
10月26日(木)に「インスタゼミvol.1現役大学生に聞く!インスタ最新トレンド!〜インスタグラムをもっと知りたい!企業と若者を繋げる参加型勉強会〜」と題し、現役大学生を交えた参加型セミナーを開催しました。
最新のインスタグラムのビジネス活用術、インフルエンサー活用をこれまでの事例から解説し、後半では現役大学生に”イマドキ”のインスタグラム使い方についての質問をトークセッション形式で行いました。
当日のセミナー内容を一部ご紹介いたします。
目次
1.インスタマーケのプロに聞く!最新のインスタグラムのビジネス活用術
1985年生まれ、32歳。テテマーチ株式会社にて、インスタグラム運用支援システム「CAMPiN(キャンピン)」、大学生集団口コミサービス「P-conne(ピーコネ)」、旅人×Instagramの新しいプロモーション「Picruise(ピクルーズ)」、インスタグラム専門メディア「インスタアンテナ」を企画監修。その他、中小企業向けWEBコンサルタントとして、1000名以上の経営者とお会いし、様々な課題解決に取り組む。
1部では最新のインスタグラムのビジネス活用、インフルエンサー活用を紹介し、事例ごとのアプローチ方法の特徴について解説しました。
1-1.約2年間でのInstagram市場の変化
2015年6月頃
国内におけるインスタユーザー男女比4:6
国内における35~45歳のインスタユーザー8%
2017年9月の最新データ
国内におけるインスタユーザー男女比4:6
国内における35~45歳のインスタユーザー23%
約2年間でF2/M2層のユーザーが3倍に増えています
若者特化のSNSと呼ばれていたInstagramもこの2年間で幅広いユーザー層を網羅できるSNSとなりました。
1-2.インスタグラム上でどうプロモーションしていくか?
Instagramを活用してすぐ売り込むのではなく、自社の「こういう良さを知ってもらえれば」もっと購買につながるはず。という魅力訴求のストーリーを考えた設計が重要です。
ユーザー参加施策ではユーザー参加を通して、
- どのような訴求をしたいのか?
- そのユーザー投稿はユーザーが参加しやすいのか?
という、ユーザー視点での設計が重要となります。
1-3.インスタグラムを通して何を得たいのか
Instagramは、一貫した目的設定が重要です。
- 消費者ともっとコミュニケーションしたい。
- こんな一面もあるんだということを知ってほしい。
- 消費者が自社に何を感じているか知りたい。
など、何のためにInstagramを活用するかをきちんと設計するとよさそうです。
2.インスタのことは若者に聞こう!現役大学生が答える若者のインスタの使い方
参加者の方々から集まった質問をトーク形式で大学生が答える企画の一部を紹介します!
2-1.大学生にとってインスタ映えとは?
松重:最近、お洒落なカフェでの写真やウォールアート(壁に羽の絵が描かれているなど)の前で写真を撮ることがインスタ映えという言葉のイメージになっていますが、大学生にとってインスタ映えって何か決まりごとはあるんですか?
山菅:僕のインスタ映えのポイントは2つあって、”非日常感”と“いかに写真を加工するか”です。 正直、そこまで写真映えしていない被写体でも加工次第でインスタ映えを作ることが可能です。今って昔と違って携帯のカメラの性能がとても良くて、インスタグラムの写真加工機能でそれを素人が簡単にプロの撮った写真みたく編集することができるんです。必然的に写真映えって言葉が流行って、そこにインスタグラムというSNSがあったからインスタ映えって言葉ができたんだと思います。
松重:インスタ映えを撮るのではなくインスタ映えにするってこと?
山菅:どちらも言えます。
海谷:私は加工の手を加えなくても綺麗なのがインスタ映えだと思います。
日常や特別なイベントをおしゃれにして投稿して、自分と同じ趣味を持った友達と共有することで、学校や職場で投稿が話題になることを目的としています!
川又:自分と同じ趣味を持った友達と写真を共有して、そのコミュニティの中で自分がどれだけ充実しているのかを実は競っているところがあると思います。
例えば私は海外旅行が趣味なんですけど、インスタで海外旅行の写真をアップすることで共通の趣味を持った人との話のネタになりますよね!インスタにアップすることは話に花を咲かせるための種まきみたいなものだと思ってます。そして海外旅行好きのコミュニティの中で1番趣味を極めているのは私だ!とアピールするためにキラキラした“インスタ映え”の写真が必要なんです。
山菅:リア充という言葉とインスタ映えは同じニュアンスな気がします。
2-2.インスタグラム広告についてどう感じているか?
川又:興味のない広告については邪魔だな〜って感じます。
山菅:僕は全然気にしないです。興味がなければスルーすればいいだけじゃないですか?
川又:私の場合フォローしている人数が250人程度なので、その厳選された知り合いが投稿するタイムラインに広告があるとちょっと気になります。
山菅:僕の場合1000人近くフォローしているので、そもそも投稿自体を全て見なくて、興味のある投稿があった時に立ち止まる感じ。広告があっても1000人近くフォローしていると気づきません。
2-3.フォローしたくなる法人アカウントとは?
松重:まずは現役大学生ということで自分の大学のアカウントをフォローしている人いますか?
川又:私はフォローしてます。大学のアカウントをフォローして大学に関する情報を得たいのではなくて、知らないフォトスポットの情報を得て翌日足を運ことが多いです。広いキャンパスで”こんな場所もあったんだ”という気づきを与えてもらっています。
海谷:私はインスタグラムで大学のアカウントをフォローしていないですが、ツイッターのアカウントはフォローしています。在校生にとって必要な情報はテキストでの情報量が多いツイッターの方が向いていて、インスタグラムの情報はどちらかというと大学の雰囲気などを発信しやすいのかなって思います。
山菅:僕は就職活動の際にリクルートサイトへの登録と同時に自分の興味のある企業のインスタグラムアカウントをフォローしました。やっぱり、社内の雰囲気などを発信してくれると参考になります。そう考えると大学のアカウントって実はこれから進学を考える高校生にとっての方が需要あるかも知れませんね。
松重:そしたら次は企業のアカウントってフォローする基準てなんですか?
海谷:更新率が高いのと面白いアカウントという要素に加えて、学生を対象にしたユニークな割引があるとフォローしたくなります。でも投稿が広告ばかりではなくてインスタグラムというSNS本来の使い方に馴染んでいるアカウントが魅力的です。
山菅:飲食店であったら、料理の写真や店の雰囲気だけじゃなく、人が写ってたりすると好感を持てます。スタッフの裏側やお客さんが楽しんでいる様子など本来見えない部分が知れたりするとフォローしたくなります。
3.懇親会
懇親会ではセミナーの最中に聞くことができなかった質問や、大学生に対する些細な疑問などを自由に話すことができる場を設けました。
また、テテマーチで働くインターン生たちが持ち寄ったインスタグラムで流行りの話題となった写真”イマドキ写真”を展示しました。
4.まとめ
定期的に行なっているインスタグラムに関するセミナーに加えて現役大学生を交えた今回のインスタゼミではインスタグラムに関する些細な疑問に対して彼らのリアルな声が聞くことができました。SNSのビジネス活用という視点と一般ユーザーの視点のギャップを埋めていくことがインスタマーケティングを行う上で重要な要素の一つとなってきます。
参加者の皆様に新しい”気づき”を与えるクリエィティブな参加型イベントを目指して今後も開催していきますので、次回インスタゼミvol.2もご期待ください!