Instagram運用の停滞感を打破した4つのポイント【SINIS活用事例 – 株式会社ヘラルボニー】

SINIS活用事例, インスタビジネス活用

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株式会社ヘラルボニーは、「異彩を、放て。」をミッションに掲げる福祉実験ユニットです。日本全国の福祉施設とアートライセンス契約を結び、3000点以上のアートデータを軸に事業を展開しています。障害のある作家が描くアート作品をプロダクトに落としこむアートライフブランド「HERALBONY」、建設現場の仮囲いにアートを転用する「全日本仮囲いアートミュージアム」など、福祉領域の拡張を目指して様々な社会実験を共創します。

今回は、ヘラルボニーのInstagram公式アカウントを運営する中塚様、浅川様、玉木様、小森様にお話をお聞きしました。

世界観を守るため、アカウントを2つに分けて運用

中塚様:
ヘラルボニーでは2つのInstagramアカウントを運用しています。

1つはアートライフブランドとしてのアカウントである「HERALBONY」。
こちらでは、ヘラルボニーがプロデュースする、障害のあるアーティストが描くアート作品を落とし込んだプロダクトを紹介しています。
フォロワー数は8600人(2021年5月現在)です。

もう1つは、ブランド以外のヘラルボニーの事業や活動を発信し、「思想」を伝えることを目的としたアカウントである「ヘラルボニー」。
こちらは2020年に2つ目のアカウントとして立ち上げ、フォロワー数は現在1680人(2021年5月現在)です。

 

当初、ヘラルボニーでは「HERALBONY」のアカウント1つのみを運用していましたが、ビジュアルを意識したアートプロダクトの紹介、ポップアップイベントの告知、思想の発信など、統一感のないコンテンツ配信状況となってしまっていたため、これではヘラルボニーの世界観を維持することができないと判断し、アカウントを2つに分離させました

結果、アカウントごとの目標や発信すべき内容が明確になり、運用メンバーの認識も合わせやすくなったので良かったと思います。

Instagram運用の停滞感を打破した4つのポイント

浅川様:
今のように本格的な体制が整うまでは、他の業務で手一杯だったこともあり、Instagram運用は手が空いた人が対応する片手間の業務になっていました。

投稿クリエイティブも既存の素材を流用したものばかりで、ユーザーには「未確定」「既視感」「無機質感」を感じさせてしまっていたと思います。その状況を打開したのが、
①SNSマーケティング経験者である中塚のジョイン
②インターン生を中心にInstagramの戦略を整理
③SINISを活用したデータ蓄積・レポーティング
④SINISのカスタマーサクセスメンバーとのMTG
の4つです。

 

1つ目に、SNSマーケティング経験者である中塚(PR担当)がジョインしたことにより、Instagramの運用方針が明確になりました。

「ヘラルボニーらしさ」のようなものは明確に定義されていないものの、メンバー間で共通認識がかたちづくられるようになり、それをクリエイティブに反映するようにしています。

2つ目に、当時のインターン生を中心にInstagramの戦略を整理し、言語化しました。

この作業を通じて、現状の課題と今後の方向性が明確になり、かつインターン生の強い当事者意識も生まれ、その後の運用チームの基礎ができたと思います。

3つ目に、これまでの場当たり的な運用から一転、SINISを導入したことで、より具体的に「どんな投稿がいいのか」「どんな時にフォロワーが伸びるのか」といった議論ができるようになりました

SINISを使い始めて分かったのですが、ヘラルボニーの投稿の中でも特に、アーティスト自身のお顔と制作物を一緒に写した写真のエンゲージメント率が飛び抜けて高い傾向にありました。アート単体だけだと伝わりきらないストーリーが写真から伝わるのだと思いますが、そういった気づきが次のクリエイティブ制作のヒントになりました。

そして最後に、SINISのカスタマーサクセス担当の方と何度もMTGを行ったことで、SINISのデータが具体的なアクションにつながりました

例えば、「インプレッション数」や「保存数」といった指標の意味合いについては、SINISの担当者の方とのMTGを通じて理解を深めていったのですが、その理解度が高いのとそうでないのとでは、データから読み取れる情報量が段違いです。

SINISの有料プランを利用していると、面談の希望にもいつでも快くお応えいただけるので、何か困ったときに相談する先ができて非常に心強いです

最大の成果は「新しいターゲットへのリーチ」

小森様:
これまでのヘラルボニーのメインターゲットは「丁寧な暮らしに興味のある」「社会的な取り組みに対しての関心が強い」「ストーリーに惚れ込んで商品を買う」ような方たちでした。

しかし、そういった方々だけにリーチし続けていても、ヘラルボニーの実現したい世界をつくることは難しく、トレンド感や自己表現に対して関心の強い層にファンになってもらうための施策が必要だと考えていました。
そして、Instagramはまさにそういったユーザーが多いSNSです。

既存のファンからターゲットを広げるために、Instagramでギフティングを実施し、情報感度の高い若者層を中心にリーチを広げていきました。また、ブランドアイコンとして女優・モデルとして活躍するモトーラ世理奈さんを起用し、インパクトのあるビジュアルイメージを作り込んでいきました。

その結果、ヘラルボニーの実店舗には10代から20代前半の方のご来店が急増しました。

ストーリーズで新商品やポップアップストアの告知をすると、それがきっかけでお店にいらっしゃる方も多く、Instagramの影響力を痛感しています。

以前は「Twitterを見た」と来店される方が多かったのですが、今ではInstagramがそれを上回っています。

SINISの「ファンユーザーリスト」機能でヘラルボニーのアカウントがタグ付けされた投稿を自動収集できるのですが、若いユーザーさんがヘラルボニーのエコバッグを投稿してくださることが増え、SNS上で口コミの連鎖が起きていることが確認できています

「Instagramでしかできないこと」をチーム主導で実現していく

玉木様:
これまではヘラルボニーにとっての「世界観」を定義したり、運用体制を整えていくことが最優先の課題でした。

それがある程度落ち着き、これからはより「Instagramでしかできないこと」を追求していくフェーズに入ったと思っています。

これまで、社内から「Instagramで告知してほしい」と依頼を受け、それをスケジュール通りに投稿するような流れが主でしたが、今後はInstagram運用チームが主体となり「これをこのように告知したい」と社内に働きかけていくことで、よりInstagramに適したかたちで情報を届けていきたいです。

実は、すべてのSNSの中でInstagram経由のアクセス・売上が最も大きいのですが、今後のInstagramの機能アップデートに伴い、さらなるインパクトを生み出せる見込みがあります。

Instagramだからこそ作り込める「世界観」をさらに磨き上げていき、ヘラルボニーの思想を伝えていくとともに、ビジネスにも貢献するチャネルとして育てていきたいです。

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