
2017年10月11日、大阪府にて、
[2社共同無料セミナー] FullSpeed x テテマーチ 企業の魅力を最大化する!最新トレンドから見るInstagram活用セミナーが開催されました。
弊社の松重も講師として登壇するということで、テテマーチの中で数少ない関西インターン生として、セミナーを受けてきました!その様子をレポートします!
目次
目次
1.概要
1-1.セミナー概要
Instagramは、写真や動画などのビジュアル中心でコミュニケーションを取る主に若年層に絶大な支持を受け成長してきました。
月間アクティブユーザー数は世界8億人、日本国内でも2,000万人を誇り、現在最も勢いのあるSNSとして注目されているInstagramは、近年、企業の認知・集客プロモーションのツールとしても活用されるケースが目立っています。
また国内外を問わず、”インスタ映え”というトレンドキーワードに乗じて、観光やファッション、ショッピングなどあらゆる場面でユーザーの情報収集や購買意欲の促進にも大いに役立てられています。
今回のセミナーでは、Instagramプロモーションを、企業はどう活用していくのか、また顧客にどうアプローチしていくべきなのかをテーマに、プロモーション施策の最新トレンドからコンテンツ作成ノウハウや運用方法、さらにキャンペーンの企画のコツについても詳しく解説します。
なお、当セミナーは企業の広報/PR担当者様または広告代理店様に向けたセミナーです。
1-2.講師ご紹介
三島 悠太 [みしま ゆうた]
株式会社フルスピード コンテンツマーケティング事業部 プランニング部 プランナー
1993年生まれ、24歳。株式会社フルスピードのインターン生としてSNSを中心としたプロモーションのコンサルティングに従事。2016年に同社の新卒として入社。SNS領域において多くの企業の運用企画や課題解決の支援した後に、現在はコンテンツSEO、動画、SNSなどコンテンツマーケティングの領域を統括する部署のプランナーへ。大学時代は茨城県のとある町の地域活性化プロジェクトを立ち上げ、地方のプロモーションの課題に直面した。それを解決すべく、この業界に飛び込み現状に至る。
松重 秀平 [まつしげ しゅうへい]
tetemarch株式会社 執行役員
1985年生まれ、32歳。テテマーチ株式会社にて、インスタグラム運用支援システム「CAMPiN(キャンピン)」、大学生集団口コミサービス「P-conne(ピーコネ)」、旅人×Instagramの新しいプロモーション「Picruise(ピクルーズ)」、インスタグラム専門メディア「インスタアンテナ」を企画監修。その他、中小企業向けWEBコンサルタントとして、1000名以上の経営者とお会いし、様々な課題解決に取り組む。
2.フルスピード式アカウント運用の極意
2-1.インスタグラムユーザーの行動
セミナーでは、まず第1部で、インスタグラムでユーザーがどのように検索行動を行うのか、
そしてどのようにアカウントをフォローするかについて三島さんがお話されました。
三島さん:では、ユーザーが旅行先を発見しようとする場合の行動を見てみましょう。
- どこへ行こうかな? 「#日本の絶景」「#旅行」「#旅に出たい」 などのハッシュタグで検索する
- 投稿から口コミを見る。 「#スポット名」「#地名」「#○○旅」
- アカウントを見つける。 その旅先に関連した企業や地方自治体、インスタグラマーのアカウントをフォロー。
↓
自分も真似をして投稿する。
もし、見つけたのが#清水寺だった場合、
これらの投稿をみて実際の旅行先をイメージするのです。
また、清水寺のアカウントをフォローすれば、清水寺に行ってないときでもいつでも
タイムラインに流れることで、頭の片隅に存在していることになります。
2-2.アカウント運用の3つの手法
三島さん:アカウント運用には、主に3つのタイプがあるといえます。コンシェルジュ型・リポスト型・世界観型に分けて説明します。
参照記事:【コラム】フォロワーを増やすだけがインスタグラムじゃない!企業が考えるべきインスタグラム活用法
コンシェルジュ型
コンシェルジュ型は、商品点数が多い小売点で多い企業に向いており、インスタグラム内でそのタイミングに合ったお勧め商品を消費者にアピールすることができます。
リポスト型
リポスト型は、ユーザーとの関係性を作るのに適しています。自分の投稿をリポストしてほしいというユーザーは、より質の高い写真を撮ろうとします。
世界観型
世界観型は、商品数が少なくても、企業のプロモーションを薄めインスタグラムの世界観に寄せることで、見ていて楽しいというメリットからフォロワーを獲得するアカウントです。
2-3.成功するためのインスタ活用法
まず、ここで理解していただきたいのが、インスタグラム=WEB上のカタログという認識です。
インスタグラム運用を成功させる4つのポイントを紹介します。
- コンセプト・世界観を明確にすること・・・キーコンセプトはなんなのか?
例 土屋鞄製造所:このアカウントは、鞄そのものをアピールしているのではなく、「こういう日常を送る人に土屋鞄を使ってほしい」
というメッセージをビジュアルを通して伝えています。これは、世界観を十分に表現できています。 - 魅力的なコンテンツを継続的に発信すること・・・やってみないと分からないことがたくさんあります。
まずは初めて見て、効果測定し、自社の強味を見つけましょう。継続的な発信が大切です。 - ユーザー発のコンテンツを生かすこと・・・リポストが大きな役目を果たします。
公式アカウントからいいねされたり、リポストされるとユーザーは嬉しいものです。
第三者によるリアルなユーザー目線の投稿により、新たな世界観が作られる可能性もあります。 - ハッシュタグで広げる・・・ハッシュタグの多さは認知度、人気を表します。
コアファンを広げるためには、広告でアカウントをアピールするという手もあります。
インスタグラムで期待されていることは、「ビジュアルによって世界中の人々に良いものの共有ができること」なのです。
第1部のアカウント運用のお話では、一口にインスタグラムの運用と言っても、コンシェルジュ型、リポスト型、世界観型とタイプが分かれる。
インスタグラムは、WEBカタログであるという認識を持ち、
- コンセプトを明確にする
- 継続的に発信する
- ユーザーコンテンツも活用する
- ハッシュタグを活用する
上記の4点をポイントに運用していくことが重要であるということがわかりました。
3.テテマーチ式!キャンペーン活用の極意
3-1.キャンペーン企画のポイント
次に、第2部では、弊社松重より、インスタグラムのキャンペーン企画のポイントや、
株式会社テテマーチが提供する「CAMPiN」というCMSサービスについての説明がありました。
松重:インスタグラムを活用し、もっとアカウントを知ってもらおうとするにあたり、
企業でよく「キャンペーンをしよう」という方向になります。
キャンペーンを企画のポイントとしては、6つ挙げられます。
- インスタグラムに投稿する内容としてふさわしいこと
- 参加ハードルが高くないこと
- 参加してくれそうな方に認知させられること・・・例えば水を買うなら、自動販売機やスーパーで告知
- 参加対象の嗜好に合うインセンティブを設定すること・・・もしママ世代を対象とするなら、掃除機などの家電をプレゼントするなど。
- 投稿しやすい環境(フォトジェニック)を与える
- キャンペーン参加者を通して参加者のフォロワーに何を訴求したいか目的を考えること・・・口コミを拡散させたいか?ユーザーと交流したいか?
よくキャンペーンで施行される、「フォトコンテスト」は継続的な投稿でユーザーの育成を図ることができます。
キャンペーンをすることで、ブランドにより「親近感」をもってもらうことができるのです。
3-2.Instagramキャンペーンツール「CAMPiN」とは?
松重:弊社「テテマーチ」が提供するCAMPiNの特徴について説明します。
先ほども、企業がインスタグラムをよりアピールする方法として、
キャンペーンが有効であるということをお話しさせていただきました。
CAMPiNは誰でも簡単にキャンペーン作成・管理できることをコンセプトにしたCMSサービスです。
CAMPiNの管理画面から、簡単にキャンペーンが作成可能で、導入いただいている期間は、いくつでも作成することができます。
また、フォトコンテスト形式のキャンペーンページもテンプレートが用意されており、
CAMPiNを導入するだけで簡単にキャンペーンを実施することができます。
(詳しくは、こちらの記事でも紹介しています。
⇒CAMPiNとは
⇒インスタグラムキャンペーンCMS「CAMPiN」の使い方
インスタグラムキャンペーンを通じて、ユーザーとのコミュニケーションを図りつつ、インスタグラム上のユーザー投稿を促進できます。
また、ウィジェットのソース発行による外部サイトの埋め込みも可能ですので、最近話題のUGC(User-Generated Contents)としての活用もできます。
ユーザー投稿の促進及び、管理としてCAMPiNを活用してみませんか?
3-3.キャンペーンに期待できること
松重:キャンペーンにより、
- フォロワーの獲得
- 第三者発信により、様々なユーザーへの拡散
- ユーザーの口コミをストックする
ことが期待できます。
「口コミをストックする」の例に関しては、HISさんの、「タビジョ」がいい例ではないでしょうか。
HISさんは、「タビジョ」というハッシュタグを提案して、
旅する女子ユーザーをターゲットに、女子旅のかわいい写真の投稿を集めています。
そして、投稿された写真一部は、アカウントやH.I.S.の他媒体で紹介されています。
そして、ハッシュタグによって、その観光地の人気度を把握し、ツアーパッケージ作成の参考にもできるのです。
キャンペーンとは、ユーザー投稿を促進させるゲーミフィケーションです。
ユーザーが購入した商品や、体感した感動をインスタグラムに投稿してシェアしてもらうための
動機づけとなります。また、キャンペーンを通してユーザーとのコミュニケーションを円滑にすることができます。
第2部のキャンペーンについてのお話では、
以下、キャンペーン企画の6つのポイントについてを学びました。
- インスタグラムに合った企画であること
- 参加ハードルが高すぎないこと
- 参加してくれそうな方に知ってもらうこと
- 参加者の嗜好にあったインセンティブを用意すること
- 投稿しやすい環境を用意すること
- キャンペーンを通して何を得たいか明確にすること
また、キャンペーンを実施することで
- フォロワーの獲得
- 第三者発信による情報拡散
- ユーザー口コミのストック
上記のような効果を期待できるということもわかりました。
4.まとめ
今回、インスタグラムに関するセミナーに参加したのは初めてでした。
今までは、「インスタグラムを運営することは企業にとってプラスになる」となんとなく思っていたことが、明確な理由を理解できるいい機会となりました。
インスタグラムをWEB上のカタログと認識し、目的をはっきりしたうえでインスタグラムのキャンペーンをすることで、よりユーザーの目に留まりやすいアカウントづくりができるのではないでしょうか。