Instagramはフォロワーも100人から300人という大学生が大半だと思いますが、必ずしもその人たち全員に、ふざけている動画を共有する必要はありません。
Snapchatなら、そもそも友達登録されているのは、個人差はあるとは思いますが、比較的身近な友達だけです。それに、毎回写真や動画を送る際に送信相手を選んで送るような仕組みになっているので、内輪で盛り上がるようなものを共有したい際には便利です。
2-2.そもそも載せるほどでもない投稿
Snapchatで共有される動画や写真の大半は意味なんてあまりありません。暇だったから自撮りを送ってみたり、電車がとまって駅構内が大混雑な様子を送ったり、勉強や課題を始める際に、今からやるぞ!と送ったり。TwitterやInstagram、FACEBOOKは、いろんな機能がついて便利ではありますが、多くの人が閲覧でき、拡散されやすいため、ひとつひとつの投稿に気を配らなくてはなりません。そんな中でSnapchatは、身近な友達に限定されている点や送られてきたものを閲覧したら消えてしまう点、スクリーンショットされたら送り主に通知がいく点から考えて、人目をあまり気にすることなく、安心して写真や動画を共有できます。
最近、InstagramにもSnapchatにあったストーリー機能が追加されましたが、今ここで挙げたように、何百人ものフォロワーに共有する必要のないものはInstagramのストーリー機能ではなく、Snapchatのストーリー機能で共有してもいいかもしれません。
3.InstagramとSnapchatの利点
3-1.Instagramの利点
- 加工したきれいな画像を投稿できる
- ハッシュタグをつけて同じコンテンツを共有できる
- いいね!やコメントで、投稿に対して反応できる
- ストーリーに動画を投稿できる(これはスナップチャットも同じではあるが)
- タグ付け機能がついており、また、共通の友人と簡単に繋がれる
- コラージュをつくって投稿できる
→以上の点から、何か旅行や誕生日、文化祭など、自分の中でイベントがあったときの思い出の写真の投稿、新しいものを買った時の自慢など、多数の人に見てもらいこと知ってもらいたいことなどを共有する際に使うことが多いです。イメージとしては、FACEBOOKほど公式的ではありませんがツイッターほど何度も更新するものでもない。ちょうどその中間あたりといえるでしょう。
3-2.Snapchatの利点
- いいね!もなく、コメントもダイレクトメッセージしかないため、人目を気にせず投稿できる
- コメントも1度開いたら消えてしまうため、ふだん言えないようなことでも意外とここで話せたりする
- 表示される時間が10秒と限られており、また、静止画がスクリーンショットされた際には投稿者に通知がいくため、拡散されにくい
- TwitterやInstagramのように、話したことのないような素性の知れない人物が、友達に登録されることはほぼないので、より安心して動画を共有できる
- SNOWに似た機能(自撮り機能を使う際に、カメラが人の顔を認識して、顔が美化されるように加工できたり、かわいい犬や猫の耳がついたような写真が撮れる機能)も搭載されている
- マイストーリーへの投稿と、友達登録されている人の中から選んで動画を共有できる
- 撮影してから投稿されるまでの作業が一瞬で終わる
→以上の点から、自分の身近な知人だけに時間を限って動画や静止画をごく簡単に共有できるため、着飾った美しい写真というよりは、オフショットに近い写真を共有するのに使うことが多いでしょう。
4.まとめ
まだあまり事業に使われていませんが、Snapchatの利点は圧倒的な手軽さと、リアルタイムで共有できることです。個人差はありますが、手軽な分、Instagramより閲覧頻度がSnapchatの方が高いと思われます。また、フォロワー同士のつながりやリアルさはSnapchatの強みです。ただ、良くも悪くも拡散力には欠けるメディアではあるので、広告ツールに使うにあたってユーザーに何を促すのか考えていかなければいけませんね。