インスタグラムの効果検証にお悩み方は多いのではないでしょうか?広告を利用しない場合、直接購買をさせることや、外部サイトへの誘導も難しいインスタグラム。インスタグラムでいろいろな施策を試してみたいものの、どのような指標で報告すれば良いのかわからない方必見!
今回は特に、インスタグラムのキャンペーン施策に関するKPIの考え方についてご紹介します。
キャンペーンに限らず、インスタグラムにおけるマーケティング施策全般の基本的なKPIに関してまとめた記事はこちらです。
>Instagramの3つのKPIと、アカウント運用の大切な考え方
目次
目次
1.インスタグラムで計測できる数値について
まずはインスタグラムで計測できる数値についてですが、今のところ広告を除くアカウント運用で効果計測の指標となる数値は以下の3つです。
- フォロワー数
- エンゲージメント(いいね!と、コメント)
- ブランド関連のハッシュタグ
1-1.フォロワー数
Facebookのように、シェア的な拡散のないインスタグラムは自社アカウントのフォロワー数=リーチ数となります。1000人のフォロワーがいる場合、1回の投稿でリーチ出来るユーザーは最大でも1000となります。もちろん、投稿をタイミングよくすべてのフォロワーが見てくれるわけではないので、実際のリーチ数は最大値よりは小さくなります。
1-2.エンゲージメント
インスタグラムで取れるアクションは、Facebookや、twitterと同様にいいね!とコメントの2つです。毎日8000万枚もの画像が投稿され多くの情報が集まるインスタグラム内で、いいね!やコメントをもらえるということは、投稿を見てくれたユーザーの目に止まり、何かしらの感情を抱かせた証となるでしょう。
1-3.ブランド関連のハッシュタグ
インスタグラムの特徴の一つにたくさんのハッシュタグが有ります。自社ブランドと関連の高いハッシュタグのついた投稿の数もファンユーザーの数値として捉えることができます。最近ではフォトジェニックという言葉をよく聞くようになりましたが、ユーザーがソーシャルに写真を投稿したくなる環境をつくることも重要です。
フォトジェニックとは、写真映えのする被写体のこと。良い写真が撮れる対象。
2.インスタグラムアカウントのKPI
自社のインスタグラムアカウントの効果検証については、前述のフォロワー数、エンゲージメント、関連ハッシュタグの3点をKPIとして設定することがおすすめです。
- フォロワー数=ファン
- エンゲージメント=ファンの反応(興味を抱いた数)
- ブランド関連のハッシュタグ=ファンが投稿(クチコミ)してくれた情報数
インスタグラムのフォロワーを増やすことで、新作のリリース情報やイベント情報を多くのファンに流せるメルマガ代わりとしての活用や、投稿のエンゲージメントを見ることでファンはどのような見え方の情報を好むのかを知ることができるマーケティングツールとして活用できます。インスタグラムの自社アカウントを活用してファンとコミュニケーションをとってみませんか?
3.インスタグラムハッシュタグキャンペーンのKPI
特定のハッシュタグつきの写真を投稿するインスタグラムのハッシュタグキャンペーンは、自社アカウントのKPIとは別のKPIを設定します。まず、多くのキャンペーンの目的として掲げているのは、以下の2点となります。
- フォロワーの獲得
- ユーザー投稿(クチコミ)の促進
キャンペーンの参加条件の多くは、
- アカウントのフォローをする
- 特定のハッシュタグをつけてキャンペーンテーマに沿った写真を投稿する
となりますので、フォロワー増加とユーザー投稿の促進が見込めるのです。
では、キャンペーンのKPIについて見てみましょう。
- KPI.1 フォロワーの増加数=獲得できたファンユーザー
- KPI.2 投稿数=拡散されたクチコミ
- KPI.3 投稿に対するいいね!数=最小リーチ数
- KPI.4 キャンペーン参加者のフォロワー数=最大リーチ数
上記のような定義を踏まえ、キャンペーンを行うとわかりやすいかもしれません。以下、仮説を元にしたキャンペーンの効果測定例。
4.まとめ
今回は、インスタグラムのアカウントとハッシュタグキャンペーンにおけるKPIについてまとめてみました。インスタグラムは写真や動画でやり取りを行うソーシャルメディアです。活用の際に押さえておきたいポイントとして、下記3点をまとめました。
- フォロワーをいかに集めるか⇒ファンがフォローしたいと思う仕組みづくり
- 自社投稿の反応をいかに高めるか⇒ファンの好みを知る
- 自ブランドに関する投稿をいかに増やすか⇒ユーザーが投稿(クチコミ)したくなる仕掛けづくり
自社アカウントのフォロワーを集めることでメルマガ代わりのニュース媒体に活用したり、ユーザーの投稿を促進させることで自社商品やサービスのブランディング効果が見込めるでしょう。
以上、インスタグラムのアカウント運用の参考にしてみてはいかがでしょうか?