【大人気】ドラマ『逃げ恥』が行うSNS運用の秘密

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今話題の『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS火曜22時から放送)はみなさんご存知ですよね?!
ドラマの内容やキャステイングの良さはもちろん、広告やSNSもとても興味深く、さらに人気が出た理由にもなっていると思います。

主題歌である星野源さんの「恋」という楽曲に合わせ、番組のエンディングでキャスト陣が可愛らしく踊っている「恋ダンス」。YouTubeやインスタグラムなどで、一般の方によるコピーダンスもよく見かけます。

視聴者を巻き込んだ運用がしたい方に、そのコツもお教えします!

目次

1. 「逃げるは恥だが役に立つ」とは

1-1.逃げ恥の原作漫画

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今世間で注目されている、連続ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」ですが、実は漫画原作のストーリーなんです。

原作者は海野つなみさんで、講談社で出版中の漫画雑誌「Kiss」で連載されています。(2016年12月現在)

漫画原作が実写化すると、原作ファンの方からするとイメージが違うなどと、問題になることも少なくありません。

しかし、この実写化はまさに大ブレイクしましたね。
以前話題になった「花より男子」などの実写化ドラマの後を辿るような、人気作品になるかもしれません。

1-2.あらすじ

物語を知らない方のために、ドラマのあらすじを説明していきます。

ガッキーこと新垣結衣演じる主人公:森山みくり(25)は大学院を卒業し、仕事にやる気はあるのに、職がない。
ひょんなことから、星野源演じる独身の会社員:津崎平匡(35)の家へ、家事代行として働きに行くことになります。

その働きぶりに感心した平匡と、誰かに必要とされたいみくりは、お互いの利害関係が一致し、なんと「契約結婚」という道を選びます。
一つ屋根の下、雇用関係で結ばれた二人が暮らしていく中で、だんだんと惹かれていくのに、すれ違うみくりと平匡。
いったい二人はどうなってしまうのでしょうか?

>>>続きは、公式ホームページへ

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http://www.tbs.co.jp/NIGEHAJI_tbs/

2. 逃げ恥の公式アカウントについて

2-1.公式アカウントの運用

「逃げ恥」はInstagram、Twitter、LINE、Facebookと4つのSNSでの公式アカウントの運用をしています。

今回は特にInstagramの運用について見ていきます。

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Instagramの投稿数は8話終了時時点で、すでに160を超えています。これは、他の公式ページの投稿よりもだいぶ多い投稿数です。

また、ハッシュタグもたくさん使用していて、新たなタグを公式アカウントから発信しています。
これを見たフォロワーが真似して同じタグをつけたりと、その影響力は大きいと思われます。

放送は週に1回と決まっている中で、SNSの投稿数を増やし、フォロワーの目によく止まらせるようにすることで、存在を主張することに成功していると言えるでしょう。

また、ドラマでは見ることのできないオフショットなどを公開することで、公式アカウントをフォローしている意義というものが生まれます。

いつもは見ることのできない、意外な姿見たさにフォローしてくれる人が多くなることは明確です。

2-2.ハッシュタグの広がり

公式アカウントの運用の成果もあり、逃げ恥のタグは非常に良く使われています。

後に説明する、「#恋ダンス」「#みくり飯」はもちろん、ドラマそのものの名前もタグに使用されています。

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「#逃げ恥」投稿数が60,000件以上、「#逃げるは恥だが役に立つ」約32,000件もの投稿があります。

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また、公式SNSアカウントから広がったとされる「二人がなかなか進展できず、見ている方がムズムズしてしまうがそれが胸キュンする」という意味の言葉『ムズキュン』

このタグに関しても、すでに10,000件近くの投稿数があります。(2016年12月現在)

3.視聴者を巻き込んだソーシャル戦略とは

2.の「ハッシュタグの広がり」で、少し紹介した恋ダンスや、みくり飯は視聴者をうまく巻き込んだ戦略が成功した例です。

実際に恋ダンスや、みくり飯がどのようなものなのかを、もう少し詳しく紹介していきたいと思います。

3-1.恋ダンスとは

皆さんは「恋ダンス」という言葉を聞いたことはありますか?

最初にも言いましたが、「逃げ恥」のエンディングでかかる、星野源さんの『恋』に可愛らしい振りをつけたダンスのことです。
YouTubeなどでは、恋ダンスをレクチャーする動画を出している人がいたり、踊ってみたなどの題名をつけて一般の方による動画が上がっていたり・・・。その人気は計り知れないほどです。

動画にあげなくても、若者の間では友達と一緒に覚えて踊ったりしています。まさにブームと言えるでしょう。

3-2.恋ダンスが人気の理由

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星野源のレーベルが、恋ダンスを様々な人に踊ってもらうために、「恋」の楽曲使用を90秒程度まで認めているのはご存知でしょうか。

一般的に踊ってみた、などの動画を出すときには、楽曲の著作権の問題などがあるのでそのままの音源は通常使用できません。

カバーされた音源などを使うことが多いのですが、いわば「恋」は90秒の間フリー素材として扱っていいということです。

誰でも簡単に音源を使えることが、恋ダンス人気を加速させた原因の一つだと思われます。

3-3.みくり飯とは

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専業主婦を仕事にする森山みくりは、もちろん毎日作るご飯も彩鮮やか、手が込んでいて、どこか暖かさがあります。みくり飯とは名前の通り、森山みくりが作る手料理のことです。

Instagramでは、このみくり飯を真似して作った料理を投稿する人がたくさんいます。

#みくり飯#逃げ恥キッチン などのハッシュタグでその様子を見ることができます。

TBSの公式サイトには、「逃げ恥キッチン」という名前で、コーナーが作られていて、クックパッドとコラボしてレシピを公開しています。レシピがわかるので、真似しやすいところがこのイベントのポイントですね。

3-4.視聴者参加型の利点

テレビ番組を例にとって考えると、今までの考え方では発信側が番組という形で一方的な発信をし続ける中で、視聴者さんに気に入ってもらおうというスタンスでした。

しかし、今回のドラマのように視聴者参加型のイベントを作ることによって、人気が出ることが最近は多くあります。

これは視聴者に限ることなく、サービスの消費者全体に共通することだと思います。今回大ブームとなった『逃げるは恥だが役に立つ』では、この視聴者が参加して、一緒に楽しむ事が可能なものが多くあったのではないでしょうか。

参加型のイベントを多く持つことによる利点は沢山あります。

例えば今回の話で言えば、「恋ダンス」を踊った一般の人が動画を何らかのツールでアップすると、その周りの友達やフォロワーが「恋ダンス」に興味を持ちます。

その興味を持った人たちが動画を撮りアップすることにより、さらに広い範囲で興味を引くことができます。芋づる式に興味が湧く人が増えていくことが見込まれます。それは、「みくり飯」の場合も同様です。

さらに、自分と近い人が発信したものだからこそ、大きな会社からの広告よりも興味を抱きやすいものです。このように、視聴者に参加してもらうことは自分たちだけでは不可能なアプローチになり、とても有効な手段といえるのです。

また、発信だけでなく、視聴者からの反応や返答を感じることができるので、視聴者の需要を捉えやすいことも大きいですね。

4.まとめ

今年の流行語大賞へのノミネートが期待?!、と世間を騒がせるほど人気が高まっている「逃げ恥」。世界的にも有名になった「PPAP」に続く大旋風を巻き起こしています。

物語の面白さだけではなく、見ている人を巻き込んだ上手なSNSの使い方にも工夫がされています。最近のテレビドラマから、学べることはたくさんありますね。

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