みなさんは観光先を決める際、インスタグラムを活用したことはありますか?
現在では、インスタグラムユーザーの増加に伴い、観光先を決める際にインスタグラムの情報を頼りに意思決定する人が増えてきているようです。
今回、ここではインスタグラムユーザーが観光先を決める際に
- どのようにインスタグラムを活用しているか
- どのようなハッシュタグが反応がよいか
という2点のポイントをおさえて、大学生目線からお伝えしていきたいと思います。
目次
目次
1.ハッシュタグ検索「タグる」インスタグラム活用法
Googleで検索することを「ググる」ということがあるように、インスタグラムでも同じように「タグる」という言葉があります。
インスタグラムにおいて他のユーザーの投稿を検索する方法としては、基本的には
- ユーザー名(アカウント名)で検索
- ハッシュタグで検索
- 位置情報名で検索
などが挙げられますが、インスタグラムにおける「タグる」とは、この2つ目の「ハッシュタグで検索」のことを指します。
ただし現在では、ここからさらに派生して、インスタグラム内で検索すること自体について「タグる」ということもあるようです。
例えば観光スポットを検索したい場合、「#観光」というハッシュタグで検索すると、「#観光」というハッシュタグがついた世界中のユーザーの投稿を探すことができます。
なお、非公開設定しているアカウントの投稿は検索にヒットしません。
ちなみに、アライドアーキテクツ株式会社の「女性SNSユーザーの ハッシュタグ利用実態調査」によると、ハッシュタグで検索しているインスタグラム利用者について以下のことがわかりました。
- ハッシュタグの利用経験・年齢層別
- 全体で約80%のユーザーが利用経験ありと回答、また認知率も含めると約90%
- 年代別に見ると、特に若年層ほど使用率、認知率が高い
- 20代以下はほぼ全員が認知しており、約90%が利用経験があると回答
- ハッシュタグの利用経験・年齢層別(2015年2016年比)
- 2015年調査と比較すると、全年代で利用経験率が大きく向上している
- 20代以下も67%から92%へと25%増と大きく伸びている
(参考)アライドアーキテクツ株式会社「女性SNSユーザーの ハッシュタグ利用実態調査」
https://www.aainc.co.jp/synergylead/aainc/whitepaper/download111.php
※こちらクリックするとデータダウンロードが始まります
2.観光スポットを「タグる」実例
今回は、おおまかな観光先は決まっているものの、具体的に「そのエリアのどの観光スポットに行くか」という選択肢をインスタグラムで見つける方法について紹介します。
2-1.名詞そのままで「タグる」
まずは観光スポットではなく、観光地を絞っていきます。
そこで早速、行先名をそのままタグります。
たとえば「#沖縄」と検索するとこのような検索結果が、
そして「#北海道」と検索するとこのような検索結果が表示されます。
また、ユーザーによっては海外のユーザーからの閲覧を増やすために、ローマ字表記で「#okinawa」や「#hokkaido」などとハッシュタグをつけて投稿している場合もあるため、合わせて検索してみましょう。
2-2.ヒットした投稿から飛んで探す
次は行先名でヒットした投稿の中からさらに詳しく調べます。
インスタグラムの投稿の中には、「#沖縄」や「#北海道」というハッシュタグと併せて、その地域の観光スポットをハッシュタグ化して紹介していることが多いため、より詳しくその観光先について調べることができます。
その中で気になっているものがあれば、保存機能を利用してまた見ることができるようにしておきます。
保存機能に関する記事はこちら
2-3.ハッシュタグをフォローする
次も、より効率よく観光スポットを見つけられるようにするために、多くのインスタグラムユーザーが行っている、ハッシュタグをフォローする方法を紹介します。
インスタグラムでは、ユーザーをフォローするだけではなくハッシュタグをフォローすることができます。
ハッシュタグをフォローするとどのようなメリットがあるかというと、フォローしたハッシュタグがついた投稿が公開されるたびに、随時その投稿の一部が自分のフィードに流れてくるようになる点が挙げられます。
たとえば「#沖縄」というハッシュタグをフォローしておくことで、自分がフォローしていないユーザーの投稿であっても、そのタグがついてさえいればその投稿が自分のフィードに流れてくるようになります。わざわざそのハッシュタグを検索する必要がなくなるということです。
これは言い換えると、ある特定の観光スポットに関連するハッシュタグをつけて投稿することで、フォロワー以外のユーザーにその投稿を届けることができるようになるということです。
2-4.位置情報を利用する
実際に観光に行くとなった時、観光スポットの場所を調べますよね。
インスタグラムはGoogle地図アプリと連帯しているため、投稿をする際に位置情報を設定できます。
更に、インスタグラムで観光スポットを検索した際、ただ地名や観光スポット名だけを調べられるだけでなく、スムーズにマップ(Google地図アプリ)でその位置を調べることができます。
スポット欄で検索するだけでマップに飛ぶことができ、わかりやすい情報を得られます。
3. 観光客招致のためのハッシュタグ選定のコツとは?
ここまでで、観光スポットなどを決める際にインスタグラムユーザーはどのようにハッシュタグ検索、つまり「タグる」かを紹介しました。
そこから分かる、検索数を増やすためのハッシュタグ選定の際に抑えるべきポイントを3つ、ここで述べていきます。
3-1. 観光スポットを表現する具体的な名詞であること
タグる側は観光の行先が決まっている場合、より具体的な場所の名前を検索します。
そこから、ハッシュタグには2-1と2-2でも述べた地名や観光スポットの名前、店名、テーマパーク名、また、特産品の名前やメニュー、商品名などのより正確な名詞を入れることが重要だと考えられます。
3-2. 英語やローマ字でのハッシュタグを付ける
先程2-1でも同様に述べたのは、海外の方もタグるためで、英語やローマ字でのハッシュタグも付けることで検索数は増えます。
実際に「#枝豆」「#えだまめ」「#edamame」の3つのハッシュタグ件数を比較すると、「#枝豆」は約21万件、「#えだまめ」は約2万件、そして「#edamame」は約38万件となっており、ローマ字で表記されたものが最もハッシュタグ件数が多いという事例もあります。
(2018年4月時点)
観光客は日本人だけでなく、海外から来日する方も多いので、外国人がローマ字で検索をする可能性があることを忘れないようにしましょう。
3-3. 「#〇〇好きな人と繋がりたい」を付ける
インスタグラムでは多くの人が多くの分野で「#〇〇好きと繋がりたい」のハッシュタグを付けているをご存知でしょうか?
例えば「#カメラ好きな人と繋がりたい」の投稿数は400万件、「#写真好きな人と繋がりたい」の投稿数は1.600万件とあって、人気なハッシュタグとなっています。
実際に「#旅好きな人と繋がりたい」や「#旅行好きな人と繋がりたい」も、50万件と多く投稿されています。
(2018年4月時点)
4.まとめ
観光客招致のためには、ターゲットや目的に応じて
- より明確なハッシュタグをインスタグラムユーザーにつけてもらうこと
- 検索数が多いハッシュタグをインスタグラムユーザーにつけてもらうこと
などが非常に大切になります。
場合によっては、ある特定のハッシュタグの投稿を増やすために、ハッシュタグキャンペーンを実施する方法もあります。
どのようにインスタグラムを運用すれば効果的なプロモーションが可能になるのか、ユーザー目線で考えてみましょう。