新元号「令和」になり数日経ちますが、世間はまだ盛り上がりを見せています。インスタグラムを使って特別なキャンペーンを開催している企業も多いですよね。
「元号が変わる」という節目を活用したキャンペーンは大規模なものが多く、世間のおめでたいムードも相まって成功しやすいと言えます。
そこで今回は、実際にどんな令和キャンペーンがあったのかを取り上げました。これからキャンペーンの開催を考えている人はぜひ参考にしてみてください。
目次
目次
1.多くの企業が「令和」の大規模キャンペーンを開催
元号が変わる4月末頃から5月上旬頃まで、多くの企業で「令和」に乗じたキャンペーンが開催されました。ちょうど大型連休の時期でもあり、この期間中は全国で消費が増えたと言えます。
ほとんどのキャンペーンはSNSを使ったもので、インスタグラムでも大規模なキャンペーンが開催されていました。
1-1.「#令和」投稿数は100万件以上
元号が変わるという経験はめったにあるものではありません。そのためか、インスタグラムには「#令和」のハッシュタグがついた投稿が多数アップされていました。
その数はなんと約107万件。「#平成」の投稿は約32万件なので、3倍以上もの差があります。(両方とも2019年5月現在)
インスタグラムのユーザー層は20代〜30代が最も多く、この世代は人生の大半を平成時代で過ごしました。自分が過ごした元号が変わるという寂しさや感動などの経験を、インスタグラムを使ってシェアしているのです。
1-2.大きなイベントは集客の大チャンス
こうしたユーザーの行動からもわかる通り、大きなイベントは集客の大チャンスです。積極的にキャンペーンを開催することで、いつも以上のコンバージョンを獲得できるかもしれません。
元号が変わってしばらく経ちますが、インスタグラムでの「#令和」の投稿はまだまだ増え続けています。これからキャンペーンを開催しようと考えている人も、「#令和」のハッシュタグをつけるだけでより多くの人の目に留まりやすくなるでしょう。
2.令和初めのキャンペーン事例
それでは、実際に開催された令和初めのキャンペーンをご紹介します。
2-1.名前に「令」or「和」キャンペーン
まず最初にご紹介したいのが、名前を使ったユニークなキャンペーンです。内容は、新元号にちなんで名前に「令」または「和」のどちらかが入っていたらプレゼントがもらえるというもの。
チーズタルト専門店のパブロ(@pablo_cheese_tart)では、名前にどちらかの漢字が入っていたら来店時にチョコミントのチーズタルトをプレゼントするというキャンペーンが開催されました。
このキャンペーンではチョコミントを目的とした消費者の来店を促し、「ついでに何か買って行こう」という心理を動かしています。
また、ホテルプラザオーサカ(@@hotel_plazaosaka)では「令」「和」に加え「平」「成」の漢字のどれか1つ、または2つが名前に入っている人は、ホテル飲食代金が割引になるというキャンペーンを開催。
旧元号と新元号の両方を取り入れることで、より多くの消費者の興味を引き、来店を促すことができるのです。
2-2.大幅値引きキャンペーン
シンプルに利用代金などを割引するキャンペーンもありましたが、従来と違う点は大幅に値引きをするキャンペーンが多かったことです。
テニスラウンジ栄(@@tl.sakae)では、入会金と年会費を無料にし、受講料は半額と大幅に値引きをしています。
1月や4月もそうですが、何か節目があるときはそれを機会に新しいことを始めようとする人が多いので、令和という大きな節目を狙った上手なキャンペーンだと言えるでしょう。
また、沖縄県産の子育てグッズを販売する沖縄子育て良品(@okinawa_kosodate_ryouhin)では、赤ちゃんを迎えるためのセットが35%引きで販売されました。
元号が変わることで「#令和ベビー」にも注目が集まっており、タイミング良く令和元年生まれの赤ちゃんを授かった親も特別な気持ちに。そんな子育て世代を応援したキャンペーンです。
2-3.無料プレゼントキャンペーン
中には、来店者に無料でプレゼントをする太っ腹のキャンペーンもありました。
裏なんば焼肉富士晃(@fujiaki.namba)では、ちょうど令和に変わる4月30日〜5月2日の3日間限定で、赤富士焼しゃぶを無料で提供。
大型連休の中日なのもあり、あえて無料で提供することで来店数を大幅に増やすという工夫をしています。
郷土料理を提供するおちらとや(@ochiratoya_1203)でも、ソフトドリンクを無料で飲み放題にするキャンペーンを開催しました。
ソフトドリンク飲み放題は通常300円〜980円ほどかかりますが、無料にすることで消費者にお得感があります。サービス精神旺盛なキャンペーンだと言えるでしょう。
3.まとめ
さまざまな企業で令和に乗じたキャンペーンを開催され、その多くが成功しました。少しずつ令和の盛り上がりも落ち着いてはいるものの、今からキャンペーンを開催しても遅くはありません!
ぜひ令和初めのユニークで大胆なキャンペーンを企画してみてくださいね。