皆さんは映画を観ますか?どんな映画か調べる時、映画の公式サイトを見ますよね。そこによくSNSへのリンクが貼ってあるんです。日本映画の場合、公式ツイッターはあるけど、公式インスタグラムはない場合が多いのです。そこで、今回はハリウッド映画インスタ活用術をまとめてみました。どのようにしたらもっと効率的に映画をPRできるのでしょうか。
目次
目次
1.アメリカ映画のインスタ活用術!
1-1.日米映画TOP5に見るインスタ活用率 どっちが多い?
まずどの程度公式インスタグラムがあるか、日本映画TOP5と全米映画TOP5で比較していきましょう。
○=公式アカウントあり
週末観客動員数TOP5
【邦画】興行通信社調べ(10月20日~10月22日) | 公式インスタ | 【洋画】【洋画】BOXOFFICE調べ(10月20日~10月22日) | 公式インスタ |
1位 ミックス。 | ○ | 1位 Tyler Perry’s Boo 2! A Madea Halloween | ○ |
2位 斉木楠雄のΨ難 | ☓ | 2位 ジオストーム | ○ |
3位 バリー・シール/アメリカをはめた男 | ☓ | 3位 Happy Death Day | ○ |
4位 劇場版 Fate/stay night [Heaven’s Feel] I.presage flower | ☓ | 4位 ブレードランナー 2049 | ○ |
5位 アウトレイジ 最終章 | ☓ | 5位 Only The Brave | ○ |
日本映画は1作品のみハリウッド映画はなんと5作品が公式アカウントありという結果でした。この結果でわかるように、ハリウッド映画はすべてのTOP5映画にインスタを使用し、日本ではまだまだ公式アカウントの使用率はかなり低いということがわかりました。
1-2.アメリカ映画のインスタフォロー数はどれくらい?
では、公式アカウントのフォロワーはどのくらいいるのでしょうか。
実際に見てみましょう。(10月30日調べ)
1位 Tyler Perry’s Boo 2! A Madea Halloween 7.9万人
2位 ジオストーム 7960人
3位 Happy Death Day 2.8万人
4位 ブレードランナー 2049 4.8万人
5位 Only The Brave 3631人
調べてみた結果、映画によってフォロワー数は様々ですが、多くて7.9万人ものフォロワーがいることがわかりました。
1-3.ハリウッド映画公式インスタの特徴とは?
ではどのようにインスタを活用しているのでしょうか。ハリウッド映画の公式インスタにはこれらのポイントがありました。
○映画のタイトルにタグをつけPR!
例えばブレードランナー2049のハッシュタグ#bladerunner2049は10万件以上のタグ付けがあります。
映画を鑑賞時だけではなくファンによるタグ付けも多いようです。
○予告編などの動画を投稿する
多くの映画公式インスタが映画のクリップを投稿しています。動画を投稿することで写真よりも目を引き、再生回数も表示されるのでとても見やすい仕様となっています。
○出演者のオフショットを投稿する
映画撮影時などのオフショットや映画公開イベントでの写真など他では観ることのできないような写真を投稿しています。
2.公式アカウントを作るべき3つの理由
アメリカでは映画業界でもインスタグラムの活用が盛んです。映画の公式アカウントがある利点を3つ紹介します。
2-1.映画の俳優のファンの観覧数が増える。
映画といえばもちろん俳優さんが出ています。なのでその俳優のファンでその映画を観るという人も多いのです。Gooリサーチによる洋画よりも邦画が好まれる理由について「邦画のみ観た」ユーザーの回答から、洋画よりも邦画を好む理由がある人は8割程度で、その上位の理由は「好きな俳優が出演しているから」(31.5%)であるそうです。約3割が好きな俳優が理由で映画を観ているのです。
ということは、インスタで俳優の写真を投稿すればファンの方々から注目を浴びるはずです。オフショットなどの他では見られないような写真を投稿すると話題になるでしょう。
2-2.予告編を投稿して認知度を上げる。
インスタグラムには動画を投稿する機能があります。これを使用することによって予告編の投稿も可能です。動画の長さは60秒となっているようです。
なぜ60秒?と思う方も多いと思いますが、それには理由があり、視聴者を拘束できた30秒以内の動画なら80%以上の視聴者を、30秒~1分以内の動画で70%の視聴者を拘束でき、長い動画になると一気に拘束率が低下しています。そして、時間の長い動画は冒頭数分間で視聴者が離脱しているというのです。
Instagramユーザーが、サービス利用中に動画を視聴する合計時間は、2016年1月からの半年間で150%伸びたという報告もされているのでインスタ内で動画の編集も可能ということなので、是非試してみてください。
参考:Instagram動画が「1分」に延長された2つの理由
2-3.映画を観た人によるタグづけが増える。
私は現役大学生ですが、よく友人が映画のチケットとともに「○○を観た!」という投稿を見かけます。映画を観ると鑑賞後、感想をインスタでシェアしたいという人が多いようです。そこで利用するのが「ハッシュタグ」。多くの人が映画のタイトルや出演俳優などをタグづけしています。タグをつけることにより流行に敏感な若者に広まり、同時に感想などからストーリーや評価も伝わるので宣伝効果は高いと思われます!
3. 公式アカウントで情報発信する際のポイント
3-1.英語を使う?日本語を使う?
対象地域によって異なりますが、日本語を使うほうがいいでしょう。もちろんハッシュタグには英語を使うほうが広まりやすいです。なのでコメント・日本語、ハッシュタグ・英語で稿してみましょう!
3-2.オリジナルタグをつけてPR!
映画タイトルのハッシュタグはもちろん例えば出演俳優のハッシュタグ、映画内に登場する決め台詞のタグなどがあると広まりやすいでしょう。
4.ツイッターよりインスタグラムが効果的な理由
公式アカウントを作るならツイッターで充分と思っている方も多いと思うのですが、実はインスタグラムだからこその理由があるのです。
4-1.アクティブ率がツイッターより高い
アクティブ率(アクティブユーザー)とは単にアカウントを持っているだけでなく、一定期間でどのくらいそのサービスを利用しているかを測る指標です。
インスタグラムのアクティブ率は84.7%
ツイッターは70.2%です。
参考:4大SNS(Facebook, Twitter, Instagram, LINE)の日本における利用状況《随時更新》
インスタグラムはツイッターより14%アクティブ率が高くユーザーの使用率が高いといえるでしょう。
4-2.ハッシュタグを利用しやすい!
ツイッターはあまりハッシュタグをつけませんがインスタではいくらタグを付けていても不自然ではありません。
例えば出演俳優をタグ付けしたり、
関連アカウントをタグ付けしたりします。
下のようにに商品やメーカーなどの公式アカウントのタグを付けることにより、PR効果アップも大いに期待できます。
そして2-1.映画の俳優のファンの観覧数が増えるの通り、出演俳優による公式アカウントのタグ付けも大きな効果があります。
映画についてのハッシュタグをつけて投稿することで、拡散され認知度も更に上がるでしょう。
4-3. 女性比率が多い!
ツイッターとインスタグラムの男女比率を調べたところ、次のようなことがわかりました。
女性の割合: ツイッター 51% インスタグラム 60%
4大SNS(Facebook, Twitter, Instagram, LINE)の日本における利用状況《随時更新》
のようにインスタグラムはツイッターより10%ほど女性の利用率が高いことがわかります。
更に性年代別に映画館鑑賞率をみると、昨年結果同様に、男女ともに10代の鑑賞率が最も高く、男性10代で45.8%、女性10代で66.3%であった。女性10代の鑑賞率は特に高く、女性の映画鑑賞率が高いです。
恋愛映画などは特に女性の支持を受けるので、インスタを活用する方が効果的に宣伝できるでしょう。
5.まとめ
以上のようにインスタを使用すれば効率的にかつ、予告編などの動画、ハッシュタグを効率的に使用し映画を宣伝することが可能です。日本映画はまだまだPRの幅を広げられるように感じます。映画だけではなく他ジャンルの企業でも動画やレア度の高い情報を投稿することで、拡散は可能です。公式アカウントでプロモーションの幅を拡げてみてはいかかでしょうか。