スマートフォンに自分のスケジュールをメモする人が多い中、手帳もまだまだ根強い人気があるのです。オリジナリティあふれる手帳の中身をinstagram に投稿する人が増えています。ユーザーたちがどんな投稿をしているのか、見ていきましょう。
目次
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1.なぜデジタル時代の今、手帳が人気に?
1-1.手帳が選ばれる3つの理由
① 自分で書くから記憶に残りやすい
紙の手帳は、自分で予定を書かなければいけません。勉強をするときも、読むだけよりも書いたほうが覚えやすい、と言われるように、自分の手を動かすことは記憶に残りやすいのです。ダブルブッキングを防ぐことにつながります。
② 自分好みにデコレーションできる
スケジュールアプリではフォーマットが決まっていることが多いですが、紙の手帳は余白がある場合が多いです。色ペンで自分好みにデコレーションしたり、空いているところに写真を貼ったり、自分だけの手帳ができます
③ 資料を保管できる
ほとんどの手帳には、内側にポケットがついています。なくしてはならない大事な資料や、持っていくのを忘れそうになる書類をポケットに入れておくと、使うときにぱっと取り出せて便利です。
1-2.スマホにはない手帳のよさ
例えば、いいアイデアがぱっと思いついたとき、仕事で大事な要件を急に言われたときに。スマートフォンで急いで文字入力をしようとしてもなかなか反応しなかったり、間違って文字を打ってしまい、あとから読み返しても訳が分からなったりしては困りますよね。
手帳なら、ペンさえ持ち歩いていればさっとメモすることができます。
また、紙の手帳は.バッテリーの消費を気にしないで使えるのも長所です。
2.「手帳会議」で自分にあった手帳を見つけよう
2-1.「手帳会議」とは?
手帳会議とは、元々は手帳好きな方が、手帳にまつわることを話合いするワークイベントが始まりでした。しかし、今の主流は、「ひとりで、次に使う手帳をどれにするか、どうやって使いこなすか、をじっくり考える会議」に代わってきています。
2-2.「手帳会議」はどうやってするの?
まず、自分が手帳に求めるのはどんな性能か、を書きだします。
デザイン、余白の多さ、軽さ、薄さ、ウィークリ式、マンスリー式、値段… など、仕事用とプライベート用をわけるなら、それぞれでどのような性能を求めるのかも、具体的に書き出します。
こちら も参考に。
2-3.みんなの手帳会議を見てみよう
自分の手帳会議を、SNSで公開する人も増えています。共有しあうことで、手帳会議をしている人同士で、情報交換にもなります。インスタユーザーたちは、手帳を買うまでの過程もSNSで楽しんでいます。
3.SNSで人気爆発の「ほぼ日手帳」
3-1.ほぼ日手帳の特徴は?
『なんでも書いてください
仕事のこと、遊びのこと
あなたの1日を、LIFEを、ほぼ日手帳につめこんでください』
(公式サイトより)
「ほぼ日手帳」は、「ほぼ日刊イトイ新聞」オリジナル商品として制作・販売される手帳です。
その特徴は、なんといっても、1日1ページ、自由に書くことができるところ。
種類も、文庫本サイズのオリジナル、オリジナルの倍、A5サイズのカズン、英語版のplanner、週間タイプのweeksの4種類があり、
用途によって好みのものを選べます。
3-2.ほぼ日手帳がインスタグラムに向いているワケ
インスタグラムに投稿されている手帳のなかで、ダントツに投稿数が多いほぼ日手帳。なぜユーザーはほぼ日手帳の写真をアップしたくなるのでしょうか?
その大きな理由は、「オリジナリティをアピールができる」ことです。
使い方は十人十色。決められた枠がなく、自由に書けるので、自分だけの使い方をアピールすることができるからです。
ほかの人の使い方を見れば、趣味が同じ人とつながれるし、いいな、と思ったものは気軽にマネできます。
そして、ほぼ日手帳は、180度パタンと開く、糸かがり製本が採用されています。
手で押さえつけなくても写真が撮りやすい、というのもインスタユーザーにはうれしいポイントです。
3-3.使い方は無限大!気になるインスタグラマーの使い方
ここで、注目すべきほぼ日手帳ユーザーのアカウントをご紹介します。
・かわいいイラストにほっこりするアカウント。
https://www.instagram.com/kobamutsu/
・野菜の色合いがきれいな主婦の家事ノート。
https://www.instagram.com/nu0203/
・シールやマスキングテープでオリジナル感を♪
https://www.instagram.com/kokko0501/
#ほぼ日手帳 で検索すると、いろいろな使い方をしているユーザーに出会うことができます。
4.他にもある!SNSに載せたい手帳
4-1.「週末野心手帳」
作家のはあちゅうさんと、ライフスタイルプロデューサー村上萌さんのプロデュースによる手帳。
自分の小さな野心(wish)をかなえていくというコンセプトのもと、「ウィッシュリスト」や「自己分析&ビジョンマップ」「2017年の野心」の書き込みなど、スケジュール帳としてはもちろん、目標を達成したり夢をかなえたりするツールとしても活用できる新しいカタチのダイアリーです。
(ディスカバー21サイトより)
女子に大人気で、青とピンクのかわいい表紙に惹かれる人続出。
2日で1ページという仕様になっており、毎週、週末やりたいことを書く欄があります。1日に4つずつある四角い枠は、食べたもの、うれしかったこと、など、自由に使えます。
4-2.「ワナドゥ手帳」
ワナドゥ手帳とは、趣味に特化した手帳。
カフェ、読書、映画、ゴルフ、旅行…など、自分の好きなことについて記録する手帳です。
2015年6月時点で、なんと55種類も販売されています。
写真をのせるスペースが十分に確保されているのでSNS映えはばっちり。
趣味の世界がもっと広がるかも。
4-3.「ジブン手帳」
バーチカルタイプのジブン手帳。1日にスケジュールが詰まっている人におすすめ。
次はなにをするのかが一目でわかり、スケジュールをわかりやすくチェックすることができます。
To do リストも活用すれば、仕事にも役立つかも。
インスタでは、隙間に絵をかいて楽しむユーザーもちらほら。
5.まとめ
デジタル時代の今でも、欠かせない存在となっている手帳。
ただ仕事の予定を書き込むだけでなく、日記を書いたり、デコレーションしたりした手帳をSNSで共有することによってもっと楽しさが広がります。
手帳だけでなく、自由度が高くカスタマイズできる商品は、ユーザーがインスタグラムに載せたくなるものです。
インスタグラムが主流になった今、ユーザー側がオリジナルの新たな使い方を発信し、それを企業がフィードバックしてもっと発展させる、そのようなケースがこれからもっと増えていくのではないかと感じます。