Jリーグが力を入れるインスタグラム~クラブアカウントでファンを増やせるか

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スポーツ業界でもインスタグラム熱が高まっています。今回はJリーグの各クラブのインスタグラムに注目し、インスタグラムの活用とファンに関係性があるのか、見ていきます。

1.Jリーグ公式アカウントの活用ポイント

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Jリーグの公式Instagramは、2015年8月13日に初めて投稿されました。クJリーグのラブ名や選手名、スタジアム名などに多数のハッシュタグを用いて投稿しています。熱心に取り組んでいると感じる、3つのポイントを紹介します。

1-1.フォロワー数の増加を選手の写真で表現

選手の背番号を使い、写真を加工してフォロワー数を示しています。フォロワー数に関心があること、またそれをアピールすることからも、Instagramへの熱意の高さが伺えます。

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1-2.昔の写真を巧みに利用

数は多くありませんが、特徴的な投稿がありました。

かつてJリーグで活躍した選手を投稿

Jリーグにいた頃の本田選手と吉田選手の写真です。現在は海外で活躍する二人ですが、以前はJリーグの同じクラブでプレーしていました。その二人が日本代表として豊田に帰ってきたという写真です。

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こどもの日に合わせた投稿

こどもの日に投稿されたこちらの写真。槙野選手の幼いころの写真と、現在の写真を並べたものです。貴重な写真を選手本人から頂いているようで、各投稿のコンセプトをしっかり練っている印象を受けます。

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1-3.ファンの投稿を促すハッシュタグ

#J撮り」をアピールし、ファン・サポーターの投稿を促しています。元々はファンの間で広まったハッシュタグでしたが、公式サイトにまとめページを開設し、公式アカウントでも紹介することで、より多くの投稿が行われるようバックアップしています。公式アカウントから「いいね!」を押してもらえるかもしれない、というのもファンにとって楽しみかもしれません。

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2.Jリーグクラブのインスタグラムアカウントまとめ

2015年、2016年J1所属クラブのインスタグラムアカウントをチェックしてみましょう。

クラブ インスタグラムアカウント 投稿数 フォロワー数
ベガルタ仙台 https://www.instagram.com/vegaltasendai/ 229 4,580
モンテディオ山形    なし
鹿島アントラーズ    なし
浦和レッズ https://www.instagram.com/urawaredsofficial/ 1,323 28,114
柏レイソル https://www.instagram.com/kashiwareysol_official/ 239 5,641
FC東京 https://www.instagram.com/fctokyo_goods/ 374 7,343
川崎フロンターレ https://www.instagram.com/kawasaki_frontale/ 303 16,440
横浜F・マリノス https://www.instagram.com/yokohamaf.marinos/ 1,043 16,029
湘南ベルマーレ https://www.instagram.com/shonan_bellmare/ 170 2,385
ヴァンフォーレ甲府    なし
松本山雅FC    なし
アルビレックス新潟    なし
清水エスパルス    なし
名古屋グランパス https://www.instagram.com/nagoyagrampus/ 174 5,471
ガンバ大阪 https://www.instagram.com/gambaosaka_official/ 79 16,053
ヴィッセル神戸    なし
サンフレッチェ広島 https://www.instagram.com/sanfrecce.official/ 74 7,755
サガン鳥栖    なし
大宮アルディージャ https://www.instagram.com/ardija.official/ 2,473 5,988
ジュビロ磐田    なし
アビスパ福岡 https://www.instagram.com/avispaf/ 104 4,386
※2016/6/9時点

21チーム中Instagramアカウントのあるクラブは12チームとなりました。これら12チームの本拠地は宮城、埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知、大阪、広島、福岡といずれも人口の多い地域という共通点がありました。イングランドプレミアリーグと比べると(参考:プレミアリーグから探る。インスタグラムアカウントの投稿数とフォロワー数の相関関係。)それぞれのクラブレベルでは、インスタグラムの運用が進んでいないようです。

3.J1クラブ入場者数まとめ(2015)

2015年J1クラブのホームゲーム入場者数を見てみましょう。

クラブ 入場者数 平均
ベガルタ仙台 253,705 14,924
モンテディオ山形 170,518 10,030
鹿島アントラーズ 279,185 16,423
浦和レッズ 658,668 38,745
柏レイソル 185,609 10,918
FC東京 489,336 28,784
川崎フロンターレ 356,976 20,999
横浜F・マリノス 411,759 24,221
湘南ベルマーレ 207,539 12,208
ヴァンフォーレ甲府 192,042 11,297
松本山雅FC 285,992 16,823
アルビレックス新潟 372,908 21,936
清水エスパルス 251,644 14,803
名古屋グランパス 276,082 16,240
ガンバ大阪 271,984 15,999
ヴィッセル神戸 276,512 16,265
サンフレッチェ広島 278,499 16,382
サガン鳥栖 228,644 13,450

入場者数が最も多いクラブは「浦和レッズ」で658,668人でした。平均入場者数が2万人を越えるクラブは浦和レッズ、FC東京、川崎フロンターレ、横浜F・マリノス、アルビレックス新潟の5つでした。

4.インスタグラムアカウントの運用でファンを増やせるか

クラブがインスタグラムを運用することでファン(入場者数)を増やせるのかを考えたいと思います。先ほどあげた入場者数TOP5のうち、4つのクラブはインスタグラムを運用しています。しかしこれらのクラブは東京という大都市圏に近く、多くの人が足を運びやすいという点が大きな要因として関係しているように思えます。

数値では見えない効果があるのではないか

そもそもアカウントを運用しているクラブが都市に集中しており、運用していないクラブが多いため、アカウント運用とファン(入場者数)に密接な関係があるかは分かりません。そもそも入場者数やフォロワー数だけでその価値を判断するというのは安易ではないでしょうか。様々なプロモーションを同時並行して行っている以上、明確にそれぞれの要素を分解して成果を考えるのは難しくなっています。

プレミアリーグで全てのクラブがアカウントを所有していることや、Jリーグオフィシャルがインスタグラムに力を入れていることを考えると、今後クラブ単位でのアカウント運用も進んでいくと思われます。その際、クラブごとの運用の違いが何らかの結果として表れるのではないかと思います。

5.まとめ

Jリーグ公式アカウントの取り組みや、各クラブのアカウント運用状況を見てきました。サッカー界においてインスタグラムの活用は今後増えていくと思われます。本当に価値があるのは、単純なフォロワー数ではないでしょう。好意をもったファンを増やすことにこそ意義があります。

それは企業にとっても同じで、ただフォロワー数を増やすのではなく、好意をもったファンを増やし、ファンがまた情報発信していくことでブランドが作られていきます。定量的に効果測定していくのは難しいですが、運用する価値はあるのではないでしょうか。

※各種データは2016/6/9時点のものになります。
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